今は千載一遇の「売り時」ですよ

今日はちょっと地味に脱線。
週明け16日の月曜日に2014年の10月から12月期の
GDP速報値が発表されます。
巷では3%台の成長を予想する向きが大勢。
ところが、この予想がなかなか当たりません。

前回7月から9月期の予想は、民間がだいたいプラス1%前後。
実際はマイナス成長です。このことを安倍君は事前に知っていて
増税延期&解散総選挙に踏み切ったと観測されています。
私も当時からそう書いていました。私の予想は大当たり(笑)。
黒田君のバズーガ2も、これを知っていて撃たれたと思います。

さて、今回はこういった「ヘンな動き」は見られません。
というか、「消費税増税決定」みたいな緊張する場面ではないので、
プラスだろうがマイナスだろうが「ああそうでかい」で済みそう。
株価が割合調子よく上がっているのでプラスでしょうね。
でも3%なんてことはないと思います。よくて1%台後半。

今も欧米の株価は割合調子よく上がっています。
13日の東京もブブーンとあがって軽く18000円を回復するはず。
東ウクライナの停戦合意を歓迎しているのでしょう。
今のところ、世界経済に悪材料がありません。

ここのところ、すべてが「小康状態」と言っていい様子。
アメリカの雇用が回復して、はっきりと景気は上向いています。
原油はちょっと分りませんが、50ドルを大きく割り込むこともなさそう。
すると、ロシアのデフォルトの心配が遠のきます。
唯一やばそうなのがギリシャですが、
まあ最悪のデフォルトでも規模は小さめで、まだ先の話。
イスラム国ははっきりと「世界の敵」になったので、
戦争嫌いのオバマ君も重い腰を上げそうな気配です。
アメリカが本気になればあんなのあっという間に駆逐されます。
本気にならなければ、いつまでもくすぶっているでしょうが。

こういう心配事が少ない状態の時、株価は上がります。
今のところ、世界同時株高になりそうな気配。
外国為替は基本ドル高ユーロ安&円安。
それで、日本経済はどうなるのでしょう?

悪くはないはずです。アメリカの景気が良くなれば輸出増。
でもヨーロッパは景気悪いので、あるていど相殺。
円安は原油安である程度悪影響が緩和されます。
輸出系企業は相変わらずの絶好調が続きます。

安倍君は景気の本格回復である個人所得の増加を
なり振り構わず導こうと必死。
企業経営者に「賃金上げろ」とことあるたびに要請しているみたい。
あはは。大企業の賃金が上がってもダメですよ。
日本のサラリーマンの大半は中小企業に勤めていますから。

株価は早い時期に2万円に近づくような気がします。
なんか予想外のことが起こらなければ、の話です。
それで、肝心の都心と城南、湾岸の不動産バブルは、
株価が好調な限りは続きそうな気がします。
ただ、そろそろ実需吸収には限界点に来ているような感じです。
弾けるには何かのキッカケが必要でしょうね。
それがなければ2年後の消費増税まで高原状態かもしれません。

この世界景気の小康状態は実に怪しい様々な仮定に支えられています。
・ウクライナの停戦協定が守られる
・ギリシャは短期的にデフォルトしない
・アメリカの景気回復が続く
・イスラム国の悪影響がこれ以上広がらない
・日本のGDPがプラス基調である
・中国でヘンなことが起こらない
・韓国でヘンなことが顕在化しない
・ロシアがデフォルトに向かわない
・原油価格がある程度のレンジで安値安定する
・日米欧の株価が安定する

まあ、こういった様々な事象がマイナス方向に向かわないと、
世界経済は小康状態が続いてアメリカは景気回復し、
日本はちょっとだけ経済成長してヨーロッパも停滞安定。
結果的にみなさんは平和に暮らせます。

国内的に若干心配なのが、サプライズ倒産です。
マンションデベロッパーは事業ができなくなっていますから、
独立専業系は下手をすれば黒字倒産の可能性もあります。
こういうことって、何かのキッカケで潮目がガラリと変わります。
マンションが何とか売れているのは「自分が住む」という
実需ではなく投資や相続税対策が中心です。

