「値下げ」新築マンションの傾向と対策

新築マンションの「価格が下がる」という現象は
だいたい次のどれからのパターンに当てはまります。

1 個別の交渉で値引きされる
これについては、このブログ誕生の起源みたいなもの
上手な交渉を目指している方は、

「マンション値引き交渉術 無料相談付」

「マンション値引き交渉術 ノウハウ編」

などをご参照ください。

2 正式に「価格改定」が発表される
「新価格発表」などという文句で広告されるのがコレ。
ありていに言えば
「この値段じゃ売れなかったので、値下げしました」
ということです。まあ潔いといえば潔いやり方。

3 モデルルーム使用住戸を特別価格販売
他に「販売事務所使用住戸につき・・」というのもあります。
この場合、かなり販売に苦しんでいるということです。
だから、たとえモデルルームや販売事務所に使っていない住戸でも
同じくらいの割合で値引きしてくれるケースがほとんどです。

4 後で出す住戸の価格が、なぜか安い
つまり、第1期販売住戸の坪単価より、
第2期や第3期の方がなぜか安い、という現象。
典型的なのは「プラウド金町」。
先に出たガーデンより、あとのアベニューの方が安いのです。
理由は、先に出したガーデンが高すぎた上に
おバカなタレント広告でコケてしまったから、
後で出したアベニューは安くせざるを得なかった、というもの。
「線路に近い」「駅から遠い」なんていうのは
私から見ればただの「詭弁」ですね。

少し前に夕刊フジが「値下げマンションベスト10」という特集を
組んでいましたが、これは「2」とか「3」のパターン。

今日発売の「週刊現代」では
「値下げ」新築マンションの傾向と対策
という記事が出ています。
実は、私もこの企画に協力させていただきました。
「値引きしない」と大見得を切っている住友不動産も
都心の一等地で値引き販売している実態が暴かれています。
また、先に示した野村不動産の「プラウド金町」の件も
販売担当者から「若干の値引きなら・・・」
なんていう言質まで引っ張り出しています
さすが「週刊現代」! サラリーマンの味方です。

彼らが私のところにやってきて、
様々なことを聞き出していったのですが、
一番興味を示したのが

「ただ今値引き販売中マンション 首都圏編」

というレポート。プリントしたのを1冊進呈すると
大喜びで持って帰ってくださいました。
今回の記事にも、その「成果」が出ているような気がします。
その時気づいたのですが・・・「中身がちょっと古くなったなァ」
1月から改定してませんから、もう半年。
そこで、急いで最新情報に差し替えました。
すでに完売していたものを除き、
新たに11物件を入れ込み、合計で「首都圏21物件」。
前の25物件から少し減ったので
価格も2980円と下げさせていただきました。

「ただ今値引き販売中マンション 首都圏編 21物件」

どうぞ、ご自身のマンション選びの参考になさってください。

さて、例の「宇部三菱セメント」のコンクリート問題。
その後

大崎ウエストシティタワーズ
パークタワーグランスカイ

武蔵野タワーズ

でも、問題コンクリートを使用していたということが分かったようです。
問題の端緒となったのは「サンクタス川崎タワー」。
未だにホームページは閉じられたままです。
国土交通省から新たな発表もなし。
これは選挙が終わるまで「封印」しておこうということなのでしょうね?
その間、不信感はマグマのように溜まって増えていくことを
お分かりになっていないように思えます。

お知らせ
7月8日(木) 19:30~
年収200万円からの持ち家
~家に関する常識は変わった~
という「勉強会」が行われます。
終了後の21:00~ 飲み会もあるそうです。
参加者十数人のこじんまりした会のようなの
どうかお気軽にご参加ください。


2010/7/5 16:02 Comments (0)

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