湾岸タワーマンションが早期にチャーニーズ化

今年も、村上春樹はノーベル文学賞を受賞できませんでした。
私は彼の著作の大半を読んでいますが、ノーベル文学賞に
ふさわしい作家とは思えません。
大江健三郎なんか、もっと遠いと思います。
まあ、個人の好みの問題ですね。

しかし、村上春樹の作品には人を引き込む力があるのは事実。
「1Q84」なんて、読んでいる間、私はずっとあのお話の中の囚人でした。
「海辺のカフカ」もそうですね。そこにジョニーウォーカーがいるような。
「羊をめぐる冒険」は、まだ健全な方です。
「国境の南、太陽の西」がいちばん好きな作品です。
「ねじまき鳥」も、まあまあ好きな類ですね。

ただ、総じていえば、彼の作品は「邪悪」です。
人間の心に潜む邪悪な何かを描き続けているような気がします。
そういう点、村上龍の方が直截的に「悪」を描いています。
「愛と幻想のファシズム」なんて、日本文学史上に残る傑作・・・
というのは、私の単なる想いかもしれません。
「5分後の世界」も、日本的でありますが心を揺さぶります。

ノーベル賞は、文学賞と平和賞はなくていいです。
とても恣意的に決められているような気がします。
特に平和賞はクソですね。オバマまでもらっています。
オバマがあれをもらったせいで、ウクライナは領土を失い
中国は南シナ海を事実上の支配下に置きました。
世界の平和を乱したのです。ちっとも平和賞に値しません。

ちなみに、経済学賞はインチキです。
日本人の受賞者が一人もいないからではありません。
経済学という学問自体が、人類にあまり貢献していないからです。
いつもながら、経済学徒のみなさん、ごめんなさいね。
でも、あえて言いましょう。
経済学という学問フィールドは、まだ恐竜時代のままです。

ちょっと脱線が過ぎました。マンションのお話をしましょう。
ちょっと前まで「これはバブルではない」なんてぬるい話をしていた
お方もいましたが、今ではもう認めざるを得ないでしょう。
東京の不動産市場は「完全な」バブル状態にあります。
中心地では、土地の値段が坪当たり2千万とか3千万です。
そろそろ、マンションの坪単価も1千万の声を聴くでしょう。
これがバブルでなくして、何がバブルなのでしょう?

今回のバブルは、「世界的現象の一部」と見るべきです。
外国人が不動産を買いにくい韓国以外の東アジアは
東京も含めてすべて不動産市場がバブっています。
われらが東京はまだましな方です。
運用利回りが、いまだに表面3%くらいはありますから。

私は利回りが4%を下回ればバブルだとおもいます。
4%なら25年かけないと元は取れません。5%なら20年。
健全な水準は先進国で5%から8%だと考えています。
そこを下回ればバブル。
香港なんて1%あるかないかだと言われています。
100年で元が取れる投資なんて、誰がやるのでしょう?
大陸のお金持ちは盛んに買っているそうですが。

狂っていますね。
世界中でお金が余っています。
なぜならドルも円もユーロも、果ては人民元も金融緩和。
カンタンにいえば、お金を刷って市場にジャブジャブ供給中。
私には縁がありませせんが、あるところにはあるのです。
それも世界単位です。

私のところにまで数百億円単位の投資話が舞い込んできています。
アハハハハ、という感じです。これこそバブル。
しかし、金融引き締めという観測は今のところアメリカだけ。
日本では黒田君が3発目のバズーガを撃ちたくウズウズ。
中国の習君は何が何でも成長率を作ろうと四苦八苦。
ヨーロッパではVW騒動が新たな火種になっています。

そして、東京の不動産市場はバブル化。
中国からの爆買いが衰える気配を見せていません。
それどころか、個人単位から組織単位に膨らんでいます。
かつての「ファンドバブル」を想起させる展開。
前述のようにお金の単位が億から数百に膨らんでいます。

一方、実需はまったく冴えませんね。
郊外エリアでは実需向けマンションが売れていません。
マイルドヤンキーたちは、家なんて買わなくていいのです。
今住むところには不自由しないのですから。

2008年のリーマンショックは、不動産ミニバブルを崩壊させました。
しかし、その後の世界的な金融緩和をもたらしました。
今また、その金融緩和が世界的な不動産バブルを生みだしています。
香港や台北、上海やシンガポールの不動産がバブル化しようと、
私はそんなこと知ったことではありません。
ロンドンやパリの不動産が高くなっても、私には無関係。
しかし、東京のバブルは困ったものです。

このあと、東京ではアベノミクス以降に売れたマンションが、
大量に竣工時期を迎えます。
それらのマンションは、半分以上が「自分が住むため」の実需ではなく、
外国人の「爆買い」や相続税対策の需要で買われました。
今年末から来年にかけて、それらが一斉に賃貸市場に出てきます。

