三井不動産レジデンシャルよ・・・早くHPを何とかしてください

この1年、マンション業界は大きく変わりました。
高いマンションは売れない、というのは当たり前です。
お馬鹿な事業展開をしたデベがつぶれる、
というのもある程度予想できた現象。
そんなことより、エンドユーザーと
マンションデベをつなぐ接点が大きく変わりました。
2,3年前では、モデルルームに来てくださる
お客様の大半は新聞に折り込まれるチラシをご覧になって、
というのが主流だったのです。
だから、各社ともにチラシには最も力を入れていました。
それこそ、タレントを出してみたり、
大胆なイメージビジュアルを採用してみたり、
反対に販売サイドが主張したいメリットを
不細工ほど大きな文字で目立たせたり・・・
でも、今は集客の主体が変わりました。
もはや、新聞の折込チラシではないのです。
このマンションをどうしてお知りになりましたか?
モデルルームを訪れたエンドさんに書いてもらうアンケートで
もっとも多いのはネット系の媒体。
それもヤフー不動産や住宅情報ナビなど
ポータルサイト系が多く、
公式(オリジナル)ホームページの方が下位です。
これは一般的傾向。
つまり、エンドユーザーさんは、
まずヤフー不動産や住宅情報ナビで物件を検討して
必要ならばやっとオリジナルのホームページに来る。
オリジナルのホームページが見にくければ
躊躇なくスルーされるでしょう。
その点・・・私は何度も申し上げますが
三井不動産レジデンシャルは、早く現状を改革していただきたい。
大手のマンションデベの中で、三井は最悪です。
何がどこにあるか、一番分かりにくい。
今、不動産に限らず、広告メディアという世界が
全体で大きく変化しています。
かつて、メディアの王様は地上波のテレビでした。
最も広告料が高く、効果も抜群。
でも、最近はこれが効きません。
テレビ、ラジオ、新聞、雑誌・・・
すべてが「旧メディア」と位置づけられています。
だったら「新メディア」は?
いうまでもなくインターネットです。
旧メディアと新メディアの違いは、
一言で言えばコミュニケーション。
旧メディアは情報を発信するだけの一方通行。
新メディアはコミュニケーションできる双方向性。
それから・・これがもっとも重要なのですが
新メディアは、情報の受け手が中身を取捨選択できるのです。
つまり、欲しい情報だけ取り出して、
あとは見ないでもいい。
旧メディアの場合、例えばテレビCFだったら、
15秒とか30秒の間、全部見なければいけません。
早送りとか、スキップはないのです。
でもネットだったら、躊躇なくスキップですね。
チラシや新聞広告も同じ。
ドカンとビジュアルを見せられてから
自分の求める情報はどこにあるのか、
広告誌面の端の方を探さなければいけません。
ネットは違いますね。
「間取り」「地図」「アクセス」「ロケーション」
などと分かれていて、自分の欲しい情報へワンクリック。
何よりも、見たいものへ最短距離で到達できます。
ただ・・・この変化にお気づきでないデベロッパーは
未だにホームページをテレビCFの同類と勘違いしています。
フロントページの動画なんて、誰も見たくありません。
地図、概要、間取り、価格、販売スケジュール・・・・
こういった真の「情報」が大切なのです。
それが分かっていないのですね。
三井不動産レジデンシャルさん・・・頼みますよ!
もっとわかり易くしてください。
私への相談で最も多いデベロッパーが
三井不動産レジデンシャルなのです。
なのに、最も情報を取り出しにくいHPになっているのも
三井不動産レジデンシャルです。
早く何とかしてください!
結局、ヤフー不動産や住宅情報ナビで見たほうが
分かりやすく、求める情報に早く行きつけます。
さて・・・・・
広告の主流がネットという双方向媒体になる以上、
今までのような独りよがりのイメージ広告は
もはや時代遅れになるのは明らかです。
モノの良さを伝えることは基本。
一物一価の不動産の本当の価値を広告で伝えなければなりません
ちゃらちゃらした共用施設などで装飾された付加価値ではなく、
不動産としての元々の価値、すなわち「原価値」を
しっかりとエンドユーザーに伝えることが求められます。
それは一方通行の旧媒体でもある程度は可能でした。
でも、コミュニケーションができる新媒体なら、
一人ひとりのエンドユーザーが知りたいこと、
疑問に感じたことに丁寧に答えられるはずです。
でも、各マンションデベとも、そういう細やかな
対応をしている気配はまったくありません。
相変わらず、モデルルームに来たお客様を
マニュアル通りの説明で納得させて
契約に持ち込もうとしています。
説明に納得できなければ、エンドさんは疑問に感じます。
そういう方々のうちの一部が榊に相談を寄せられます。
昨年の9月から、本格的に相談にお答えして
首都圏での相談は1000件になりました。
近畿圏、その他全国から寄せられた
相談の件数はおよそ1200件。
榊がどの程度役に立ったかは分かりません。
ただ、私が「それは避けるべき選択です」と申し上げた場合、
ほとんどの方が「考え直すことにします」という返信をくださいます。
私は「ああ、それはよかった」といつも思います。
ご相談は無料です。
ただし、負担に耐え切れなくなりましたので、
2回目からは有料。といっても3150円です。
別に、これで儲けようなどとは思いません。
ちょっと計算してもらえば分かりますが、
ご相談だって、セミナーだって、ちっとも儲かりません。
さて、そのセミナーですが
現時点でお申込みが定員の半数に達しようとしています。
締め切りになるまで、あと何日・・・・
お申込みはこちらからなさってください。
セミナーの内容については2つ前のブログ記事をご覧ください。


2009/6/1 10:53 Comments (1)

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