相変わらず「AERA」特集は意味不明

本日、株価はドカンと下がりましたね。
さっきまで、日経CNBCの生放送番組収録のため
大手町の日本経済新聞本社にいたせいで、
「今日は下がっている」という臨場感を味わっていました(笑)。
ちなみに、私の出演部分は今週末の以下の時間帯で
再放送される予定ですので、ご覧になってみてください。
土曜 15:00〜15:30、18:00〜18:30、21:30〜22:00
日曜 10:00~10:30、15:00〜15:30、23:00〜23:30

株価といえば、私は毎月「日経マネー」という雑誌に連載を持っています。

 

これは、今日発売された最新号。
表紙がスゴイでしょう!
国際標準から周回遅れで回復基調に入った・・・らしき日本経済。
株価も盛り返して、この表紙のように「V字回復」へといきたいのですが・・・

どうやら「ユーロ不安」が影を落としそうな気配です。
今日の株価下落は、ギリシャ危機が収まっていると、
世間では考えられていない証拠です。
そもそも、ドイツの様な「超優良」経済大国と、
スペインやギリシャなど何事にも「いい加減」がモットーな
南欧系の諸国が、同じ管理通貨制度の下に統一通貨ユーロを流通させる、
ということ自体にかなり無理があったのではないでしょうか?

まあ、それはいいとして・・・
「日経マネー」に連載しているコラムのテーマは「不動産投資」。
株価と不動産市場は、割合連動性が高いのです。
まあ、不動産の市場は株価に比べて遅効性がありますが。
私も、毎月送っていただいているので、
株価系の記事もパラパラと読みますが、
この雑誌のおススメは、それ以外の企画モノだと思います。
「節約」があったり、話題の「新製品」を紹介したり、
広く海外の経済動向をフォローする記事も見かけます。
いずれも、バキバキのビジネスマンではなく、
一般の投資家や、初心者の主婦でも分かる目線で編集されています。
勝間和代さんも出てくれば、鎌田實さんの連載もあります。
私はもう1年半連載を続けているのですが、
今年になって読むページが増えました。
一般の方向けの「経済・投資入門マガジン」としては
かなりのクオリティを有していると感じています。

今日は、もうひとつ雑誌を紹介しましょう。
ここで何度も取り上げているAERA(アエラ)です。

 

今週月曜日発売された最新号の特集は「勝つマンション争奪戦」。
最初に、住友不動産が江戸川区平井で分譲している「アクラス」を紹介。
何年かぶりで抽選器を使ってはしゃいでいる事業主担当者の声を伝えています。
そして、首都圏のマンション価格は01-03年の「底値」に近づいている、
という煽りを効かせています。
その際に用いているのが、下の図版。


思わず「どこがやねん?」と、関西風ツッコミを入れたくなります。
ぐるっとまわってはいますが、まだまだです。

そもそも、この「アクラス」は、私のレポート
「買ってはいけない大規模マンション 首都圏編」で取り上げている物件。
35年ローンなんかで買うと、大きな資産劣化リスクを背負いそうです。

さらに「スカイツリー効果」が出ているらしき
伊藤忠&野村の「オアシティ錦糸町」の一部住戸が7倍になった、
という「部分現象」を大げさに紹介。
この物件も、私に寄せられた無料相談の回答や、
大友さんの不動産調査では、かなり厳しい結論しか出せない物件。
通常ではありえない短い「工期」で建設工事が進められているので、
どういう出来上がりになるのか怖くて・・・

そして、最後に
「ただし、盛り上がっているのは東京都区部とその近郊のみ。
中期的にも『買い』といえるのはこのエリアだけだ・・・」
などとまぜっかえして、最後は野村不動産の担当者が
「・・・一方で郊外が、いまの市況以上に回復していく要素は見あたりません」
なーんていうコメントで締めています。

いったい、この記事は何がいいたいのでしょう?
総武線「平井」駅から徒歩15分の準工業地域にできる「アクラス」は、
私にいわせれば十分に「郊外」型のファミリーマンション。
かろうじて江戸川区ですが「勝つマンション」なんて、
とてもとても・・・いえません。
もし、私に相談されても「まず、避けるべき選択」とアドバイスしています。

相変わらず、この雑誌の不動産系記事は理解不能です。

さて、6月24日のセミナーに多くのお申し込みをいただいています。
お申込をいただいた方全員に、参加費用の振込先などをお知らせする
メールを遅らせていただいていますが、届いていますか?
中にはヤフーメールの方もおられるので、ちょっと心配です。
無料相談への回答もそうですが、
ヤフーアドレスの場合、こちらからお送りするメールが
しばしば「迷惑ボックス」に入ります。
「セミナーを申込んだけれど、まだ振込先を知らせてもらっていない」という方は
どうぞこちらの  お問合せフォーム からお知らせください。
もう一度、お送りします。
ただ、なるべくヤフーメールのアドレスは避けてください。

「6月24日セミナー」には、まだお席があります。

お申込みはこちらからお願いします。

参考レポート

徹底分析、埼玉県の
大規模マンション

買ってはいけない大規模マンション 首都圏編

買ってはいけない大規模マンション 神奈川編

買ってはいけない大規模マンション 近畿総集編

買ってはいけない大規模マンション 千葉・茨城編

買ってはいけないタワーマンション 東京都心編


2010/5/21 17:57 Comments (0)

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