マホメットはユダヤ人だった?

私は、世の中の常識を素直に受け入れない、という
どうにも始末の悪い思考癖をもっています。
とにかく、自分で納得できるまでは、まず疑ってみます。
これは、ひどく個性的ではありますが、日本のような
安定した固定観念社会を生きるには、かなり損です。

例えば、中学校1年生の時に「英語」という未知の学習科目が
私の目の前に登場した時に「なんじゃこりゃ」と思いました。
「こんなもの、俺の人生に必要ない」と思った瞬間、意欲喪失。
その結果、その後の人生で惨憺たる思いをします。

でも、時にはいいこともあります。
「学校の先生は間違ったことを教えない」という固定観念は、
小学校の3年か4年の時にきっぱりと捨て去りました。
その結果、テキトーフキな生き方を致しております。

2007年頃に、多くのエコノミストは不動産市場について
「これはバブルではない。正常な値上がりだ」
みたいなことをほざいていたのですよ。
私は心の中で「嘘だね、それは」と思っていました。
8年前からは、思うだけでなく書くことにしました。
ブログと言う表現手段が、万人に与えられていたのが幸いしました。

あの当時、わたしは不動産広告専門の制作会社の経営者。
日々、デベロッパーの担当者と打ち合わせしていました。
まさか本名で書くわけにもいかず、「榊淳司」という筆名を使いました。
今はもう、正々堂々と本名の千原俊彦でもいいのですが、
「榊」が売れてしまったので、そのままにしています。
まあ、それはいいとして。

世の中には、誰もが「当たり前」と考えていることでも
疑問に思えば「アレ、どうしてそうなの」と思うことが
山のようにあるものです。
エライ学者さんや巨大なメディア、高位の人々も
平気で間違ったことを発信していたりします。
だいたい、笑点の次の司会は「円楽で決定」なんて、
僕に吹き込んで恥をかかせたのは誰だ!
まあ、それはどーでもいいことですが。

最近、すごーく疑問に思うこと。
それは、イスラム教の「教祖」ともいうべきマホメットは
実のところユダヤ人ではなかったという疑問。
なぜなら、イスラム教の「神」であるアッラーは、
突き詰めればユダヤ教の「神」と同一であるからです。
イスラム教徒にとって旧約聖書は聖典のひとつです。

イスラム教もユダヤ教もキリスト教も、神様はひとつ(一人)です。
唯一絶対の存在。二つあってはいけないモノです。
そこのところ、基本無宗教の日本人には理解しがたい概念。
まあ、それは形而上で考えるしかありませんね。

マホメットは、ある日突然、神の啓示を受けます。
彼は「最後の預言者」と言うことになっています。
預言者とは未来を占う予言者ではなく、単純に神様の通訳。
マホメットに啓示を与えた神様は、旧約聖書に出てくる神様です。
マホメットが、明解にそう言っているのです。

そこで疑問。
マホメットは「神の啓示」を受ける以前は、どの神様を信仰していたの?
あるいは、無宗教だったの? なぜ、旧約聖書の神様を知っていたの?
そういう疑問を解くために、最も有力な仮説は
「マホメットはユダヤ教徒だった」というもの。

「ユダヤ人」の定義は、今では「ユダヤ教徒」です。
しかし、イエス・キリストやマホメットが生きていた頃の
ユダヤ人というのは、今のアラブ人と同じセム語系の一部族です。
ただ、信仰している神様がちょっと変わっていただけ。
「私を信じれば、君たちは救われる」という選民思想を植えつける神様。
なんでそんな宗教が生まれたのかは、よーわかりません。
推測するに、当時にユダヤ族と言うのは「嫌われ者」だったのでしょう。
それで「我々には我々の神がいる」と誰かが編み出した考えではないですか。
まあ、それはいいとして。

次の疑問は、キリスト教。
あれって、ハッキリ言って相当に変わった宗教です。
新教と旧教でだいぶ様相は異なりますが、基本はキリストが神。
新約聖書が一番の聖典です。新約聖書、読みました?
いや、すごいですよ。まるでSFみたいな世界。
日本人にとってはそう思えるのですが、キリスト世界の人々にとっては
ただの昔話か、あるいは「常識」のお話し。

キリストが手をかざしただけで、盲目が治ってしまうのですよ!
「なわけねーだろ」となりますわね。まひかりみたいじゃないですか。
アサハラショウコウが、床上1メートルに浮遊する、と同類です。
宗教には奇跡が必要なのですよ。だって、基本証明できないから。

創価学会が、「信心すれば病気が治る」的な布教をしますよね。
まあ、系列としては同じ類です。
新約聖書と言うのは、魔法のオンパレードです。
西洋人が魔法やゾンビが好きなのは、誰もが新約聖書を読んでいるから。
ハリウッドは濃厚にその影響を受けています。

キリスト教は、ローマ時代後期の新興宗教でした。
最初は禁止され、弾圧されました。
しかし、一般民衆にいつの間にか浸透。
マルクスは「宗教はアヘンだ」と言いましたね。
いい言葉です。私はそれだけでマルクスが好きになります。
マルキストではないですが(笑)。