マンションって、売れなくなると徹底的に売れません。
日本人って、横目で他人の動きを見ながら自分も動きます。
みんなが買っていないときに買うなんて、怖くてできないのです。
しかし、みんなが売っている時に売る人は少なめ。腰が重いから。
だから、バブルではヌヌっと上がっても、あまり暴落しません。
落ちる時はなだらかに落ちていきます。実需系の物件はね。

さて、みなさん。今は不動産の絶好の売り時です。
こんな売り時、私が榊の活動を始めてから一度もありませんでした。
自分で使っていない余計な不動産はジャンジャン売りましょう。
実家の処分に困っているお方は、捨て値でいいから売りに出してください。
もしかしたら買い手がつくかもしれません。
郊外に空き家で置いてある家も、捨て値で売りに出しましょう。
荷物が置いてあったっていいですよ。現況有姿にすればいい。
多分、この機会を逃すと何十年どころか一生『売り時』は巡ってこないかも。

seminer150305

seminer150305

管理費滞納解決セミナーは、お席があと6です。お早目の申し込みをお勧めします。

「榊淳司のお奨めマンション速報」

購読料 1ヵ月 1,590

※購読料金のお支払いはクレジットカードのみとなります。

お申込みは コチラから  次のページの右下「カートに入れる」をクリックしてください

メルマガ

ブログよりも過激な発言をお求めの場合は
私のツイッターをご覧ください。
twitter.com/SAKAKIATS

夕刊フジの公式サイト zakzak


2015/2/13 0:04 Comments (2)

2 Comments

まろたんさん、こんばんは。

リバースモーゲージについて、私は調べたことがありません。
でも、金融界ご出身のまろたんさんがお調べになって
「やめておこう」というのなら、それを私も尊重します。

私は今年で53歳です。あと10年チョイは現役のつもり。
老後でもできることはやるつもり。
収入の手段は幾通りもあるので、60代でもできることはやっているでしょうね。
今から悪知恵を働かせて新たな収入の途を作るかもしれません。

貧困ビジネスの被害者にならないように、稼ぐ爺を目指します。
私は人生の大半を自営業者としてやってきました。
その精神は60過ぎても続くかな、と。
ただ、時代は感じますね。ついていくのに青色吐息。

ともに世間に憚りましょう。
ごきげんよう。 おやすみなさい。 榊淳司

2015/02/15 23:47 | by Sakaki Atsushi

榊さま。

今は「売り時」だと。
同感です。
逆から言うと、今は「買うな」。
待て、ということになります。

「リバース・モーケージ」という金融商品があります。
先発は東京スター銀行で、最近メガでも始めた銀行があるようです。
この金融商品を調べてみました。
で、私の結論は「止めなさい」です。

理由を挙げると長くなりますから割愛します。が、
理由のキモは「年老いての借金」はアウト!
これが「すべて」です。
ま、人さまざま、考え方いろいろあろうか、でしょうが。

これから高齢者が激増します、また、しています。
で、高齢者をターゲットにしたビジネスが、さまざま出てきています。
それは「カモ」にするには持って来い、だからです。(笑)

何故、高齢者がカモになりやすいか?
逆に言うと、カモにしやすいか?
厳に理由はありますが、詳細は長くなるので割愛します。
ま、これからも「手を変え品を変え」でしょう。

が、高齢者向けビジネスについて、ザックリ言いましょう。
ほとんどが、いわゆる「貧困ビジネス」です。
カタチこそ変えていますが、仕組みは「貧困ビジネス」そのもの。
弱みにつけ込み、巧妙に「吸い取る」仕組み。
よく出来た「吸い取り紙」ですわ。(笑)

お金があっても、なくても、気をつけましょう。
と言いつつ、私が、きれーいに吸い取られたりして。(笑)
まあ古来「生き馬の目を抜く」と言いますしね。
今、私は60代半ばですが、例えば10年後は自信なし。

ま、人口のボリュームからして、これからは高齢者向けですよ。
また、高齢者向けに限らず、これからは、
ほとんど全てのビジネスが「貧困ビジネス」になりますよ。

「イヤな渡世だなあ」(往年の映画、座頭市のセリフ・笑)

ごきげんよう。

2015/02/13 20:40 | by まろたん

RSS feed for comments on this post.


Leave a comment

※こちらへ書き込みいただいたコメントは、承認後全て表示されます。
マンション購入に関する個別相談等こちらへ表示させたくない場合は、
専用フォームからお願いいたします。