中国経済の崩壊は世界大乱の導火線

世間は参議院選挙一色ですね。
こういうときは別の話題をするのがこのブログです。
まずは「本業」のマンション市場について。

今月に入ってから神奈川方面と品川、目黒を回りました。
もうハッキリと「不調」が表れています。
神奈川は元から郊外なのでずっと不調でしたが
品川あたりまで動きが急速に鈍化しています。

いつも書くことですが、マンションの売れ行きは
ある程度株価の動きと連動しています。
特に都心と田園都市線はシンクロ度が高いですね。
株価はここのところ一進一退で、どちらかと言えば下げ基調。

日本経済にとって唯一と言っていいほどの明るい材料だった
中国人観光客の「爆買い」は、すっかり低調だとか。
インバウンドの数自体は増加基調のようです。
街を歩けば、中国人も目立ちますが白人系も多いですね。

都心の新築マンション市場では、中身がスカスカになっていますから
特に目立った「外国人買い」が見られなくなっています。
その代り、民泊用に中国人が中古マンションを買い漁っているとか。
これも一時的なムーブメントに終わりそうですが。

英国のEU離脱による金融不安もかなり心配ですが、
お隣・中国の「なりふりかまわぬ」ハードランディング阻止と、
めちゃくちゃになってきた南と東シナ海での軍事行動が
日本にとってはもっとも不安要因です。

12日にはオランダのハーグで仲裁裁判所の判決が出ます。
これで一気に世界世論は「悪玉中国は手を引け」となるはず。
距離と取り始めたイギリスやドイツは一層冷淡になるでしょ。
まあ、嫌われ者になるのは慣れている国

別にそんなのは習君にとって蚊に刺された程度だと思います。
それよりも内政の失敗を反対派に突かれて失脚するのが悪夢。
香港の民主化運動を力で抑え込もうとしているのは、
逆説的に考えれば危機感の表れです。

しかし、今の中国は内部崩壊しないことには崩れません。
なぜなら、この「和平演変」をやるには千載一遇のチャンスに、
オバマ大統領はいっさい手を出している気配を感じません。
首脳会談でちょっときつめに文句を言うのと、
南シナ海に軍艦を走らせる程度の対応しかしません。

中国と言う国は、実にしたたかです。
80年前、蒋介石の夫人である宋美齢はアメリカの社交界で
華麗に活躍して「日本悪玉論」の世論を固めてしまいました。
それは結局、日本がアメリカとの戦争に追い込まれることにつながります。

今また、中国はアメリカの大統領を個人的に籠絡しています。
オバマ大統領のミシェル夫人は大の「日本嫌い、親中国」。
中国のエージェントによって完全に取り込まれてしまっているのです。
困ったことに、次期大統領として有力なヒラリーなんて、
もしかしたら中国のエージェントそのものかもしれません。
中国系の団体から巨額の資金援助を受けています。

アメリカの軍部やCIAはそのことにいら立っています。
ただ、この話をもう一歩進めると、インチキ臭い陰謀説みたいに
なってしまうので、この辺でやめておきましょう(笑)。
ともかく、今の中国はアメリカを半分舐めています。

ましかし、アメリカが手を出さなくても中国経済は崩壊間近。
その世界経済に与える影響はリーマンの数倍で済むかどうか。
現在起こっているのは
1 外国への資金逃避
2 人民元のジワリ安と外貨準備の激減
3 国有企業はデフォルト寸前
4 主要都市不動産は部分的に超絶バブル
5 格差社会の絶望的広がり

まあ、他にも挙げればきりがありません。
この中で、最も起こりそうなのは国有企業や金融機関のデフォルト。
あの国の民衆は、恐ろしくエントロピーの法則に忠実です。
「銀行に預けてある金が下せない」となると大混乱するでしょう。

それはもう、13億人が右往左往の大騒ぎ。
政府は混乱を押さえるために通信遮断に踏み切るでしょう。
ネットも電話も使えない状態にしてしまうのです。
そしてテレビとラジオで人民に平静を呼びかけるはず。

「中国で預金封鎖、ネット遮断」なんてニュースが
世界中を駆け巡ると、そのときこそ世界の株価は大暴落ですよ。
リーマンショックと東日本大震災を足して3を掛けたほどの
激震が日本を襲います。

怖いもの見たさです。
そういう世界の歴史に残る大混乱を生きているうちに見てみたいもの。
「お前の商売もあがったりになるやろ!」
左様でございます。まず、私も食えなくなるでしょうね。
世の中、マンションを買うとか売るどころの話ではなくなりますから。

アハハハ。
私、そういうことにあまりビビりません。
平和な時代にジリジリ収入が減るのは怖いのですが、
乱世がやってくるのは大歓迎。
私って「平時の能吏よりも乱世の奸雄」にあこがれるタイプですから。
まあ、もうエエ歳ですから大したことはできませんけどね。
見物くらいはさせてもらえるでしょう。

お知らせです。
我が盟友である如月正雄氏は、かつて
『榊淳司×マンション市場調査員如月正雄の
首都圏マンション立地 エリア別総合評価集』
とうレポートを当研究所から刊行されていました。
しかし、このマンションブームによって本業が多忙化。
ここ数年はほぼ「休眠」状態でした。

しかし今回、この都心バブルに惑わされない
「立地評価の偏差値化」という前人未到のマーケティング手法を開発。
つまり、都心各区の町丁別に資産価値を偏差値化。
市場全体がバブルやその崩壊を経ても、
明解な偏差値という指標で資産価値を評価できる
新発想のレポートを開発してくれました。
その第一号が「新宿区」。
このエリアでマンション購入をご検討されている方は
ぜひご参照ください。
価格は彼にマーケティングを依頼する価格の数十分の1です。

榊淳司×マンション市場調査員如月正雄の
23区新築マンション町丁別相場偏差値
新宿区編
価格 3,590

さて、私とはかねてより友好関係にある
「ウチコミ」さんがセミナーを開いてくれることになりました。
テーマは

『これからの不動産投資の選択肢』
~海外不動産を視野に・日本と東南アジアでの投資を考える~

日時 8月6日(土)
場所 東京国際フォーラムガラス棟G510

今回はバリ島ではありませんよー(笑)。
私の講演の後、カンボジアの不動産を紹介するプログラムがあるそうです。
でも私、カンボジアのことは何も知りませんので、
お話しするのは『これからの不動産投資の選択肢』まで。

参加は「無料」。どうぞご参加ください。
ただし、定員は50名とやや少なめ。
早めにお申し込みくださいね。

7月23日 (土)榊淳司の不動産売却ご相談会

を開催することにいたしました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
会場はバリ島不動産セミナーと同じところ。

開催日時:7月23日(土)13時~17時
開催場所:セトル 4階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)

7月23日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。

「榊淳司のお奨めマンション速報」

購読料 1ヵ月 1,590
※購読料金のお支払いはクレジットカードのみとなります。お申込みは コチラから  次のページの右下「カートに入れる」をクリックしてください

メルマガ


2016/7/11 13:27 Comments (0)

コメントはまだありません

No comments yet.

RSS feed for comments on this post.


Leave a comment

※こちらへ書き込みいただいたコメントは、承認後全て表示されます。
マンション購入に関する個別相談等こちらへ表示させたくない場合は、
専用フォームからお願いいたします。