マイホーム、選択を誤ると30年で5倍の差

かねがね「建築費が高騰している」という話題を取り上げています。
その結果、今年のマンション価格は値上がりする、とも。
で、値上がり幅はどれくらいかというと、坪20から40万円。
高額物件になるほど値上がり幅も広がるとか。
実際にはどうなるかというのをシュミレーションしてみましょう。

例えば郊外型マンションで、坪単価160万円から180万円に。
75㎡で約22.7坪だったら3632万円から4086万円へ上昇。
400万円超の値上がりですから、ちょっとキツイですね。
ところが、都心物件だったらどうなるのか。
港区あたりで85㎡・25.7坪のマンションで考えます。
坪単価が400万円から440万円になると、10280万円が11308万円に。
1000万円ちょっと上がっていますが、お金持ちならそれくらい(笑)。
ただ、都心の場合は土地の値段も上がっているので、
実際の上昇額はもう少し行きそうな気配を感じます。

このように、郊外のファミリーマンションは売れ行きがガタっと落ちます。
都心の高額物件も、それなりに鈍りますがいい場所だったらOK。
庶民には厳しく、お金持ちには影響が小さい値上がりですね。
では、中間層はどうなるのでしょう?

同じく75㎡で約22.7坪くらいの近郊マンションの場合。
坪単価が220万円から250万円になると4994万円から5575万円へ。
これも600万円近い価格上昇ですから、予算オーバーになります。
つまり、都心以外のマンションは売れなくなる、ということ。

これって結構リアルな話です。もう足元で起こりつつあります。
実際はここに消費税の増税分も加わります。ダブルパンチ!
さて、どうなるのでしょう?
まず、売れなくなるのは間違いなし。
今年の後半はマンション不況に突入しているかもしれません。

そうは言いながら郊外の開発もそれなりに行われそうです。
ほとんど土地の値段がタダ同然みたいなところで、
マンションが開発されるという話をよく聞きます。
このブログの読者には、なぜかそういうマンションの需要層は少ないので
ここで書いても届かないかもしれませんが、
そういうマンションを購入するのは人生の自殺行為です。
詳しくは10日金曜日に発売される夕刊フジを読んでください。

一方、大手各社は戸建て分譲に力を注いでいるそうです。
戸建ての建築費は、なぜかマンションほどには上がっていません。
というのは、建築費の高騰は資材と職工不足による手間賃の高騰。
職工の中でも、鉄筋工、型枠工、トビの価格上昇が激しいとか。
この3分野は戸建てとはあまり関係ないですからね。

ましかし、今年のマンション市場は難しくなりました。
近郊や郊外なら「中古を探す」というのがベターでしょう。
都心は新築と中古の差がそれほどありません。
それよりも、物件の持つ資産性で選ぶのが正解。

何度も書いているように、都心の場合は「今あるモノを買う」という選択が
ここ2年くらい先だけ見る短期的視点なら十分にアリです。
5年、10年先までよむと「慌てる必要なし」となります。
ただそうすると、その間は新しいマンションに住めなくなります。
これって結構ジレンマですよね。

また、これから高騰するマンション価格はいつかきっと下がります。
アベノミクスが4年も5年も続くわけがありません。
私は最長であと2年弱だと確信しています。
その理由は、いうまでもなく消費税の増税。

まず、今年の4月に8%に上がります。
この反動減で不況に突入する可能性は50%くらいでしょうか。
おかしくなったら、日銀がさらに異次元の金融緩和を行うみたいですから。
仮に、それでうまく乗り越えたとなると、
今年の終わりには来年10月の10%への増税を決めねばなりません。
そして、来年10月にはいよいよ消費税が10%へ。今の倍です。

仮に、その頃に個人所得が総額で今より5%以上増えていれば、
何とか乗り越えられるかも分かりませんが、今の情勢だとほぼ不可能。
せいぜい2,3%ではないでしょうか。
そうなれば、今度こそ間違いなく反動不況へ突入。
マンションも売れなくなって、既存物件は値引きに追い込まれる・・・