東京の賃貸市場は実質的にダブダブ状態です。借り手がつきにくい状態。
売買の市場はバブル需要があっても、賃貸市場は常に実需が基本です。
賃貸物件が大量に余っている以上、賃貸運用は困難なまま。
目ざといオーナーは従来型の賃貸を諦めてAirbnbに回します。
特に外国人(主に中国人)オーナーはそうするはずです。
インバウンドの爆発的な増加で、東京のホテルは超不足状態。
Airbnbの稼働率は、都心や湾岸なら軽く7割以上を見込めます。

一方、湾岸エリアのタワーマンションはAirbnbに対してナーバスです。
管理組合の取り組みも、積極的な「禁止」と「妨害」です。
しかし、たとえ管理規約で禁止にしても民法上は合法。
警察は今のところ旅館業法で取り締まる気配を見せていません。
また「特区」においては合法化条例の制定が進みそうです。

私はかつて、湾岸エリアのタワーマンションは中国人オーナーが
多数派になる「チャイニーズタウン化」になると書きました。
その時にはAirbnbを想定していませんでした。
だから、早くても5年先くらいを考えていたのですが・・・・

Airbnbで中国人向けのホテル化が進むと、
チャイニーズ化はもっと早まるかもしれませんね。
毎日のようにスーツケースをガラガラ引っ張る北京語人士が
エントランスロビーを占拠するようなマンションからは、
日本人は黙って自宅を売り払い、出ていくはずです。

早ければ、湾岸のタワーマンションはオリンピック開催前に
「チャイニーズ化」する可能性があります。
これは遠い未来ではなく「今そこにある現実」です。
都心や湾岸で中古マンションの購入を考えているお方は、
エントランスロビーのソファに半日座ってみてください。
スーツケースを引っ張る北京語人士が現れたら要注意。
2,3年後にはチャイニーズマンションになっているかもしれません。

さて、資産価値レポートの更新情報です。
今回は「京都市」を最新情報化。
御所と下鴨のバブルは続いていますが、
息切れの兆候も見られます。
野村不動産の2物件がどうなるのかが見もの。

京都市の38物件
価格 8,490

■プラウド京都東洞院、■プラウド京都御所東、■プレイズ御所南、■クレヴィア京都 御所南、■クラッシィハウス御池柳馬場、■グランドメゾン京都御池通、■ロジュマン京都橘柳町、■ザ・京都レジデンス御所南、■プレミスト京都 烏丸御池、■クレヴィア京都 烏丸五条、■ブランズ京都四条烏丸 桜風庵、■ジオ烏丸五条、■クレヴィア京都 四条後院通、■リソシエ西洞院センシア、■グラン レ・ジェイド 京都河原町、■ジ・アーバネックス京都東山、■ジ・アーバネックス京都河原町プレイズ、■ザ・京都レジデンス 岡崎、■プリオーレ京都高倉六角、■プリオーレ京都三条高倉、■ザ・京都レジデンス 岡崎 神宮、■エステムプラザ 東山邸、■エスリード京都洛南、■パークシティ桂 ジオ、■パラドール四条葛野大路 グラン・スマート、■ロジュマン京都平野鳥居前町、■ザ・テラス京都グランターミナル、■ル・パルトネール 京都 御屋敷町、■オークプレイス京都北大路、■ローレルコート京都下鴨、■フォルム京都下鴨、■京都市北区小山南上総町66番地、■エスリード伏見丹波橋、■プレージア京都 山科東野、■ライオンズ伏見桃山 指月城、■パラドール嵯峨嵐山レジデンス・彩月花、■ジオ京都嵯峨嵐山、■ジオ京都嵐山

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2015/10/10 14:36 Comments (7)

7 Comments

まろたんさん、こんばんは。

それはそれは・・・・お大事になさってください。
何事もカラダあってのことですから。

「或る小倉日記」が大好きです。
といっても読んでいません。
松坂慶子と金田賢一のドラマを見た気がします。
「半生の記」も、小学校の時に読んで感動しました。
人生には「後半」というものがあるものだと。

ともあれ、楽しい旅でありますように。
小倉というところには行ったことがありませんが、
鴎外にも漱石にもゆかりのある地。
あとは細川家ですか。晋作も落としましたね、小倉城。
まあ、生きているうちに行けたらいいかと。

ではまた。 ごきげんよう  榊淳司

2015/10/11 22:12 | by Sakaki Atsushi

榊さま。

涼しくなりましたね。朝がたは寒いくらい。
今日の早朝、腹か胃か、痛みが差し込んで来ました。
原因不明。かなりの強い痛みにベッドで唸る。
鎮痛剤を飲み耐えること、2時間。
ようやく痛みが消えて、ほっ。

女房は救急車を呼ぼうかと言いましたが、断って様子見。
救急で病院に入ったとしても、大したことは出来ないでしょう。
ならば、しばらく静かにして様子見するほうが良かろうと。
久しぶりの緊急事態に遭遇。健康こそ何よりと再確認した次第です。

