嫉妬にウンザリした人生の野暮用

昨日は有楽町の国際フォーラムでセミナーに講演参加。
「トークバトル」というのもありました。
いちばんウケたやり取り。
司会者「過激な発言をされていて、どこかからクレームが来たことはありますか?」
私「不動産屋さんからはありませんね。ただ、特定の個人さんから掲示板サイトなどに『ないこと』をたくさん書き込まれています。その方、私がブログを更新する度になにがしかの悪口を書き込まれているようです。私のことをすごーくお嫌いみたいなのですね。嫌いだったらわざわざ見に来なくてもいいのに、と不思議で仕方がないのですけど」
司会者「嫌い、嫌いは『好き』の内なのでしょう」会場爆笑。

木曜金曜と、人生の野暮用で京都にいました。
すごく疲れた後で、昨日のセミナーに客演。
まあまあ、いつものとおりこなした後に「トークバトル」。
なかなか楽しかったですよ。私の本はあまり売れませんでしたけど。

ここ数日間で私が怒り、悲しみ、心を暗くしたのは「嫉妬」。
私の心をメラメラと燃やしたのではなく、他人からのそれ。
人間のもつ劣情の中でも、最も歪んだ精神病理ではないでしょうか。
さらに、それを抱く当人はまった自覚していません。

私は「嫉妬」という感情は人間のもつもっとも邪悪な一面だと思います。
だから、自分では努めてそういう暗黒面に走らないように
意図的に精神を調整しているつもりです。
何よりも、私は「自分がいちばんエライ」と思いこめる「ナルちゃん」です。
だから、他人を羨むことがほとんどない人生を送ってきました。
嫉妬に狂うくらいなら「ナルちゃん」でいた方がいいと思っています。

だからかどうか、他人から自分に向けられる嫉妬にはすごく鈍感。
このお話、何回か前にも書いたような気がします。
「またか」と思う方はスルーにしてくださいね。
このブログは私の好きな事を書くために続けているので、あしからず。

私は、今さら世間からチヤホヤされたいとは思いません。
というか、すでに勿体ないくらいにチヤホヤされています。
昨日も、セミナーの主催者側から「榊さんのおかげです」と、
こっぱずかしいばかりにチヤホヤされてしまいました。
私のところにやってくるメディアも、一生懸命ヨイショしてくれます。
まあ、私にしゃべらせなければいけませんから(笑)。

私は、小さい時からずっと他人にチヤホヤされ続けてきた気がします。
だいたいが「お人好し」なので、それを半ば本気で受け取るタイプ。
だから自分が「いちばんエライ」と思い続けた人生です。
逆に、チヤホヤされない人の心情がよく分りません。

ここ数日の体験を私なりに分析すると、私がチヤホヤされた陰で
ずっと地味に生きてきたお方の嫉妬が爆発したように思えました。
しかし、儀式が終わってみればまたしも私がチヤホヤされる結末。
私は地味に生きているつもりでも、結果はいつもそうなりがち。

「私は何度も人生の修羅場をくぐってきました」
四半世紀ぶりに会った親戚のおっちゃんにそういうと
「お前の顔を見たらそんなことは言わんでもわかる」
なんて言われてしまいました。
私の顔には、そういう「履歴」が刻まれているのでしょうか(笑)?

30年ぶりに会った従姉のおねえさんが、1歳くらいの頃の私の写真を見て
「ママやん」(今もそのままだよ)とおっしゃいました。
1歳の頃から、世の中に向かって文句をいいたそうな顔でした。
私から見れば風貌は今と全然違うのですが(笑)。

特に大したことは何もしてこなかった人生です。
これからも大事を成すような人間ではないし、野望もありません。
昨日は「不動産業界の中心におられる榊先生」なんて
言われましたが、全然違います。
端っこの方でおとなしく文句を言っているだけ。

