自衛隊は「陸海空軍その他の戦力」でないのか?

先日、安倍総理が「憲法9条を改正する」旨、明言されたとか。
とてもいいことです。もっとはっきり言うべきです。
それと、8月15日にはキチンと靖国神社に参ってもらいたい。
支那や韓国が四の五の言ってもほっておけばいいのです。

まず憲法改正。
各種世論調査でも、概ね国民は賛成しているようです。
ちょっと、日本国憲法第9条2項をおさらいしておきましょうね。

2.前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

これを条文通り解釈すれば、自衛隊は完全に違憲です。
私が子どもの頃、北海道のある裁判官が違憲判決を出したそうです。
その裁判官、それ以来ドサ廻りをさせられて一生冷や飯ぐらいだったとか。
まあ、そんなことは枝葉末節です。
もし、私が裁判官で法律に忠実たろうとすれば同じ判決を出すでしょう。
だって、どう解釈しても自衛隊って「陸海空軍その他の戦力」じゃないですか!
海上自衛隊なんか、世界で2番手か3番手の海軍ですよ。

では、なぜこんな「憲法違反」の自衛隊が存在できているのか?
いろいろな解釈がありますね。
一番有力なのをご紹介しておきましょう。
それは「自衛権はいかなる国にもある」という国連憲章51条の規定。

(前略)国際連合加盟国に対して武力攻撃が発生した場合には、安全保障理事会が国際の平和及び安全の維持に必要な措置をとるまでの間、個別的又は集団的自衛の固有の権利を害するものではない(後略)

自衛隊は、この「自衛権を行使するためのも」という解釈。
なんか、すごーく屁理屈っぽいでしょ。
だいたい、誇り高き日本国の憲法(今のはダメだけど)よりも、
憎き敵であった旧連合国を母体とした国際連合の「憲章」を
持ち出してまで自衛隊を認める、というスタンスが卑屈すぎます。
堂々と、日本の国内法で認めてしまえばいいじゃないですか。
すなわち、憲法改正です。

私は、このアメリカに押し付けられた憲法を
自らの手で改正してこそ、本当に「戦後が終わる」と考えます。
そもそも、自由民主党が1955年に結党されたのは憲法改正のため。
その使命を半世紀もサボっていたから、あんなヘナチョコの
民主党に政権を奪われてしまったのです。

ここ2,3年、支那や韓国の傲岸不遜な振る舞いに
多くの国民が怒っています。
おかげで、日本人の多くが憲法や戦時の売春婦(今は「慰安婦」と呼ばれている)や竹島、尖閣について正しい知識を得ることができました。
学校の社会科教師のほとんどが偏向していて
嘘ばかり教えてきたことに気付き始めたのです。
そんな偏向教育は、今も続いています。
沖縄なんか、ひどいものですね。韓国並みに病気です。

今回の選挙、自民党が大勝しそうですね。いいことです。
「争点がない」なんて言われていますが、
なぜ自民党は「憲法改正」を声高に叫ばないのでしょう?
護憲勢力の中心であった社民党の命運は風前の灯。
共産党は躍進しますが、あれはただ反自民票が流れるだけ。

参議院選挙が終わってから3年間は、今までなく憲法を改正する好機。
これを逃せば、またしばらくないかもしれません。
安倍さんにはぜひ肝を据えてやっていただきたい。
もしできれば、歴史に残る名宰相になれます。
できなければ、ただのワンノブゼムです。

夕刊フジの公式サイト zakzak
に榊淳司の連載コーナーが設置されています。
どうぞ、みなさん寄って行ってください。


2013/7/17 19:06 Comments (0)

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