世間をナメてはいけません・・・と、反省しきり

人生では色々な人間と出会います。
我が人生で忘れがたい友人の一人は、高校時代の同級生。
「お前、世間をナメチッキっとるやろ」と、よく言われました。
一度や二度ではありません。ことあるごとに言われました。
それも、憎憎しげに言うのではなく、なんともおかしげに。
まるで、私が世間をナメながら生きているのが愉快そうでした。

彼の指摘どおり、私は世間というモノをナメています。
というか、日本人の有する「世間」という概念がおかしくて仕方がないので
常々それをからかいながら生きているのです。
でも、所詮は私も才なき凡人の1人です。

ここ数ヶ月、私は東京の山手線内側にある
「新宿区余丁町」というところで19戸のマンションを創る
コーポラティブ計画というものに熱中しています。
今年の6月末以来、5回くらいの説明会を開いて参加者を募集してきました。

私がこの募集活動を通してつくづく感じるのは、
自分がいかに「世間をナメている」のか、ということです。
「説明会」というのは我ら計画者側が、
参加希望者に対して「計画を説明」します。
コーディネイター(私)や設計者(大村氏)が、資料を示しながら
コレコレはこうなっております・・・なんて。
でも、あの一連のイベントは説明会ではなく「検証」の場だったのです。
我々が一方的に説明するのではなく、
参加者が計画を理性的に検証していらしたのです。
というのは、そのこの計画に参加を希望された方のほぼ全員が、
私たちの説明以上にこの計画への理解を示され、
具体的な賛同理由を示した上に、熱烈にご指示くださったことからわかります。

昨日、参加者の内でこの計画の熱心な賛同者のお1人と
今後の募集計画について詳しくディスカッションする機会に恵まれました。
よくお話して分かったのは、彼が優秀なビジネスマンだということ。
今後の募集についての具体的なプロモーション計画を立案し、
自らその主体となって活動してくださるビジョンをご提示いただきました。
なんと、広告屋である私も顔負けのアクティブプラン・・・

名刺をいただいて、またビックリ。
一級建築士にして宅建主任者。
しかも、広義に言えば不動産業界で活躍しておられる方。
私たちの余丁町計画について
「あの土地を押さえられたことは、凄いことだと思います」と
おっしゃっていただきました。
うーん、やっぱり見る方が見ると、高い評価の計画なのだと勇気百倍

そして、この方とは別に数日前に残念ながら
「辞退します」とメールをいただいた方にも驚かされました。
その理由がすごいのです。
数年前に司法試験に合格していたそうですが、
急に司法修習を始めることになったとか。
司法修習期間中は収入がないに等しいので住宅ローンが組めないから、
というのがご辞退の理由でした。

眼が点になりますねw。
私は世間をナメ過ぎていました。
「お前は自分がどれだけエライとおもとるかしらんけど、お前なんぞは世間のことをちいとも分かったらん」
死んだオヤジから1万6500回くらい聞かされた決めゼリフが
ガガガーンと耳元に蘇ります。

確かに、私は世間というモノをナメナメ生きております。
何回痛い目にあっても、また同じ事を繰り返しております。
「性懲りもなく」などと、不動産屋を小ばかにできません、ホントに。

今回は、心底反省することに致します。
自分以外はバカだから許そう、などという傲慢な気持ちは、
今後不動産屋と広告屋を相手にしたときだけに適用することにします。
その場合は、経験上ほぼほぼ間違いないはずなので。
「ホンマに反省しるんかい?」
アレ・・・なんかそんな声がどこからともなく・・・

いいえ、心を改めます。
そして、今後もマジメに募集活動にとりくみます。
10月の22日土曜日と23日の日曜日に、
現地近くの若松地域センターで説明会を開催します。
ご興味のある方は、ぜひご参加ください。
でも、くれぐれもお願いがあります。
法曹資格者である、とか
ドクターである、とか
一級建築士もしくは不動産業者である、とか
実はノーベル賞候補だとか・・・・
どなたでも大歓迎ではあるのですが、
できましたらお申込の段階でお教えいただけますでしょうか?
あとからビックリ仰天で「ギョエー!」となるのも悪くないのですが、
私はドッキリ系があまり得意ではないもので。
くれぐれもよろしくお願いします。

新宿余丁町コーポラティブ計画のご案内はこちらから


2011/10/8 23:39 Comments (0)

コメントはまだありません

No comments yet.

RSS feed for comments on this post. TrackBack URL


Leave a comment

※こちらへ書き込みいただいたコメントは、承認後全て表示されます。
マンション購入に関する個別相談等こちらへ表示させたくない場合は、
専用フォームからお願いいたします。