年度内(来年3月まで)竣工・引渡し物件にチャンスがあります

大変多くの方からご相談のメールをいただいております。
申し訳ございません。ここ数日、本業に追われておりまして、ご返事ができておりません。
数日中には何とかお答えしたいと思っておりますので、いま少しお待ち下さい。
さて、総論的な話しをさせていただくと
「今年買った方がいいのか、来年まで待てばもっと値下がりするか」
というご質問をよくいただきます。
これは一概にお答えできるものではありません。
特定の物件に限れば、それが置かれている販売状況、
売主の経営状態などでおよそどれくらいの値引きが可能かと、推測することはできます。
市場全体となると、それこそ、おおよそのおおよそ、ということになります。
ひとついえることは、昨今のところ全国的に新規のマンション売出しがほとんど停止しています。
今、ポツポツ「新発売」として売出しを開始しているのは、
だいたいが去年より以前に土地を仕込んだものです。
それで、どこにも転売できずに仕方なく・・・という物件が多いですね。
とっくに着工をしていて、もう完成間近。
あるいは完成済みで新発売、という物件も見られます。
ただし、今年土地を仕入れた物件というのは、まだほとんど出てきていません。
でるとすれば、来年以降でしょう。
そういう物件が、今より安く出る可能性がゼロとはいえません。
ただ、価格を抑えるために、仕様を落としていることが考えられます。
仕様をどれだけ落としているか、などという専門的なことは一般の方には中々分かりにくいものです。
だから、表面的な価格のみで判断されるのは危険です。
去年の後半から今年にかけて売り出されたマンションは、
だいたいが大苦戦で、価格改定(公式の値下げ)をした物件も数多く見られます。
ほとんどが年度内(来年3月まで)の竣工・引渡しです。
私が、「千載一遇のチャンス」と申し上げているのは、そういう物件です。
売主は、決算を数字を作るため、あるいは資金繰りを考えて、売り急ぎます。
原価を割る所まで値引きをする物件さえあります。
そういうマンションを大幅値引きで購入できれば、かなりお買い得です。
ただ、注意しなければならないのは、当初の売り出し価格よりも2割値引きしても、
まだ「割高」と思える物件もあります。
セールストークにはうかうかと乗せられないで下さい。
「当初の価格よりも000万円安くなって、お買い得です」とか、
「残00戸だからお急ぎ下さい」などといわれても、真に受けないで下さい。
特に「残00戸」という場合、正直な数字を出している例はほとんどありません。
迷ったら、判子を押す前によく研究してください。
心配しなくても、営業マンが熱心に勧めるのは売れていないからです。
1週間や2週間、契約を延ばしたって、ほとんどの場合は大丈夫。
私も、できるだけご相談にお答えしますので、
こちらにコメントをお寄せいただいても結構です。
その場合は、メールアドレスを忘れずに添付してください。
ただ、私のコメントはあくまでも助言であり、
最終判断はご自身でなさってください。
あとで「榊がこういったからこうしたのに、馬鹿を見た」なんていわれても、責任は取れません。
先日もコメントしましたが、講演や講師のご依頼は今の所遠慮させていただいております。
「なんだ、榊はお前か!」などと業界の人に言われるのはイヤですから(笑)。
原稿のご依頼は無理のない範囲でお受けしています。コメントにメールアドレスを添付してください。
こちらからご連絡いたします。
榊淳司


2008/9/19 2:05 Comments (16)

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