私が補足するなら「宗教は心のアヘンだ」となります。
人間の心とは弱いもの。何かにすがりたい、とは誰しも思います。
日本人は、基本的に無宗教ですね。私もそうです。
神社には参ります。仏さまにも手を合わせます。
結婚式はキリスト教会だったような(笑)。
しかし、すべては便宜的なもの。そして、自己満足。

実は、日本人には「常識」、あるいは「世間」という宗教があります。
「みんなと同じことをやっていれば大丈夫」
「まわりの人がみんなやめろというからやらない」
「こんなことをしたら、きっとみんなに嫌われる」
「他の人がみんな・・といっているから、きっと・・なんだ」
こういうの、日本人の9割がたの心を支配している価値観です。

その根底には「嫌われてはいけない」と言うのがありますね。
実は私、こういうのが大嫌いです。
もうだいぶ前になりますが、子どもがゲーム機を欲しいとゴネました。
「ウチは買わない」
「他の人はみんな持っている」
まあ、こうなりますはね。その時、私は幼い子どもの目を見て言いました。
「いいかい。ウチでは1万人のうち9999人が買っていても、僕が『買わない』といったら買わないの。それがウチのやり方なの」

みんながそうだと思っていることも疑いましょうよ。
マホメットはきっと、ユダヤ人だったのだと思います。
あの頃、ユダヤの商人はそこいらじゅうにいたはずです。
特に、アラビア半島にたくさんいても不思議はなかった。

今、世界はとっても不安定です。
その最たる問題は宗教の対立ですね。
特にキリスト教対イスラム教。これって、かなり深刻。
イスラム教対ユダヤ教も、もっと深刻。根源かもしれません。

私が思うに、人間は懐と心が豊かになれば宗教は無用。
だって、心がけ次第で幸せになれます。
モノがなくて、食えなくて、その結果心が貧しいから宗教が必要なのです。
逆に、経済は豊かでも心が貧しくても宗教が必要です。

結局、宗教の対立は解決しません。
人類が全員「衣食足る」状態になれば光が見えます。
でも、資本主義社会ではそれは無理。
そんな理想は諦めて、現実を直視しましょう。
他人が言っていること、「権威」がまき散らす嘘、
「みんながいっている」多数派妄想、みたいなものを疑いましょう。

人間、結局は自分の足で立ち、自分の目で見て、
自分のアタマで考えなければ、ただの烏合の衆ですよ。

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2016/5/23 0:33 Comments (8)

8 Comments

榊さま。

「ビンボー」は、ともかくですが。
「ビンボー臭い」のは、違います。

さて仮に「少年」は、
ビンボーであっても、何故か「ビンボー臭くない」。

前にも言きましたけんど、
「少年」たるや「半ズボン」が似あっている。
まさに、その時機。

「長ズボン」って、
なーんか「ビンボー臭く」は、有馬温泉?
誰が、いつ、はいても。

よう、分かりまへんがね。
あつくるしいなあと言う感じ。

このあたり「絵心」でしょう。
それがない一般大衆には、分からんチン、
でしょうねえ。
やっぱ。(笑)

ま、今日は、こんなところで。
ごきげんよう。

2016/05/24 23:57 | by まろたん

まろたんさん、こんにちは。

いや、羨ましいですね。
私、ネットで食っているのにITぎらい。
まだ「10」にもしていません。
ものすごく混乱しそうなので(笑)。
マイクロソフトにいいたい!
「こちょこちょ変えるな!7に戻せ!」と(笑)。

この歳になって、お神酒仲間が増殖中。
回数はめっきり減りましたが、
1回のヘビーさは相変わらず。
今日もこれから行ってきます。

まろたんさん、日本の統計数字が本物で、
学者の言うことがほんとなら、
まだ20年も有馬温泉。
老体、老脳といっても、まだ初老。
鞭でも蕎麦でも打って、気張りましょう。

それではまた ごきげんよう 榊淳司

2016/05/24 17:24 | by Sakaki Atsushi

榊さま。

今日の午後、ITの個人授業を自宅で。
2時間。この辺りが限界です。
講師は四〇男。
エクセレント。まっとうです。

1.ウインドウズ・10の入口・概要。
2.パソコンとタブレットのつながりの仕組み。
3.MVNOの設定。
4.その他、雑談。

ウインドウズ・10。
マイクロソフトも必死の様相。
追われる身は厳しい。
ニッポンもまた、追われる身かと。

ウエスタンの果てで、必死に生きております。
老体・老脳にムチウチながら。
捨てゼリフの如き我がコメントを、見捨てることなき御返事。
感謝・感謝。いたみいります。

良き出会いに恵まれますことを。
ごきげんよう。

2016/05/24 16:40 | by まろたん

まろたんさん、こんばんは。

今日は暑かったみたいですね。
実は昨日の夜からある事件についての
取材電話が殺到してまして、
ずっと室内でウジャウジャしてました。
そういや、扇風機を付けましたね。
冷房は嫌いなので、酷暑の日だけ。

日本人が「総インテリ」ですか。
そうは思えまへんなあ。
アホばっかりですがな、テメーも含めて。

「あがり」までまだ少し。
まあ、せいぜいあくせくやります。

ごきげんよう 榊淳司

2016/05/23 22:09 | by Sakaki Atsushi

榊さま。

これから。
日本国、日本人を生き返らすには。
さてさて、なーんかな?

