メディアの敗北とネットの低い信頼度

毎日、トランプ君のニュースを聞かない日はありませんね。
最低でもあと4年弱、彼はアメリカの大統領です。
と同時に、世界のリーダーなのです。
なぜ、アメリカ人は彼を選んだのでしょう?

最強の理由は、「ヒラリーが嫌いだったから」ですね。
私だって彼女はいけ好かない、と思っていました。
何よりも「嘘つき」。エリート臭がプンプン。
でも、トランプ君よりも常識はあったでしょう。
どちらかを選べ、と言われれば私もトランプ君です。
かなり危なっかしいと思いますが。

そもそもなんでヒラリー対トランプになったのでしょう?
アメリカの「予備選挙」というシステムが、
それぞれの党の代表に二人を選んでしまったからです。
まあ、他の候補に比べれば彼らは一番輝いていました。

今回、私がつくづく思うのは「メディアの敗北」という現実。
アメリカのメディアはほとんどがトランプに批判的でした。
特に権威的なメディアであるニューヨークタイムズや
ワシントンポストは元がユダヤ系で民主党びいき。
だから、トランプ君を痛烈に批判していました。

また、トランプ君にもスキャンダルがいっぱい。
普通なら「それはアウトやろ」という発言やエピソードがいくつも
報道されていましたが、それでも彼は勝ちました。
投票した半数弱の人が、トランプ君に入れてしまったのです。

つまりは、メディアを全部敵に回しても、彼は勝ったのです。
逆に、アメリカ人はそれだけメディアを信用していないのです。
私はその現実に驚愕します。「メディアを信じない」という現実。
この傾向は、日本人にも見られることですね。

かつて、百万人のデモが国会を包囲したことがあったそうです。
今の安倍君のお祖父さんが総理大臣をやっていたとき。
すべてのメディアは「安保反対」を叫んでいました。
ところが、選挙をやってみると自民党が過半数。
あの時の日本人もメディアを信用していませんでしたね。

私は、時折メディアから自分の意見を発信しています。
実のところ、驚くほど反応が薄いですね。
テレビで全国放送されても、だーれも何も言ってこない
ことの方が多かったりします。
何日かたって「テレビに出ていたね」と、言われる程度。

このブログは10年ほど続けていますが、
私にとっての最強のメディアかもしれません。
非常の少数ですが、コアな読者さんがいてくださいます。
そういう方々とお会いする機会も多く、
サプライズなこともあって感激したりします。

それに比べると、メジャーなメディアを通して知り合った方は
「ほとんどいないなあ」というのが実感。
対象が広がれば広がるほど、メディアの効果は薄れるのでしょうか。
それにしても全米で毎日悪口を言われ続けたトランプ君が
大統領に選ばれたという現実は恐ろしいもの。

最近、報道に出なくなりましたが、東京には「豊洲問題」があります。
築地の市場を豊洲に移転させるかどうかという、些細な問題。
地下水からベンゼンが出たとかどうとかが報道されていました。
そのせいで同じ「豊洲」アドレスのマンションの価格が
下がるかもしれない、ということで私も度々発言。

まあ、基本的にマンションとは関係ありません。
そもそも、地下水が汚染されていることなんて当たり前でしょ。
傍で見ていると、多分に小池都知事の政治的な戦略に
利用されているなあ、という感想を抱きます。

まあ、それでも「新市場」の隣にある二つの
タワーマンションにとっては「いいことは何もない」状況。
「豊洲」アドレスのマンションにとっても「他人ごとではない」お話。
ただ、この問題も人々が「メディアを信用していない」という前提なら、
「なーんも気にすることないやん」ということになります。

私はかねてより新豊洲のふたつのタワーマンションは「実力以上」の
価格で販売されたので、中長期的には値段が下がると考えていました。
今回、豊洲の新市場問題でかなりのディスカウントキャンペーンを
メディアで仕掛けられたので、どうなるのか注目。

今のところ、目だった動きにはなっていません。
ただし、水面下ではベイズが中古でほとんど売れてない、とか
賃貸付けが進んでいない、という状況があります。
成約価格も下げ基調ではありますが、まだ新築価格を上回っています。
まあ「実質」という面では怪しいものですが。

