人口減も、少子化も、悪くないでしょ!

民主党政権は、来年から「子ども手当て」をくださるようで、
貧乏子だくさんの榊としては、たいへん楽しみです。
ある試算によれば、今年生まれた赤ちゃんが90歳になる頃には、
日本の人口は5000万人になっているとか・・・
人口が減るというのは、国力が衰えるということ。
だから「少子化対策」として子ども手当てが必要だそうです。
さて、何でも斜めから見たがる榊としては、
ここに大いなる疑問があるわけです。
まず、今の日本の1億3千万近い人口って・・・多すぎませんか?
日本の食糧自給率って40%くらいでしょ。
だったら人口5000万でもちょうどいいではないですか!
江戸時代、日本は完全な自給自足社会でした。
リサイクルが徹底していたので、ゴミはほとんど出ません。
糞尿は田畑の肥やしになっていたので、下水も不要。
それで、人口はほぼ3000万人。
日本の国土で養える人数なんて、所詮はそんなもの。
今の日本は、外国に売るものがいっぱいあって
外貨が余るほどあるから食料でも何でも
掃いて捨てるほど買えます。
だから、食料自給率が先進国で最低ランクでも
みんなが美味しいものを成人病になるほど食べられるのです。
その昔、日本は貧しかった。
大東亜戦争を始める前に日本本土の人口は8000万人ほど。
これでも人が多すぎるから、満州なんかにどんどん「植民」しました。
戦争に負けたので、結局はほうほうのていで引き上げてきたのですが、
そもそも、この島国の人間は多すぎたのです。
それが今、自然減です。
いいことではないですか!
5000万人くらいでも、私は十分だと思います。
江戸時代は、たくさん子どもを作っても
病気や飢えで死にました。
だから、人口は増えません。
今は、そもそも子どもを作りません。
自分の意に沿わない「死」を迎える子どもは
江戸時代に比べて10分の1くらいでしょう。
つまり、不幸な「死」が少ないのに人口が減るわけです。
これは、ある意味いいことです。
もうひとつ、別の視点を提供しましょう。
鳩山さんはCO2を1990年比25%減らすなどという
大見得を切ってしまいました。
CO2を作り出しているのは、ほかならぬ人間です。
先進国の人間が「文明的」な生活を行うには
おそろしく多くのCO2を作り出すのです。
人間は「文明的」に暮らすほど環境を破壊します。
そういった意味で、文明人は地球にとって「ガン細胞」みたいなものです。
日本人はこの「ガン細胞」も有力な一部分です。
ただ、日本社会はエネルギー効率が先進国で最も優れているので
幾分こましな「ガン細胞」かもしれませんが・・・
目下のところ、もっとも悪性の「ガン細胞」になりつつあるのは
他ならぬ当ブログの「敵」、支那人です(笑)。
そして、もっとも「先進国的」な暮らしをしているアメリカ人です。
さて、それは置いておいて、
ともかくもガン細胞には違いない日本人の数が減るわけですから、
人口減はそれほど悪いことではありません。
問題は、人口が減る「中身」です。
私が心配するのは、
日本人の中でも良質な遺伝子が次世代に伝わらず、
どーでもいい・・・というかむしろ残したくない連中の
DNAばかりが増殖しているように思えます。
仕事のできる優秀な女性は、
結局のところ結婚せず、
子どもも作らず、シングルで人生を終える。
仕事に熱中するあまり、
平凡な家庭作りを置き去りにしたビジネスマン。
能力があるのに、ゴマスリができないから地位が安定せず、
家庭を持つこと、子どもを作ることをためらってきた良識人。
こういう人々に比べて、
ただただあつかましい、自分勝手な人間ほど、
子どもをたくさん作って「お受験」や「中学受験」で
騒いでいるような気がします。
他ならぬ、榊もその一人ですが(笑)。
榊はもう子どもは作りませんから、
どうぞ日本の優秀な方々は、遺伝子を残してください。
民主党が小手先の「子ども手当て」をばらまいたところで
人口減の流れを止められるわけはないのです。
人口が減ると、住まいが余ります。
マンションも余ります。
余れば、値が下がります。
これは、単純だけれど抗し難い法則。
ある意味では喜ばしいことです。
そのうち、誰もが広い家にのびのび住めるようになります。
目下、そういう趣旨の本を書いています。
順調に行けば、来年早々に出版できそうです。
楽しみにお待ちください。


2009/10/29 0:27 Comments (2)

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