まんず、
「自分のお隣さん」と、
人間的なつながりを作ることでしょう。
つまり自分を出すこと。

挨拶する。声を掛ける。
気取らない。構えない。
いわば「バーカみたい」になる。
ここから「やり直し」ですよ。

これをやらずしての、ノーガキ・講釈は、
自己満足の「インテリさん」に過ぎない。
マスを覚えた、マスカキ中学生に過ぎない。(笑)
男もおなごもね。

ウエスタンに身を移し、つくづく思うことですわ。

ニッポン人、今や、総「インテリさん」となり果てた、
マスカキひとすじ。あーあ、しんど。
ニッポン人は変われませんよ。ムリスジです。

一億「総中流」から「総インテリさん」へ。
この小さな島に、一億二千万は、多過ぎでっせ。

「あがり」ですなあ。(笑)

おっ!。
勉強しなきゃあー。遅いかあ。(笑)

暑いくらいの日が。
ごきげんよう。

2016/05/23 21:06 | by まろたん

榊さま。

我らがニッポン。
当面はサミットとオバマ・ヒロシマでしょう。
ま、それは「粛々と」進むでしょう。
スケジュール通りに。

で、注目は、やはり、
「増税延期」と「同日選」の如何でしょう。
もはや「ハラは決まっている」ことでしょう。
総大将のハラは。

選選挙結果によっては「憲法改正」の動議となります。
大揺れにゆれるでしょうね。
正面突破できるか、どうか。
ゲンパツのときの比では、ないでしょう。

さて。
使っていないノートパソコンがあって、それに、
ウィンドウズ・10をインストールしました。
練習用にボチボチ使ってみようかと。

人間社会。
昨日も今日も明日も、さまざまなことがありますが、
地球は「粛々と」回転しています。
「ニンゲンなんぞ、知るかい!」と。(笑)

ま、御神酒ですかねえ。
「ニンゲンなんぞ、知るかい!」って。(笑)

失礼しました。
ごきげんよう。

2016/05/23 18:31 | by まろたん

井上様

お久しぶりのコメント、ありがとうございます。

東京の不動産マーケットでは、
いまだに中国人の買いは続いています。
彼らが温州人かどうかは知りませんが。

困ったことに、世界中でカネが余っていますからね。
でも、日本人のプロは逃げにかかっています。
さて、どうなることやら。
私の飯の種である新築マンションの市場は、
今や閑古鳥の一歩手前ですよ。

中国人が買ったものをずっと持っていてくれればいいですけど・・・
連中は何事も一斉に動きますから、そこが怖いところです。

また、いろいろ教えてください。

ごきげんよう 榊淳司

2016/05/23 11:59 | by Sakaki Atsushi

ユダヤ人は昔から嫌われ者。
シャイロックにスクルージに罪と罰の高利貸しの婆さん。

上海には昔、ユダヤ人が多かった。
上海にいたユダヤ人は3種類。

1つはイギリス人と共やって来たユダヤ人。
皆さん阿片や不動産で大儲け。競馬でも儲けた。
外灘に並ぶ建築物の殆どはユダヤ人のモノ。

次に来たのがロシア革命で逃げてきたユダヤ系ロシア人。
音楽家など芸術家が多くて、
上海のそう言う部分の根底は彼等らしい。

最後がナチに迫害された連中。ほとんどが日本人居住地に住んだ。彼らはその後アメリカに移住。
1985年当時円高誘導を仕掛けたアメリカの財務長官・ブルーメンソールもその一人。
彼の一家が住んでた家は今でも残ってる。

5・6年前上海にもペニンシュラ・ホテルが・・
昔の上海の大金持ちのカドゥーリが上海に戻ってきたということ。
ユダヤ人は上海にまたユダヤ関連の街を造ろうとしている。

今、私が読んでる「上海」にもやはりユダヤ人が出てくる。
彼も勿論、不動産で儲ける。

中国で「中国のユダヤ人」と言われてるのが温州人。
上海や北京の不動産高騰は彼らが仕掛けたもの。
彼らは不動産で儲けられればどこへでも行く。
ドバイやオーストラリアにも。
もう東京にも来てるんでしょう。
ユダヤ人もいずれ来るかも・・そうなると・・・

いやぁ、恐るべしユダヤ人。中国人。

東京の不動産も、そういった海外からの投資で、
今までとは違った動きして行くものと、私は見てますが・・
まあ、これは私の妄想でしょう。

でもこれを題材の小説が書けそう。
いや、私には才能がないので、誰かが書いてくれれば・・

2016/05/23 05:32 | by 井上@打浦橋@上海

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