今回、マンションデベにも同情すべき点が多々あります。
それは外部的な要因で高く売らざるを得ない、というところ。
前回の不動産ミニバブルは「イケイケ、ドンドン」で、
無思慮な仕入れをしてしまい、平気で無謀な価格を付けていました。
法律用語言うと「重過失」があったみたいな状態。
今度は慎重にやっていたのに、いつのまにか追い込まれている。
まあ、やたらと強気で土地を仕入れているデベもありますが(笑)。

ともかくも、この先都心でマンション購入をお考えなら、
「今のうちに買っておく」というのは悪くない判断。
ただし、何でもいいということではなく、キチンと選びたいもの。
5年先、10年先、20年先に売る時、
「こんなはずじゃなかった」ということになりかねません。

さっき、旧知の某マーケッターを電話で取材していました。
彼は64歳くらいでしょうか。団塊の世代の最後あたり。
30代で購入したマンションが、はや築30年。
場所は山手線から地下鉄で4駅くらいのところ。
当時2500万円くらいだったそうで、今の資産価値もそれくらい。

一方、彼の同僚は同じ時期に山手線から私鉄で30分くらいの郊外に、
一戸建てを買いました。価格は同じ2500万円くらい。
現在、その家は売却すると500万円だそうです。
30年間で、これだけの差が出ています。
これからの30年は、それがさらにひどくなります。

資産価値を落としたくないのなら、やはり都心です。
「じゃあ、何を買えばいいのですか?」
という声が聞こえてきそうですね。
私は都心のすべてのマンションを見ているわけではありませんが、
千代田区と港区と新宿、文京区は3‐4カ月に一度、全部チェックします。
また、タワーマンションに関しては東京都内の物件は
すべて現地に行って資産性を確認します。
その結果をレポートにまとめて販売しています。
全部のレポートは「東京のタワーマンション全解説45物件」。
その中で「これはいける」と思われる物件を集めたのが
「榊淳司が選んだ2014年、買ってもいい東京のタワーマンション厳選9物件」
なぜ買っていいのか、私の考えることをまとめています。
よろしければ、お役立てください。

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2014/1/9 16:46 Comments (1)

1件のコメント

榊さま。

増税と円高で物価は上がるでしょう。
が、サラリーマンは、
仮に給与がほんの数%上がったとしても、
ほとんどの人で可処分所得は増えません。

ご存知の通り、公的保険・年金の保険料がUPし、
さらにいくつかの所得控除がカットされるなど、
取りやすいところから・・・という攻撃です。

年金者も以下同文、
可処分所得が減る一方ですね。

新70才から医療費の自己負担2割。
介護保険も、高所得層は自己負担2割。
「高所得」と言っても「あれでえ」
と言う程度の収入ですよ。
追っつけ3割になるでしょう。

医療・介護・年金について、
政府は、制度こそ維持するでしょうが、
少しづつ、着実に「骨抜き」してゆきます。

もう、もちませんわ。
どこに、そんなゼニがあるんだ (京セラ・稲盛ふうに)、
と言うことですわ。
たいがい「しゃぶり尽くしました」でな。

以上が、日本の全世帯の相当割合を占める、
しょぼいサラリーマンと年金者の「今とあした」です。
これの異論反論は、もはやネゴトですわ。

まだあります。
生活保護世帯が、またまた増えたそうで、
その多くが「年金難民」となった高齢者だそうで。

これからますます「年金難民」高齢者が増えて、
このカタマリの行き着く先は、セイホでしょう。
野垂れ死にさせる訳にも、いかんでしょうから

2025年問題、という言葉があります。
団塊・700万人のカタマリが、
津波のように後期高齢者に突入する。
そこから派生する、おぞましい悪夢。

先進国が注視しているそうです。
どないするんやろ、と。
ニッポンは、見せもんですか。

アベノミクスはバブって、終わり。

来年10月の10%増税の有無が決まったら、
アベちゃんの存在価値はそこまで。そこで棄てられる。
と、さめた予測をする向きもあるようですが。
どうなんでせうか?

このニッポンの空に、
高々と、いつか鳴るであろうヘイセイの終幕ラッパ。
なにか分かりませんが、
ものゴッツう変わりそうな予感・・・。

このごろ巷間つぶやかれているコトバ。
「生きてるだけで、まるもうけ」
私が付けくわえました。
「死んだらボーズが、まるもうけ」

失礼しました。

2014/01/09 23:51 | by まろたん

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