「榊さんのブログをいつも楽しみに読んでいます。それだけ申し上げたくて」
昨日、そうおっしゃって下さったご夫妻がいらっしゃいました。
ありがとうございます。
これはチヤホヤよりも本気度の高い褒め言葉だと思いました。
はたまた「私、榊先生と同じ塾員です」という方もいらっしゃいました。
拙著にサインするときに「塾員ですから・・君」と書いて下さい。
何十年かぶりに慶應義塾の美風を思い出しました。

話を少し変えます。
1月頃に「香港のテレビ局から取材を受けました」とここで書きました。
「3月に放送します」と言われていたのですが、その後連絡なし。
きっとボツになったのかしら、と思っていました。
テレビ局の場合は、そういうことがしょっちゅうありますから。

でも、4日前に私のところに香港最大手の
新聞社の記者さんが、私の事務所に取材でやってきました。
「私は榊さんをテレビで見ましたよ。あとでアドレスを教えます」
といって、そのあときちんとメールを送ってくれました。

programme.rthk.hk/rthk/tv/programme.php?name=tv/thisweek2014&d=2015-03-24&m=episode

3月24日放送だったそうです。27分頃からが私のでているところ。
私の声は一部しか入っていません。あとは広東語の吹き替えとテロップ。
なんとなく言っていることは分るはず。

そして、今度は香港の大手新聞の一面にデカデカと記事が出るとか。
これでもう、「榊淳司」は香港でも有名人・・・なんて(笑)。
香港で名が知れても、別に何か得することはありません。
このブログで自慢するのがせいぜいですね。

いやはや、しかしこの3日は疲れました。
体力的というか、精神的に。嫉妬にはウンザリ。
本音でいえば「こんなつまらない人間に嫉妬するなよ」。
人生の厄介ごとがまたひとつ増えた気がします。嗚呼。

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いつものとおり、ゆったりとやることになりそうです。

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2015/6/14 15:58 Comments (5)

5 Comments

まろたんさん、こんにちは。

来年の総選挙、いかにもありそうです。
再来年は消費増税ですから。
安倍君、去年の総選挙でいい思いをしています。
「選挙なんか怖くないぞ」という気持ちでしょう。
それに、民主はダメダメ状態。
また、共産党が躍進しますね。
でも、テーマがありません。
それこそ、お待ちかねの「憲法改正」でしょうか。
楽しみですね。

ごきげんよう。 榊淳司

2015/06/16 10:29 | by Sakaki Atsushi

榊さま。

「民主党は、日本の国にとって良くない」

橋下徹が、安倍晋三との会談後ツイートしたそうですね。
ここまでコケにしますか、されますか。(笑)
ここに至ってハンパな物言いでは、男を下げるだけですから。
「ハシモト・バズーカ」。まさに千両役者ですね。

安倍晋三と橋下徹は、ずっとウラで通じていたんでしょう。
だから公明党も「グズって」いられなかったのでしょうか。
ま、これで決まり「正面突破」です。
コケにされた民主党のセンセイがた、どないすんの、ですね。

果たして、維新は割れるのでしょう?
で、民主にくっついても、どうなんでしょうか?
憲法改正の国会動議も、一歩前進したような。

来年、衆参同日選はアリでしょうか?
選挙テーマとして何を建てるかにも依りますし、
景気の動向にも依りますが、このままでは、
「地滑り」的な結果になるような。

で、安倍晋三の、大笑いでしょうか?
笑うと、けっこう憎めない顔色してますから。
責めにくいですよね、安倍晋三は。(笑)

