目立ちたがりは、嫉妬深い?

私は元来、目立ちたがり屋ではありません。どちらかというと逆。
ところが、広告屋には「プレゼンテーション」という必須科目があります。
これが苦手だと、一生日陰者にされてしまいます。
仕方がないので、私もプレゼンテーターをやっておりました。
あまり上手ではありませんが、下手と言うほどでもないです。
コンペの勝率は3割以下だったような記憶があります。
まあ、最低でも3社コンペですから、平均でしょうか。

未婚の若い人を社員に雇った時には、必ず言うことがありました。
「もし披露宴に呼んでくれたなら、必ず行くけれど主賓のスピーチだけは勘弁してね」
何といっても、披露宴は相手方もたくさん来ています。
自分たちの家族や友人である人間の、結婚相手が勤めている
会社の社長が下手くそなスピーチをした分には、
「なにあの会社?」となります。
つまり、我が社員とその家族ご友人に恥を書かせてしまうのです。
そんな役割だけは絶対に嫌でしたから。

しかし「榊淳司」になってからは、目立つのが仕事。
呼ばれればどこにでも行って、カメラの前であろうが
マイクに向かってだろうが、ボイスレコーダーの傍であろうが、
何なりと相手の「聞きたい」話を喋らねばなりません。

はたまた、自分でセミナーを開くと、それこそ
わが読者さんたちを満足させる講演をしなければいけません。
こんなことを始めて、はや6年。慣れましたね。
もし今、誰かが結婚披露宴の主賓スピーチを頼んできても
何のプレッシャーも受けずに引き受けられるでしょう。

それこそ今の仕事は、できるだけたくさんテレビに出て、
雑誌やネットメディアにも登場して世間に露出することで、
どんどん名前が売れてビジネスがしやすくなります。
マンションは地味な分野なので、いくら露出しても知れていますが。

最近はどう言う訳かメディア露出が多くなりました。
ほとんど毎日のように何らかの「メディア対応」を行っています。
実のところ、メディアにはちょっとしか出なくても、
その準備や確認にはいろいろと手間がかかるのです。
テレビなら、最初の取材申し込みが入ってからメールのやり取り。
下準備の取材を受けてから、オンエア用のV製作。
その点、生放送はだいたいがぶっつけ本番なのでラク。疲れますが。

紙媒体ならリリース前に原稿チェックがあります。
自分で書いているならチェック用のゲラが送られてきます。
メディア露出があまり無い時は、週に1本夕刊フジの原稿だけを
書いていればよかったのですが、
最近は毎日どこかのメディアさんと会ったり、原稿書いたりしています。
つまり、目立つようなことばかりしているのです(笑)。

人と会うのは好きです。人見知りは6歳で卒業しました。
こう見えて私はかなりの自信家なので、どんな偉い人でも
お金持ちでも、「臆する」ことがほとんどありません。
他人に対して「いいなあ」と思うことはあっても、
嫉妬を抱くほどでもないですね。まあ、性格でしょうか。

同じ出版社から出ている長谷川高先生のある著作が13万部
売れたと聞いて、正直なところ「いいなあ」と思います。
拙著も10万部くらい売れないかな、と憧れますねえ。
でもまあ、売れたには売れた理由があり、
売れないには売れない理由があるのでしょう。
そんなことはやっかんでも仕方ないこと。

嫉妬というのは劣情です。
その劣った感情を自分の中に秘めていることは、
出来ることなら表に出したくないはずです。
特に男が嫉妬を剥き出しにすることは、恥ずかしいこと。
少なくとも私の育った家庭では、そう教えられました。

ところが、世の中には嫉妬を行動エネルギーの
基にしている男たちがたくさんいますね。
特に政治の世界ではそのようです。
「あいつは大臣になったのに、俺は・・・」
それはもう、ものすごい嫉妬が渦巻く世界だとか。

そもそも、政治家も「目立ってなんぼ」の職業です。
目立ちに目だって、自分に票を入れてもらわないと成り立ちません。
ふと考えたのですが「目立ちたがり屋」というのは、
元来「嫉妬深い」性質と深く結びついているのか、ということ。

私も大学生の頃は本気で政治家になるつもりでした。
それは「目立ちたい」というよりも「政治を動かしたい」
という動機だったように覚えています。
あのまま政治家になっていたら、どうなっていたことか。

