「ホラ吹き 対 嘘つき」の米大統領選挙

アメリカの大統領選挙が、どうやらトランプ対ヒラリーになりそう。
まあ、いってみれば「ホラ吹き」対「嘘つき」ですね。
トランプのホラ吹きは、ただのアホに見えます。
ヒラリーの嘘つきはビョーキではなく、ミスのごまかし。
国務長官時代に、ライバルのオバマに自分のやっていることを
知られたくないために私的メールを使ったのを、嘘でごまかしている。

政治家というのは、少なからず嘘つきだとみな思っています。
真っ正直であれば、政治家にはなれないでしょうね。
私は昔、真剣に政治家になりたいと思っていました。
今ではゼンゼン。あんな割に合わないモノはない、と思います。

その昔、姫路市の現役市長がディフェンシブな選挙戦をやっていました。
投票日の前日、運動の時間が終わるとこういったそうです。
「ああ、終わった。これで明日からビンボー人にアタマ下げんでもええ」
それは、スピーカーを通じてそのまま街頭に聞こえてしましました。
もちろん、その現職市長は落選しました。
アハハ、これが政治家の本音。票が欲しいだけですよ。

私は20歳の頃に政治家になりたいと思いましたが、
その頃は実に単純に「この国を変えなければ」と考えていました。
でも、大半の政治家は「権力」を得たいがために政治家になります。
多くの人が「ホイホイ」言ってくれるのが快感なのですね。
人間は基本的に「エラそうにしたい」本能があります。

あと「目立ちたい」というのもあるのでしょうね。
私は政治家になりたいと思っていましたが、目立つのは苦手でした。
そりゃ、必要なら多くの人の前で自分の考えを言いました。
しかし、それはつい最近までは苦手な科目でした。

10数年前でしょうか。私は社員を何人か雇っていました。
新卒で採用したナイスガイがいました。彼は数年で主軸に成長。
ある日、「結婚します」と告げられました。
その時、私は心から彼を祝福しました。そして言いました。
「頼むから、結婚式の主賓挨拶だけは勘弁してくれ」

まあ結局、させられました。ちょっとほろ苦い思い出。
さほど、人前で喋るのは好きではありませんでした。
でもまあ、やらされれば並み以上にやっていたと思います。
「俺はエライ」という、根拠のない妙な自負がありましたから。

ここ数年、筆名である「榊淳司」で活動するようになり
「人前」に出ることが多くなりました。「人前」どころか全国放送も。
最初は緊張しましたが、最近はゼーンゼン、平気。
でも、自分が目立ちたがり屋になったとは思いません。
求められれば出ていきますが、自分から売り込んだりしません。

トランプ君は、何が目的で大統領選挙に出てきたのでしょう。
お金なら、もう十分にあるでしょ。
どう考えても、1国のリーダーであるというだけでなく
世界に対して責任を果たすアメリカ合衆国の大統領に
ただの金ぴか不動産屋の自分がふさわしいと思っているのでしょうか。
彼は、単純に脚光を浴びていたいだけではないですか?

一方、政治屋のプロはヒラリー・クリントンですね。
彼女は、歴史に自分の名を残したいのだと思います。
自分ほど大統領にふさわしい人物はいない、と確信しています。
彼女にとっては、旦那であるビルでさえ「道具」だった・・・

そう考えれば、「ホラ吹き対嘘つき」の戦いは、茶番です。
思い出しましょう、7年前。オバマ対マケインでした。
あの時のオバマは「政治家」でした。理想を語りました。
アメリカ中が、彼の理想に熱狂しました。
ハッキリ言って、「アホかいな」の世界でしたね。

オバマ君は、結局ただの理想主義者でしかありませんでした。
マケイン君が大統領になっていれば、南シナ海でも
ウクライナ半島でも、変化は起きなかったと思います。
キューバは、閉鎖国家のままだたでしょう。
パリやベルギーでのテロを回避できたかもしれません。

政治は現実です。
ただ、「目立ちたい」、「エバりたい」という人が
政治家としての高いポジションに就くべきではありません。
理想ばかり言う人も、避けるべきです。
我利我欲を追及する人は、最悪ではないでしょうか。

さて、話は多少変わりますが、昨日の日銀発表。
ハッキリ言って、拍子抜け。あははは。
黒田君、ちょっと苦しそうです。
まあ「手詰まり」でしょうか。
しばらく、円高株安が続きますね。
マンション市場も軟調傾向だと思います。
多分、秋までは何もなし。選挙次第というとこですね。
今はただ、「事件待ち」。

