正恩君、何かやるならオバマが大統領の内だよ

22日は私のセミナーでした。
ご参加くださったみなさん、ありがとうございます。
50人会場に参加者20名でゆったりのはずだったのですが・・・
最終的に23名ほどご参加くださいました。
その後、飲み会に参加くださった方も5名ほど。
実に楽しく、ためになる時間を過ごさせていただきました。

それにしても、みなさんのレベルが高すぎ。
まあ、不動産投資がひとつのテーマですから
それぞれに資金が潤沢そうなのは当たり前なのですが・・・
お持ちになっている知識やご経験、また社会的なポジション。
こちらがビックリするようなハイレベル。
いやいや、どちらがセミナーしてもらったのか分かりません(笑)。

今回、参加者の募集は完全に私のブログだけ。
だから、全員の方がこのブログの読者さんです。何ともありがたいものです。
改めてお礼を申し上げます。ありがとうございました。

DSCF1808 - コピーさて、私はご存じの通り天邪鬼です。
世間で騒がれていることは、あまり取り上げたくありません。
4年くらい前、私は盛んに竹島のことをここで話題にしました。
韓国がいかに不当にあの島を占拠し続けているか。
また、占拠しているくせに「俺のモノだ」と大騒ぎするのが
いかに滑稽な行動であるか、などです。
でも、最近では韓国を批判するのは世の中の有力な論調。
私がここで孤軍奮闘する必要がなくなりました。

そこで、今日は久しぶりに北朝鮮のことを取り上げたいと思います。
最近、ほんとうに雲行きが怪しいのです。
まず、叔父である張成沢(チャン・ソンテク)を逮捕・処刑しました。
その後、その一派を何千人と捉えたり、労働キャンプに送っているとか。
まあ、よくある内紛と粛清と言えばそれまでなのですが、
今回の事件の最大の影響は支那との関係悪化でしょう。
北朝鮮国内へ支那の影響力がほとんど及ばなくなっているそうです。
ということはすなわち、北が暴走することを誰も止められません。

それでいて、北を支配しているのはあの若き暴君です。
オヤジの正日君は強度の怖がりだったそうです。
だから、口では「やるぞ、やるぞ」といっても、
大したことはしませんでした。
KALを爆破し、ミャンマーで暗殺を謀ったことくらい。

しかし、若き暴君は怖いもの知らずかもしれません。
それに、朝鮮戦争の記憶ももつ世代も第一線から消える時期。
一か八かの賭けに出たとしても不思議はありません。
北朝鮮国内では、生活の苦しさから「いっそ戦争になればいいのに」
という空気もあると聞いています。

アメリカのオバマ大統領が、訪日の日程を一日減らして
韓国に立ち寄ることにしたのは、北朝鮮の不穏な動きを
知ってのことだと書いているメディアもあります。
北朝鮮は、かつてのように閉鎖国家ではなくなっています。
中朝の国境はかなり緩い状態。
表立っては出入りを厳しく制限していますが、
どちらにとっても抜け道は必要なのです。
また、北の国境警備隊にも自分たちの生活がありますから。
国境沿いのエリアは携帯電話が使えるようです。

アメリカは衛星などで北の国内をモニターするのは当然として、
ヒューミントなスパイ活動も行っているのでしょう。
だから、北の国内情勢をある程度掴んでいるはず。
実は、日本も北の情報はかなり持っているようです。
それは、警察庁と警視庁には外事課があり
北を担当するセクションが置かれています。
そこは、基本的に防諜のためにあるのですが、
かなりの情報力を持っているといいます。

もし、北が軍事的な冒険を仕掛けてくるのなら、
アメリカや日本は予め察知できるのではないでしょうか。
韓国は・・・独自の情報収集力があるようですが、
日本には教えてくれないと予想できます。
実は、韓国は北との統一を願っていません。
もちろん、支那もアメリカも同じ。
その理由は、単純に「めんどくさいから」。
2千万もの餓えた北朝鮮人の面倒を見たくないのです。
ただ、日本だけは「拉致被害者」を取り戻すために
北の体制崩壊を間接的に望んでいます。
拉致被害者が取り戻せれば、それ以外は・・・・

私から見ると、北の体制はもう持たないと思います。
少なくとも、支那が機を見て正恩君を引き摺り下ろすでしょう。
そして形の上だけは正男君を据え置いて、
完全な衛星国にするのではないかと予想します。
遠い将来は朝鮮自治区との併合もあり得ます。
そうなれば、東トルキスタンやチベットと同じ。
まあ、今のように餓死することはないでしょうが。
これに対し、アメリカは多分表面的な抗議をするだけ。
特に、オバマ政権の内にそれが起これば、
かなり「しらないふり」路線の可能性が濃厚です。

先日、私は耳を疑うようなニュースを聞きました。
アメリカのケリー国務長官が、何かの会議でこう発言したのです。
「シリア問題について、アメリカに軍事オプションはない」
つまり、シリアに関してアメリカは軍事行動をとらない、
と堂々宣言したのです。信じられませんでした。
そんなこと、内心そう思っていても口に出すべきではありません。
「やるかもしれない」と相手に思わせておいてこそ、
様々な交渉を有利に導けるし、心理戦でも優位に立てるのです。
それを自分から放棄するなんて・・・まるで外交の素人です。

北の正恩君が、このケリー発言をどう読み取ったか知りません。
しかし、「やるならオバマの間」と考えても不思議はないのです。

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2014/2/24 15:20 Comments (0)

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