榊淳司、右翼になる・・の巻

その昔、私が地理を習った時には「ウラル・アルタイ語族」
という人類学における言語系統の区分がありました。
日本語はその一種とされていたのです。
今は、そういういい方はしないのですね。
「ウラル語族」と「アルタイ語族」に分かれているそうです。
で、日本語がそのどちらかに入るかというと???
アルタイ語族系、という説もあるそうですが有力ではないとか。

また、日本語と朝鮮語は文法がほぼ同じだと聞いていますが、
主要語で同音、もしくは近似しているものが少なく、
別系統の言語ではないかという説が有力だとか。
確かに、日本語はポリネシア系のようにも思えます。

このポリネシアと重なる「オーストロネシア」なんていうワードも
私の知らない間に登場したようで、この世界も日進月歩。
得意の地理や人類学も、うっかり子供に語れなくなりました(笑)。
これからは調べてからでないと・・・。

そして、現在は「人種」というのは科学的な観念ではなく、
世俗的、地理的な分別法だそうです。
人間の遺伝子の中で、肌や眼、髪の毛の色を変化させる部分はほんの僅か。
白人も黒人もモンゴロイドも、生物学的には全く一つの種だそうです。
まあ、しごく当たり前の話ではありますが。
だから、外形的な特徴で分別するのは科学的に意味がないと。

うーん、そういわれるとそうかいな、と思いますが、やや抵抗を感じます。
バリ島に行ったとき、街を歩いている観光客を眺めていて、
明らかに白人系は体格が大きいです。日本人は貧相。
まあ、マグロの中にもでっかいのと小さいのがいるようなものでしょうか。

その昔、ハワイに行ったときに日本人のあまり行かない
レストランばかりを選んで飯を食っていました。
普通にステーキなんかを頼むと500グラムくらいのが出てきました。
そんなの、いくらなんでも食べられるわけありません。
ビーチでコーラを買うと1リットルくらいの紙コップで渡されます。
全部飲んだらきっと、気分が悪くなったことでしょう。

まあしかし、こういう「サイズの違い」をいったらキリがありませんね。
人種という概念はない、ということにしても「民族」は歴然とあります。
最近、私が連載コラムを書かせていただいている夕刊フジでは
韓国ネタが一面を飾ることが多いようです。
編集の方にお聞きすると、その方がよく売れるのだそうです。

ここのところ、日本の若者は明らかに「支那嫌い」「韓国嫌い」になっています。
私は見たことがありませんが、東京の新大久保あたりで行われている
ヘイトスピーチは凄いみたいですね。
ただ、こうなってしまったのは支那や韓国側に大きな責任があると思います。
日本人は戦争に負けて以来、他国に対して敵対心を
むき出しにするということをほとんどしてきませんでした。
それが、ここに来て竹島や尖閣で大いに刺激され、
多くの若者を「中国嫌い」「韓国嫌い」に追いやったのです。

話はちょっと横道にそれますが、
ヤフー検索には「検索補助ワード」というのがあります。
榊淳司で検索していただくと最初の画面の一番下に出ているのがそれ。
何かの意図をもって「榊淳司 ○○○」という検索を繰り返すと、
そのうち自然に出てくるようです。
ちょっと前に「学歴詐称」というのが出ていて、大笑いしました。
私程度の学歴を詐称する人など、いるのでしょうか?
アレを意図的になさった方は、私の学歴を詐称するほど
立派なものだとお考えになったのですね。
正直言って、全然悪い気はしませんでした(笑)。
まあ、それはいいとして・・・
実は、ここのところずっと「右翼」というワードがトップに挙がっています。
いいですね、これ。私はとうとう「右翼」に見紛われるようになったのです!

残念ながら、どこの右翼団体にも所属していません。
ただ、友人・知人なら右翼っぽい人はいます。
「困ったことがあったらいつでも〇〇〇だすよ」というお方たち。
ちなみに、新左翼にもいます。
まあ、そんなことどーでもいい話ですね。

これをやった方はきっと、私が「右翼」と見まがわれることを、
とっても嫌がるとお考えになったのでしょう。
何年か前、私のレポートの一部を書いてくださっている
如月氏と親しく盃を酌み交わし、いろいろお話ししました。
彼はまったくのインテリで博学多識。
元は文学系ですが、政治経済全般にも広い見識をお持ちです。
その彼が「榊さんの政治的なポジションは、国際基準でいうとせいぜい『中道左派』ですよ」というのです。
この話、何年か前にこのブログでも書きました。

ハッキリいって、ちょっと悔しかったですね。
私自身は、はっきり右派か、せいぜい中道右派のつもりでしたから。
ところが、フランスで右派などというと、もうゴリゴリ。
平気で外国人排斥を叫んだりしているそうです。
まあそう考えると、私の考えなんてせいぜい中道ですか。
日本が全体として左へ寄りすぎているのですね。
如月さんに言わせると、朝日なんて極左新聞なんですって。

そんなこともあるので「右翼」といわれると、ちょっと嬉しかったりして(笑)。
だから、何にもせずにニヤニヤ眺めています。
もし、その方が私を困らせようとしているのなら
「左翼」というワードを出すべきでしたね。
いまや「左翼」というと、とんでもなく頑迷な頭脳の持ち主か、
超がつくほどの時代遅れな人々。
私が「左翼」だと言われたら、それはかなり嫌ですよ。
「このバカが」と罵られたような気になります。
こんなことを書いていると、何日か後に「左翼」が
検索補助キーワードに上がっていたりして(笑)。
これをやったと思われる私に敵意を持つ方は、
ほとんどビョーキで、しかも強度の粘着質ですから。
もし「左翼」が上がってきたら・・・ヒエー、やめてくれーの世界(笑)。

夕刊フジの公式サイト zakzak
に榊淳司の連載コーナーが設置されています。
どうぞ、みなさん寄って行ってください。


2013/9/23 16:50 Comments (0)

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