さて、先日開催した「売却相談会」がそれなりに好評だったので、
2回目を開催することにいたしました。
開催日以外の中身は第1回と同様です。
あえて予約制といたしませんので、
少しお待ちいただくことになるかもしれません。
簡単な茶菓などご用意しておりますので、どうぞお気軽にお越しください。

5月21日 榊淳司の不動産売却ご相談会

を開催することにいたしました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
会場はバリ島不動産セミナーと同じところ。

開催日時:5月21日(土)12時~17時
開催場所:セトル 4階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)

5月21日土曜日の12時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。

「榊淳司のお奨めマンション速報」

購読料 1ヵ月 1,590
※購読料金のお支払いはクレジットカードのみとなります。お申込みは コチラから  次のページの右下「カートに入れる」をクリックしてください

メルマガ


2016/4/29 0:51 Comments (4)

4 Comments

榊さま。

今日は夏日でした。当地は。
ウチから徒歩10分。県立図書館があります。
5月の緑したたる中に建っております。

3回目の訪問でした。
じっくり館内を回ってみました。
さすがに県立です。蔵書など全てに充実しております。
日曜日にも拘わらず席は3割くらいしか坐っていません。
7割がたは空き。ゆったりとした空間。なんともリッチ。

私が年間購読しています月刊誌が全て置いてありました。
もう年間購読は更新しません。
浮いたお金は他に使いましょうと。
私は本屋のセガレですから図書館が好きなんですわ。

さて。
「すまい給付金」の申請書一式、準備しました。
明日、提出します。
たしかに、この給付金、知っている人は少数でしょうね。
こんなのが多いような。この国は。

家の片付けは、ほぼ完了しました。
あとは微調整のみ。
あーあ。きつかったー。(笑)
年齢的にギリギリでしたね。遠隔地移住は。

西部戦線、微調整のみ。(笑)

ごきげんよう。

2016/05/01 18:44 | by まろたん

まろたんさん、こんばんは。

「すまい給付金」って、ほとんど使われていません。
つまり、低所得者は住宅を買っていないのですよ。
また、制度を知らないから、買っても使っていない。
よかったではないですか、金30万円。
金100万円の税金取られるよりも1億倍マシです(笑)。

今日は東京も晴れています。
もうすぐ5月ですね
光陰矢のごとし。

民主主義は最悪です。
でも、本当にこれに代わる制度はありません。
特に、今の日本には。
政治家は、低いレベルに合わせるしかなし。
まあ、ポピュリズムは避けられませんね。

うららかに、うららかに。

ごきげんよう  榊淳司

2016/04/29 10:53 | by Sakaki Atsushi

榊さま。

たまたま。偶然のことなのですが。
「すまい給付金」なるものが、お上からもらえるそうで。
私はまったく知らんかっとんテンでしたが。
榊さまは御存知のことかと。

ウエスタンのマンションは、女房単独名義です。
で、女房は低所得者ですから「すまい給付金」に該当すると。
私と共有にしてたら、アウト!でした。
たまたまですわ。「狙った」わけではなく。

「金・三〇萬円也」
坊主ならぬ「低所得者マルモーケ」。(笑)
ついでに固定資産税もナントカ・・・。(爆)

失礼しました。
ごきげんよう。

2016/04/29 06:08 | by まろたん

榊さま。

ずーとむかしのこと。
或る作家が衆議院選挙に出ました。が落選。
そのあと、この作家、或る自民党議員と対談し、
こんなやりとりが。

自民党議員が言う。
「ちょっと、手を見せて下さい」
その作家、手を見せる。
自民党議員、その手を見て言い放つ。

「ああ、これでは落ちる。握手・握手・握手で、
手がグローブのようになるくらい握手しなきゃー」と。(笑)
ま、これが民主制に於ける選挙の実相でしょう。

別の或る議員が言っておりました。
「選挙は燃える。血がさわぐ。これがたまらん」
みたいなことを。あーあ。

「オトコ、ドあほう、甲子園!」かあー。(笑)

榊さまの御説のとおり。
「民主主義なんてえー」ですけんね。(笑)

我ながら、書いててイヤになってきたわオー。わオー。
失礼しました。

ごきげんよう。

2016/04/29 02:47 | by まろたん

RSS feed for comments on this post.


Leave a comment

※こちらへ書き込みいただいたコメントは、承認後全て表示されます。
マンション購入に関する個別相談等こちらへ表示させたくない場合は、
専用フォームからお願いいたします。