再燃するか、中国人の不動産爆買い

「米中対決」という図式は、どうやら定まったようです。
私が気になっているのが、これが冷戦で終わるか熱戦になるか。
その昔、米ソ冷戦というのがありました。本格的な
熱戦にはなりませんでしたが、航空機が撃墜されたりしました。

この米中冷戦が始まった時、私はまさか熱戦にはなるまい、
と考えていました。でも、分かりませんね。
アメリカは南シナ海や台湾海峡に艦船を派遣しています。
「お前らの好きにはさせないぞ」というポーズ。

これに対して中国側も駆逐艦を41メートルまで接近させるなど、
「お前らの言う通りにはならへんで」という対決姿勢。
尖閣諸島の場合は双方の警察船艇での対立ですが、
南シナ海は海軍同士。ちょっと怖いですね。

目に見えるところだけではなく、サイバーの世界では
中国がかなり大胆な戦争を仕掛けているようです。
しかし、アメリカ側は防戦に徹している模様。
ただ、本気でやればアメリカが圧勝すると見られます。

中国はまさに「虎の尾を踏んだ」のです。
現状でアメリカの力は圧倒的です。
アメリカに逆らっては、地球上でまともには存在しえません。
かつてアメリカに逆らったキューバがどうなったのか?
ベネズエラがどういう状況に追い込まれたのか?
北朝鮮の行く末がどうなってしまうのか?
イラクのサダムフセインがどのような最期を遂げたか?
思い出しましょうね。

この米中対立という図式は「トランプが大統領だから」
と考える向きもありますが、それは間違っています。
この前終わったアメリカの中間選挙で、民主党は
トランプの対中政策をほとんど批判しませんでした。
米中対決、中国抑え込み、共産党政権崩壊・・・
それは党派を超えたアメリカの総意なのです。
こういうことを日本のサヨク人士は多分理解できないでしょうね。

アメリカの対中政策変更には世界が気づいています。
特に英語諸国(英国、カナダ、NZ)は同調の気配ですね。
ユーロの主要国であるフランスやドイツも、
対中外交は慎重になり始めました。空気を読んでいます。

中国が推し進めてきた一帯一路政策に対しては
マレーシアやパキスタン、インドネシア、ビルマなどの
東南アジア諸国が計画の縮小など慎重になっています。
まさに、世界の空気が「対中警戒」に変わっています。
だから中国は日本に対して秋波を送ってきています。
何とも現金な連中ではありませんか。

思えば、1989年の天安門事件で中国が世界から
総スカンを食って居た時に、天皇陛下の訪中などで
救いの手を差し伸べたのは日本。アホなことしました。
その恩を仇で返しているのが今の中国。
中国や韓国という国には、普通の倫理観が期待できません。

しかし、あの一帯一路というのは理解しがたいですね。
中国と欧州をつなぐ拠点に、中国の勢力を植え付ける計画。
「なんでそんなことせなあかんの」と思います。
中国の息のかかった拠点を築かなくても、世界が平和で
ありさえすれば欧州と東アジアの物流は安全です。
時々アデン海に海賊が出たりしましたが、それは国際協調で
海軍艦艇を派遣し合って解決してきました。
わざわざ自国の拠点を持つ必要が何処にあるのか?

また、アメリカと軍事的な敵対関係になってしまえば
自国の勢力圏であっても制海権や制空権がなければ機能しません。
結局、アメリカよりも強力な海軍と空軍と宇宙軍が
あってこそ、拠点を守れるのです。
それは第二次世界大戦の日米の戦いで証明済み。

中国はいったい何を考えているのでしょうね。
ものすごーく19世紀的な発想で植民地を得ようとしています。
それで、世界中から警戒の目で見られているので。
なんかとっても割に合わないことをしています。

日本はWW2に負けてフルボッコのフルボッコに
されましたが、その後貿易国として経済発展。
すべての植民地を失い、日本以外のどこにも拠点が
ありませんが、貿易での物流に支障があったことは
ほとんどありません。つまり、拠点など不要。

そんなことよりもサヨク人士の大好きなフレーズである
「世界の平和に貢献」していれば、日本の船が
海外で襲われたり不法に停められることはありません。
中国にとっても、それは同じこと。
でも、なぜ彼らは欧州への道筋に拠点を欲しがるのか。

それは、いつか誰かが(多分アメリカ)が自分たちの
貿易の物流を邪魔するかもしれないと考えているから。
なぜそう考えるかというと「やましさ」があるからですね。
何にやましいかというと、自分たちの政治体制でしょう。

まず、破綻している共産主義が表看板。これはいけません。
次に無辜のウイグル人やチベット人を殺しまくっている。
漢民族でも共産党に文句をいう奴は容赦なく殺しています。
そういうやましさが不安を招き、防備を固めようとするのです。

日本はアメリカと戦争をしてフルボッコにされた経験から、
今の中国人の対米対決姿勢は「アホかいな」と思えます。
77年前の日本は別にやましいところはありませんでした。
単にアメリカが欧州での戦争に参加したいから、
日本に戦争を仕掛けさせただけのことです。

まあしかし、米中対決は日に日に深まっています。
その内、英語諸国から中国の人と資産の逃避があるかもしれません。
その時には中国人の日本不動産爆買いが再燃する可能性すらあります。
私はかねがね日本から中国人資産が逃げ出すのではないかと
考えてきましたが、予想もしなかった米中対決により
その逆の現象が起こり得る素地ができました。
まあ、世の中何が起こるか分かりませんね。

ユーチューブでの配信が続いています。
このシリーズ、これで何本目やろ?

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開催場所:セトル 2階会議室(以前の4階から2階へ変更になりました)
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)

12月1日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
ちなみに、前回の参加者は1組様。
待ち時間はございませんでした。
次回も同じようになるかどうかは分りません。

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2018/11/12 0:01 Comments (0)

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