山陰・ひとり旅は当月下旬にと。
実は、私は「松本清張・友の会」の会員で、この24日に、
九州・小倉にある「北九州市立・松本清張記念館」で、
或るイベントが催されます。
それに出席して、帰路、山陰と大阪にと寄ろうと、
欲張っています。

ま、トシですから「途中、撤退」かも知れませんが。(笑)
ともあれ、なにごとも「一期一会」の心がけで。

くれぐれも養生しましょう。お互いに。
ごきげんよう。

2015/10/11 20:53 | by まろたん

まろたんさん、こんにちは。

世の中、変わっていますね。
日々変わっています。
でも、多くの人は変化が苦手。
今までのように、やりたがります。
でも、日々変わっているから、そのうちダメになる。
取り残されている人が大勢。

私もまあ、あと十年ちょっとは現役でこの変化に対応します。
ムラのある性格なので、同じことをやっていると飽きます。
それがやや幸いしているかも(笑)。
もう、マンションの時代は終わりかけています。
違う飯の種を見つけなきゃ(笑)。

山陰一人旅、お気をつけて。いい季節です。
山頭火みたいに、言葉を紡いでください。

ごきげんよう 榊淳司

2015/10/11 13:40 | by Sakaki Atsushi

榊さま。

思い付いたまま、以下、書きます。

マイナンバーがらみで詐欺あり、との記事。
ホンマかいな。この手の事件。狂言じゃないの、と。
みんな、さびしいのか日本人。
そんな今の、アホンジン。(笑)

マジメな話。
今この時が、潮目・変わり目というのは「人類史的な実相」ではと思います。
過去にも「それふうな」見方はありましたが、今回は違うと。

やはり、大きく変わるときには変わるのが人の世。
日本も、アジアも、そして世界も。
アメリカ。
彼らの言う、その身の「リバランス」。
世界のガリバーでさえ、我が身を「変身」せざるを得ない時代。

我が日本で言いますと、戦後七〇年の「リバランス」。
いやいやもっと、維新後150年・近代の「リバランス」。
いや、そんな生やさしいものではない。もしかすると、
今や人類そのものが「或る挑戦」に晒されているのかも。

ワールド・ワイブ・ウエブ。
世界が一つに「つながった」。ほーんの、ここ十数年で。
安価に、かつ、イージリイに。くそバカ・田吾作でも。(笑)

そして、そのトレンドは留まるところなし。
今日も明日も、あなたも私も、誰かれも。
人類誕生以来、数百万年と言いますが。
この先人類は、自分で自分をこなしてゆけるのでしょうか?

昨今「ポスト・キャピタリズム」が語られ始めました。
人類・百億人限界説の言う百億も、すぐ「目の前」の現実。
「和気あいあいと蹴り合い」しつつ、ほろんでゆくのでしょうか?
まず真っ先に、ニッポンから。(笑)

こんな時代を思えば、やれノーベル賞だの、ハルキだフユキだなど、
笑止千万のように思えるのですが・・・。
ま、このテードなのでしょうね。ニンゲンは。(笑)

> 世の中に寝るよりラクはなかりけれ。
> 浮き世のバカは起きて働く。

どいつもこいつも「日銭かせぎ」。
かってはオイラも、あくせく日銭かせぎしたっけなー。
あーあ。あほくさー。
こんなもん、かいな、かいな、道頓堀よ。

山陰・怒涛のひとり旅は、連休明け。
浮き世のバカが、いなくなってから。(笑)

しょーもないことを、失礼しました。

ごきげんよう。

2015/10/10 23:56 | by まろたん

まろたんさん、こんにちは。

そろそろお神酒の時間ですね。
貧乏暇なしで、今日も仕事をしております。
まあ、世間に求められているうちが華か、
なんて自分を慰めながら・・・

春樹は芥川賞さえ取っていないのですね。
熱烈なファンが私のまわりにもたくさん。
まあ、私は普通に読むだけですが。

いただいた原稿、随時読んでいます。
楽しみです。
まろたんさんの「お目の高さ」を感じますね。
そういえば、山陰一人旅は終わったのですか?

それではまた ごきげんよう 榊淳司

2015/10/10 17:38 | by Sakaki Atsushi

榊さま。

2015/10/10 16:25 | by まろたん

榊さま。

大江、春樹、りゅう、その他、もろもろ。
みんな、ニッポン人「じじババ」になり果てた。
「小市民」になった。
ま、そういう時代なんでしょう。

当節、小説なんぞ「オンナ子ども」のタシナミに過ぎない。
テレビと同類ざんすよ。
ちなみに、何故か、芥川賞受賞者が「モデルさん」みたいにカワユイ。
ま、そういう時代なんでしょう。

私は、いつも「自分だけ」。
あとは、お恐れながら「天皇陛下だけ」。
そして、我が民族の「ほろび」を、高みの見物。(笑)
お神酒の、なんと、オイシイこと。

それはともかく。
今は「極楽・ゴクラク」。

ごきげんよう。

2015/10/10 16:24 | by 匿名

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