今、私の自宅や事務所のまわりは、区会議員選挙の真っ最中。
今回は地元でお世話になった議員さんがひとりもいないので、
特になにもなし。誰に入れようか迷うくらいです。
しかし、候補者さんたちはみな若い。

彼らの走り回る姿を見ていると、今は「大変だなあ」と思います。
政治家になっていればなっていたで、
私もそれなりにあの世界に順応したのでしょう。
他の奴を激しく嫉妬して、目立ちたがりになっていたかも。
まあしかし、私は今の自分の仕事を気に入っています。

今日もあるメディアの方が取材に来られて
「榊さんも今後、分野を広げられればいいかもしれませんね」
とおっしゃってくださいました。
ハイ、すでにブログでは脱線しまくっています。

もう50年も生きてきて、他人の真似をしない性格なので、
どんなものに対しても、だいたいオリジナルの意見を持っています。
それを、時々このブログに書いています。
それをよろこんでくれる読者さんたちがいます。
彼らはセミナーや飲み会に来て「榊淳司」を楽しんでくれます。
このポジションがけっこう心地よいのです。
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先週金曜日にも、この事務所で飲み会を開きました。
いつもの参加者の他に、読者さんが3組4名様ご参加くださいました。
「顔が写りたくない人は向こうを向いてくださいね」
と言いながら撮ったのが、この写真。楽しかったですよ。
今度、年末の忘年会みたいに、ブログで正式に募集しますね。
みなさん、ぜひご参加を。

ということで、榊淳司は区会議員選挙には出ていません(笑)。
毎日、事務所で静かに原稿を書いています。
今日は某メディアの方々と飲みに行きますが、
いつもは自宅に帰って晩飯を食べます。平和な日々。
区会議員候補のみなさん、がんばってください。
特に品川区政にチャレンジしている杉山ジョージさん、
お会いしたことはありませんが、応援しています。

資産価値レポートの更新情報です。
今回は23区の北側で5タイトルを一挙に最新情報化。
文京区はやや「品薄」状態。
それに比べて、北区はけっこういろいろあります。
山手線の内側にもあります。
私がレポートしている中で、北区はもっとも
コストパフォーマンスに優れていますね。

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セミナー参加者募集中

日  時:2015年5月16日(土) 午後1時15分より(午後1時開場)
場  所ルーテル市谷センター 第1会議室
東京都新宿区市谷砂土原町1-1
地下鉄有楽町線「市ヶ谷」駅徒歩1分、JR中央線「市ヶ谷」駅徒歩5分
電話 03-3260-8621
定  員:40名(定員に達し次第、締切)
参加費:お一人様2000
(参加者全員に1490円(税込)の新著書「やってはいけないマンション選び」、もしくは当日会場内だけで有効な1000円分の「資産価値レポート購入クーポン」をプレゼント)

お申込:リンク先ページの「申し込みフォーム」からお申し込みください

当日の予定
セミナーの部 13:15~
講演1 「未来のマンション市場風景 バブル崩壊を見据えて」13:15~14:30
講師 榊 淳司(住宅ジャーナリスト・榊マンション市場研究所代表)

講演2 「新築or中古 その違いと注意ポイント」 14:40~15:20
講師 大友雅敏(㈱ベストサポート 代表取締役)
不動産業界での幅広い経験と該博な知識で、エンドユーザー側にたった不動産購入をサポート。物件選びや購入手続きなど、法務・実務面を中心に「失敗しない」ためのチェックポイントを分かりやすく解説します。

講演3 「管理費削減の基本:管理会社見直しと管理品質向上」15:30~16:10
講師 別所毅謙(㈱別所マンション管理事務所 代表取締役)
有名マンション管理専門のコンサティング会社において基本システム及びノウハウを構築した後、別所マンション管理事務所を設立。管理組合を支援するコンサルティング実績多数。管理費削減サービスを提供する最大手企業の顧問を兼任。

トークタイム&相談会 16:20~16:50
榊淳司が希望者のみなさんと自由に語り合う場を、短い時間ながら設けさせていただきます。どうぞ、お聞きになりたいことなどございましたら、気軽にお尋ね下さい。
また、この間に大友雅敏、別所毅謙の両氏が希望者の個別相談を承ります。 17:00完全終了

