なぜか「目立つ」人生を歩んでいます

論語によると、「五十にして天命を知る」そうです。
私は50をいくつか過ぎましたが天命には興味がありません。
そもそも何かを命ずる「天」なるものの存在さえ疑っています。
そんなもの、どーでもええでしょ。人間、必ず死ぬのだから。

最近、小学校時代の同級生と連絡を取り合っています。
まあ、40数年間話したこともなかったようなお方たち。
そこで、きしかた行く末をツラツラ考えていました。
この歳になって気が付いたことは、「私は目立っていた」。

別段カラダが大きいわけでも、運動ができるわけでも、
ましてや秀才であったわけでもありません。
しかし、人々の記憶に私は鮮明に残っているらしいのです。
そのことは、薄々気が付いていました。

振り返ると、こちらが覚えていないのに向こうが記憶している、
と言うケースのやたら多いこと。
学校時代の同級生たちも、その後の職場の仲間からでも、
どこかで再会すると度々「千原(本名)君やろ」といわれます。
私にとってはまったく覚えがない人が、私を覚えている。
もっとも、私は他人にほとんど興味のない人間です。

今は、名前を売るのが商売になりました。
目立つ機会があればホイホイと出かけていきます。
人前で話をするのも苦ではなくなりました。
しかし、昔はなるべく目立たないようにしていたつもりです。
でも、結局は目立っていたみたいですね。

まず、自分の考えを表に出すのに遠慮をしません。
その考えは、往々にしてその他大勢とは違っていました。
そのことを、ちっとも気にしないどころか、その他大勢を
「お前ら、アホちゃうか」という不遜な態度で睥睨していました。
それで、多少の衝突があっても「フン」という感じ。
まあ、クソ生意気なガキ時代です。

思えば、私は30くらいまで「生意気」と言われ続けましたね(笑)。
そのまま50を過ぎたオッサンになってしまいました。
まあ、今の私に「お前、生意気やぞ」とは誰も言いませんな。
でも、今でも「生意気」なことを言いまくっています。
最近はそれが幸いして、毎日のように週刊誌や新聞から接触があります。
まさか「生意気」が商売のネタになるとは知らなんだ(笑)。

小学校時代の同級生によると、私のイメージは
「ものすごーくアタマが良くて、発想がハンパなかった」そうです。
でも、今はフツーのオッサンとして世間の片隅で可愛く生きています。
今はそうでもありませんが、稼いでいた時はたんまり税金も払いました。
少年時代の補導を除いて、前科はありません。
お巡りさんたちとは時々喧嘩をしたり、協力関係を築いたりします。
いい大人になると、お巡りさんを敵に回すものではないと分かります(笑)。
まあ、そんなことはどーでもいいのですが。

しかし「目立つ」というのはいろいろ差し障りがあります。
いちばんは、他人の嫉妬を受けやすくなること。
27歳で独立して、年収が300万円から実質3千万円になった時、
開業5年で2回も税務署がやってきました。
実は3回目もありそうだったのですが「撃退」しました(笑)。

ああいうのは、誰かにチクられているからでしょうね。
元の勤め先であり、最大の顧客であった某広告代理店では
とんでもないデマを流布されました。
出入り業者である私が部長席に座って、
机に足を投げ出して電話していた・・なんて。
それで、一時は受注が激減したことがあります。
ライバル代理店に売り込んで、減少分は補いましたけれど(笑)。

世に恐ろしきは、他人の「嫉妬」です。
でも、私はこれに対してものすごく鈍感です。
というのは、私は内心では「自分はエライ人間だ」と思っていますが、
他人からそう見られているとは全然考えない人間です。
他人様から見れば、私はただの「生意気な男」だろうと
思い込み続けていくうちに、齢50を超えてしまったのが現実。
今ではただの「小うるさいオヤジ」なのでしょうね。

しかし、今でも私は自分が考えている以上に「目立つ」ようです。
このブログは、始めてから実質7年になります。
推定で2,3千人の固定読者さんたちがいらっしゃるようです。
これは、始めて2年目くらいからあまり変わりません。
ありがたいことです。ありがとうございます。
ただ、これを不自然に増やそうということはしていません。

私は「食えればいい」わけで、必要以上に目立とうとは思いません。
元からして「目立ちたがり屋」ではないもので。
グーグルアナリシスも、今では数カ月に1度しかチェックしません。
しかし、他人の嫉妬にはうんざりですね。
自分が余り持たない感情なので、とても理解しにくいです。

私のように成功したともいえない人間が、
なぜに他人の嫉妬を受けるのか理解に苦しんでいます。
好き勝手なことをして世間体を保つ程度の暮らしをしていることが、
さほどに妬ましいのでしょうか?

昔の同級生や元同僚は「千原君、すごいな」と言ってくれます。
とんでもない。世間の端っこで細々と生きながらえているだけ。
今さら何かを成そうなどという気負いもありません。
ただ彼らが羨むモノがあるとすれば、それは私の持つ「自由」でしょうか。
アホな不動産屋や理屈の分からない代理店営業に頭を下げなくても
なんとか生きている、というささやかな「自由」。
これは大変ありがたいものだと思っています。
何よりも嬉しいのは「朝いつまでも寝ていられる」ことでしょうか(笑)。

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2015/6/5 13:46 Comments (2)

2 Comments

まろたんさん、こんにちは。

なるほど、静と動ですか。
確かに大人になればなるほど「静」の方が馴染んできますね。
反対に「動いていないと落ち着かない」という人を見ると、
あんたアホかいな、と思います(笑)。

私は自分ではあまり動いていないつもりでも、
目立つみたいですね。この頃やっと自覚しました(笑)。
じっとしていても周りが騒いでくれるタイプ。
それで自然と名前がうれますから、ありがたいものです。

しかし、こんなつまらない人間を気にかけて
熱意を持って嫉妬している人々がいるかと思うと、うんざります。
他にやることないのかいな、と(笑)。
嫉妬するのなら、もうちょっと大物を相手にしたら、なんて(笑)。

浜の真砂は尽きるとも世に愚人の種は尽きじ。

明日からは毎日のように取材を受けます。
毎日同じ話をします。
世にメシの種は尽きじ、であって欲しいと思うので有馬温泉。

ごきげんよう。 榊淳司

2015/06/07 15:30 | by Sakaki Atsushi

榊さま。

どんより空。こういう日も、また愉しからず哉。

「目立つ・きわだつ・目を引く」
この世にはニンゲンを含め、万物さまざま存在しています。
で、その存在たるもの、二つに大別できましょうか。即ち、

「動」と「静」

ニンゲンにとって目立ちやすい存在は「動」でしょう。
遠く、いにしえの人びとは、いざ知らず、現代人にあっては、
「動」なるものに「目を奪われ」がちです。
「オンナ・子ども・わかもん」は、特にね。

しかしながら「おっさん」以後になりますと、
「動」より「静」なる存在に惹かれるようになります。
更に言いますれば「動」の中にすら「静」なるものを「観る」。

チーと宗教がかった言いようではありますが、万物流転の中に、
動かざるもの「不動」を感得するようになります。
と、そろそろです。「お迎えが、近い」(笑)

ま、
「動」なるものは目立ちますが「飽きられやすい」ような。
片や、
「静」なるものは「心に残る」ような。歳月を経て。
敢えて、これらの哲理、
「オンナ・子ども・わかもん」には、不覚のことでありますが。

お休みのところ失礼しました。

ごきげんよう。

2015/06/06 14:25 | by まろたん

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