ダイア建設の退場に思うこと

ダイア建設が逝きました。再生法申請。
ここは早くから株価が低迷しており、
時間の問題と誰もが思っていました。
私のブログにもいくつか問い合わせがありましたが、
「株価が事実上倒産状態にあり、その点からできれば避けるべき選択」
と、ご相談をいただいた方にはご案内していました。
株価が10円前後では、そういわざるを得ません。
予想されたこととはいえ、
そうなったらそうなったで、
ちょっと残念な気もします。
何といっても老舗です。
今はいくつもある大京OBが作った企業の中でも、
草分けと呼べる存在。
かつては供給数で3位あたりにランキングされていました。
ただ・・・・マンションづくりに「思想」や「志」が
あまり感じられませんでした。
10年ほど前の経営危機で、
創業一族が退場してからも、それは同じ。
この流れ、まだ続くかもしれませんね。
かつてない暴風雨が業界を襲っています。
不名誉退場、となる企業はまだまだ出てくるでしょう。
でも、整理淘汰が進んだ後には、
マンション業界が少しは知的に進化して、
日本の住文化を高める「モノ」を創ることに期待するばかりです。
作って売れば儲かるからどんどん作る・・・
誰でも資金さえあればマンション事業ができる・・・
そういう風土が、志の低い
マンション開発企業(デベロッパー)を生み、
成長させ、躍らせ、驕らせ、狂騒させた結果がコレです。
次回は、なぜにこの業界にはこれほどに志の低い企業が多いのか、
について書いてみたいと思います。
●ご相談をいただいている皆様へ
ご返答が遅くなって申し訳ございません。
榊は明日、休日返上でみなさまの相談にお答えするつもりです。
それでも追いつかなかった場合は、何卒ご容赦下さい。
先日、注意情報を出しましたが、
これは「その動向に注意の眼を向けてください」という意味です。
それ以上でも、それ以下でもありません。
誤解のないようにここで申し上げておきます。
榊淳司


2008/12/20 2:35 Comments (6)

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