参加特典
1 参加者全員に1490円(税込)相当の新著書「やってはいけないマンション選び」をプレゼント
(※すでにご購入の方には、当日のみ有効な1000円分の「資産価値レポート購入クーポン」を差し上げます。ただし、クーポンご希望の場合はあらかじめメールでお知らせください)

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2 榊マンション市場研究所が発行する各レポートの廉価販売
セミナー会場にて榊淳司のレポートを超割引価格で販売。
業界を震撼させているあの驚愕のレポートの
PDFデータCD版を通常ダウンロード価格の
半額から3割引程度(2000、3000、5000円均一等)で販売いたします。
話題の「マンション値引き交渉術」も通常12800円のところ
当日は旧版CDながら5000円で販売しております。
どうぞ、この機会をお見逃しなくご利用ください。
※但し、ご用意する枚数などには制限があります。

3 著書サイン会
希望者には榊淳司がサインさせていただきます。すでに「やってはいけないマンション選び」をご購入された方は、当日お持ちいただければサインさせていただきます。

※今回は懇親会を行いません。

お申込みはこちらのページの下

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※購読料金のお支払いはクレジットカードのみとなります。

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2015/4/20 18:27 Comments (2)

2 Comments

まろたんさん、こんばんは。

なるほど、自己愛の強いのが嫉妬深さに転じる、ですか。
カマチャやネット弁慶がそのタイプでしょうね。
会社に行くと借りてきた猫。
ネットでは怖いものなしに傲岸不遜。
それでいて、共感者を求めて群れたがる。
アホみたいですね。

私、3人兄弟の真ん中です。
でもまあ、わが兄弟はみな甘ったれではないですね。
みな、精神的にきっぱり独立。
ほっとかれた親が「もっとかまえ」と怒ります。
「こんなふうに育てたんはあんたやろ」の世界。
私、男の子なんで一番母親に可愛がれましたが、
今は実務面のサポートをするだけ。
それはきっちりやっていますが、精神面はスルー。
同級生たちは親にべったりで、結婚する、家を買う、
子どもが学校に上がる、といっては金をせびりに来るけど
私は「金あんのんか。なかったら送るで」。
それはそれでいいみたいですけどちと寂しい様子。
まあ、育てられ方ですね。

確かに「人恋しい」ですね。
でも、それにダダ負けするのは嫌い。
所詮、人間最後はひとりでは有馬温泉。

今夜はこのくらいで。ごきげんよう。 榊淳司

2015/04/20 23:40 | by Sakaki Atsushi

榊さま。

今日のお題「嫉妬」。
嫉妬心のない人は、いないでしょう。
それくらい万人にとって、永遠の扱いにくい心根です。
但し、何でもそうですが、個人差はあります。

「目立ちがり屋」は「嫉妬ふかい」は、同感です。
嫉妬の心根には「自己愛」がありそうです。
自己愛もまた、万人にある心ですが、目立ちがり屋はこれが強い。
或る種の「幼児性」です。

幼児は、自己愛が強い。
いつも「母親」に見詰めていて欲しい。
自分のことを、気にかけて欲しい。
こんな心根があるようです。
未だ「自立に至らず」と言えるでしょう。

ま、幼児ならば当然のことですが、成人に至っても、
「自己愛、未だ衰えず」という人がいます。
子ども時代の生活環境も、かなり影響してそうに思います。
もちろん「生まれつき」の性格、先天性も大きいかと。

むかし、3人以上の兄弟が普通でしたね。
そのころ言われていたことですが、例えば3人兄弟では、
第一子と末っ子と比べて、真ん中の子は、自立心が強い傾向があると。

つまり家庭の中で、母親から余り構ってもらえないポジションで、
「ねえねえ、ぼくのこと構って」という「自己愛」が希薄だと。
この説、どうでしょうか?(笑)

ま、このくらいで。

で、六〇余年、シャバで生きてきて、思うんですわ。
結局、
人は「人恋しい」ですよ。
すべって転んで、なんだかんだ、ゆうても、ね。
どうでしょうか?(笑)

だから、人は「寄り集い」ます。
で、最後は「蹴り合い」ですわ。(笑)
なのに、マタゾロ「寄り集う」。
やっぱ「人恋しく」て。

あ~あ、好きに、シクサレイ!(笑)

ご多忙中、失礼しました。
ごきげんよう。

2015/04/20 21:51 | by まろたん

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