人々が「メディアを信用していない」のなら、「毒洲問題」で
豊洲のマンション価格が下落することはないはずです。
私も、今以上の急激な下落があるとは思いません。
しかし、大衆というのは全体的にはバカそうに見えて
かなり常識的な判断を下すケースが多くあると思います。

国会が100万人のデモに包囲されても、
次の選挙では自民党の候補に投票する、といった現実です。
アメリカでトランプ君が選ばれたのは、
「ヒラリーに入れたくない」人が多すぎたためと思います。
少なくとも、私はそう信じたいですね。

メディアといえば、テレビや新聞などの旧媒体の方が、
新媒体であるネットに比べてまだ多少の信頼度があります。
メディアの方々と接していて、ネットで得られる情報は
あくまでも伝聞であって、ネタにはなさらない傾向を強く感じます。
個人ブログでも、実名か身元がハッキリとしたものしか
ニュースのネタにはなりませんね。

ネットの普及によって、情報はそれこそあふれんばかり。
しかしネットの普及によっていろいろ便利になっても、
人間が賢くなったとは思えません。
むしろ、たちが悪くなったように思えますね。
ネットは人類を幸せに導いたのか、単に煩雑化したのか?
こういった文明論を誰か唱えてくれないでしょうか。

さて、資産価値レポートの更新情報です。

大阪のタワーマンション
価格 5,980

■ジオ天六 ツインタワーズ、■シティタワー東梅田パークフロント、■ブランズタワー御堂筋本町、■リバーガーデン福島 木漏れ日の丘、■ブランズタワー・ウェリス心斎橋 SOUTH、■シエリタワー千里中央、■北浜ミッドタワー、■プレサンス レジェンド堺筋本町タワー、■シティタワー梅田東、■ザ・パークハウス 中之島タワー、■ザ・ファインタワー梅田豊崎、■プレミストタワー大阪新町ローレルコート、■(仮称)ザ・心斎橋タワープロジェクト、■グランドメゾン新梅田タワー、■クレヴィアタワー大阪本町、■ブランズタワー梅田 North

千葉・茨城の大規模マンション
価格 3,690

■トレジャーランドプロジェクト(デュオヒルズ・ザ・グラン)、■ユトリシア、■パークシティ柏の葉キャンパスザ・ゲートタワー、■ファインシティ東松戸モール&レジデンス、■(仮称)習志野大久保駅前プロジェクト、■アクアスイート、■ガーデンゲート千葉ニュータウン中央、■パークホームズ流山セントラルパーク、■ザ・レジデンス津田沼奏の杜テラス、■ルフォン流山おおたかの森、■プレミアムフォート柏、■エアーズガーデン新浦安、■レーベン千葉ニュータウン中央THEPREMIUM、■オハナ北習志野、■クレストフォルム柏サウスウイング、■シティテラス八千代緑が丘ステーションコート、■ザ・レジデンス検見川浜ガーデンズ、■ウエリスつくば竹園、■レーベン守谷 THE BRIDGE

埼玉県の大規模マンション
価格 2,980

■オーベルグランディオ三郷中央、■GRAND VIEW SQUARE、■グランメディオ新三郷、■シティテラス草加松原、■シティテラス八潮、■浦和常盤 ザ・レジデンス、■武蔵浦和SKY&GARDEN、■ウエリス浦和美園、■ザ・レジデンスさいたま新都心、■グランセンス吉川美南セントラルレジデンス、■ルピアコート川口戸塚、■プラウドシティ南浦和、■シティテラス越谷レイクタウン


3月4日 (土)榊淳司の不動産売却&投資ご相談会

を開催することにいたしました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
会場はいつものところです。

開催日時:3月4日(土)13時~17時
開催場所:セトル 4階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)

3月4日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
ちなみに、前回のご参加は9名様で、待ち時間がございました。
今度はどうだか分かりませんが、
「押すな押すな」ではなさそうだと思います。

「榊淳司のお奨めマンション速報」

購読料 1ヵ月 1,590
※購読料金のお支払いはクレジットカードのみとなります。お申込みは コチラから  次のページの右下「カートに入れる」をクリックしてください

メルマガ


2017/2/17 19:08 Comments (0)

コメントはまだありません

No comments yet.

RSS feed for comments on this post.


Leave a comment

※こちらへ書き込みいただいたコメントは、承認後全て表示されます。
マンション購入に関する個別相談等こちらへ表示させたくない場合は、
専用フォームからお願いいたします。