ご多忙中、失礼しました。

ごきげんよう。

2015/06/16 08:35 | by まろたん

榊さん紹介の動画サイトをジックリ拝見。そして、それを自分のFacbookにアップしました。そこに書き込んだ文章が下記・・・
********
香港のテレビの「視点31」と言う番組の動画です。「日本楼市」と言う特集が取り上げられています。50分の番組でして20分から38分までがそうです。まずは大久保のマンションが紹介されます。新宿駅までは歩いて十数分。600平方呎(60㎡弱)で5500万円。香港ドルだと300万チョイ。購入してるのは60%が外国人。購入検討者の香港人の意見は新宿駅が近くて、香港でいえば尖沙咀の物件と言ってもよい。それが340万HK$・・香港より相当安い。香港のマンションは平方呎単価は1万HK$以上。東京だと3・4000HK$。3分の1だ。福岡のマンションも出てきます。2014年7月2000万円は152万HK$だったが今は132万HK$。次は香港在住経験のある広東語ペラペラの奥山千香子さんが登場。彼女は香港人に東京の不動産を案内する仲介業者。タタミの部屋のある家も紹介。タタミは榻榻米と表記します。東京の不動産はバブル絶頂期の4分の1。・・・香港人も日本の不動産を買い始めてる、いや、既に相当買ってるのかも・・榊淳司さんのブログで紹介されていた動画サイトは下記です。http://programme.rthk.hk/rthk/tv/programme.php?name=tv/thisweek2014&d=2015-03-24&m=episode
*******
大久保のマンションが何なのか気になります。

2015/06/16 08:28 | by 井上@打浦橋@上海

まろたんさん、こんにちは。

はい、疲れています。
でも、2日間私用で休んだので、今日は家で原稿を書いています。
嫉妬ブタね。顔も体型もブッサイク。心はビョーキ。
最近、ちょっとおとなしめですけどね。

ロスジェネが貧困老人になる頃には、
私は後期高齢者ですね。まろたんさんは・・・・

私は消費税法案がいつ出てくるのか待っているのですが、
出てくる気配すらありませんね。
どうなっているのでしょう?
安倍君のすっとぼけ?

まあ、お神酒を召しながら考えましょう。

ごきげんよう。 榊淳司

2015/06/14 18:52 | by Sakaki Atsushi

榊さま。

エライ、お疲れのようで。
嫉妬の書き込みとは、いつぞやの、あの「嫉妬ブタ」ですか?
名前は忘れましたが、タワマン暮らしの「ぶっさいくな」ブタ。(笑)

藤田孝典=ふじた・たかのり。
と言う人の、今月の新刊本「下流老人」と読みました。
副題として「一億・総老後崩壊の衝撃」と。

著者・藤田さんは33才。NPO「ほっとプラス」の代表。
他に、どこぞの私大の客員教員とか、エトセトラ。
このNPOの主な活動は「生活困窮者の支援」と。
ま、12年間継続して、やっているというので読んでみたわけです。

ま、内容としては、特筆すべきものはありません。
生活保護水準未満の老人=下流老人が相当割合いると指摘。
生活保護を受給できるのですが、受給していないと。

これは現状ですが、近未来、こういう人びとが激増する。
いわゆる「団塊ジュニア=ロスジェネ」世代が、その予備軍。
そのとき、ニッポンは「継続不能社会」になる。
つまり「崩壊する」と。

ま、関係する統計数値をみれば、大枠で頷けます。
で、解決策は、と言うことですが「国家頼り」なんですね。
で、ここで「待てよ」と思う。それはムリだろうと、ね。

私も高齢者のひとりです。まもなく妻も。
平均余命からすれば15ー20年。
それなりに自助自立の準備はしておりますが、安心感なし。
ま、同世代の大部分も、似たり寄ったりのようです。

今から15ー20年。
「逆流」の中、さらなる「自衛」が。
と、まあ、気を引き締めつつ、今生の御神酒を、グビっと。(笑)

派遣法改正と安保法案は、強行突破でアガリ、ですね。
も、こんなことで「いちびってる」場合じゃないと。

このところ「グラリ」と揺れること多し。
そのたんびに「ひや」っと。心臓にわるいですなあ。

ごきげんよう。

2015/06/14 18:38 | by まろたん

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