尖閣問題を一気に解決する方法

そろそろ、今年もお終いですね。
空母ロナルド・レーガンは未だ横須賀にいるようなので、
近日中の発火はなさそうですね。
乗組員は家族とクリスマスを過ごせたのではないでしょうか。

国連では制裁決議が可決され、ますます北の首が締まっています。
しかし、譲歩する兆しは一切見られません。
また、核実験をやらかす可能性さえ囁かれています。
この状態は何時まで続くのでしょうか。

さて、我々は東アジアにいるので気になるのは北。
しかし、世界を見渡すと最も不安定なのは中東。
アメリカの敵は北もありますが、やはりいちばんの難敵は
イランでしょうね。あとは世界中にちらばったISたち。

北は今のところアメリカに対してサイバー空間以外で
テロを仕掛けたりはしませんが、ISはやっています。
それで、イランも核開発をしていたのですが、
オバマ君が大統領の時に「まあええやん」という
何ともいい加減な妥協をしてしまったわけですよ。
だからイランは実際的に核保有国。

そのことを恐れているのがイスラエルとサウジアラビア。
イスラエルは「ムスリムの敵」です。
そしてイランは同じシーア派のヒズボラという反イスラエル
武装組織を援助していることで知られています。

ペルシャ湾を挟んでイランのお向かいはサウジアラビア。
こちらはスンニ派の中でも厳格なワッハーブ派です。
シーア派とは対立関係。現在、両国は断交中ですね。
サウジは従来アメリカと仲良しでした。
湾岸戦争やイラク戦争の時には米軍基地がありました。
今は関係が冷えています。原因はいろいろありますが、
オバマ君の軟弱外交もそのひとつですね。

こういう風に中東の政治関係はかなり複雑に絡み合っています。
ISが掃討されたから「よかった、よかった」とはいきません。
イラク、シリア、トルコにまたがるクルド地域の問題もあります。
シリアのアサド政権をどうするかで、米露が綱引きをしています。
今のところ、ややロシアが有利ですね。

イラクの現政権は、あまりやる気がありません。基盤も脆弱。
油田さえ取り戻してお金が入ってくればOK、という感じ。
イランはシーア派が国を支配している宗教国家。
世俗的な価値観で話し合いができない国になっています。

この中東問題の根っこには、第一次世界大戦時の
サイクス・ピコ協定までさかのぼることができます。
しかし、今さら誰が悪いのといっても始まりません。
根本的に解決するには全面戦争でしょう。
まあ、そんなことは起こり得ませんが。

つまり、中東の問題は半永久的に継続するのです。
で、日本人はいったいどうすればいいの?
答えはカンタン。「なるべく関わらないこと」です。
日本はこの地域に権益も歴史的しがらみもありません。
しかも、日本は宗教色のない国です。
宗教的な紛争なんて、他人事でいいのです。

しかし、いちおう知っておくことが必要です。
なぜなら、アメリカから見れば中東も東アジアも、
「遠い海外」という並列状態。
こっちでロシアに妥協すればあっちで借りを返させる、
みたいな取引があり得るからです。

しかも、アメリカから見ると東アジアよりも
中東の方が石油の出る分、重要です。
東アジアにはややこしい韓国や中国という
プレイヤーがいて、中々常識というものが通じません。

ただし、北の三男ブーがトチ狂った場合、
アメリカ領のどこかに核ミサイルが飛んでくる可能性がある、
という、まああまり真剣に考えなくてもいいリスクがあるだけ。
トランプ君も北朝鮮問題でアメリカ軍兵士の命を
危険にさらすことは避けたいはずです。
かといって、このまま何もしない、という選択もないでしょ。

さて2018年の日本はまず北の発火に備えなければなりません。
南では尖閣諸島を守らなければなりません。
北については基本はアメリカ任せなところがあります。
しかし尖閣諸島もおろそかにできません。
ただ、この問題には荒っぽいけれど根本的な解決策があります。

それは、尖閣諸島に自衛隊を駐留させるのです。
そうすれば、世界に向かって「ここは日本領だ」と示せます。
しかし、中国は激怒するでしょうね。
中国中の日系スーパーは略奪にあうでしょう。
路上で日本車が叩き壊されるかもしれません。
日本大使館や領事館には石やペットボトルが投げ込まれます。
そして、中国はまた世界の常識人から軽蔑されます。

まあしかし、安倍君もそれをやるほど根性は座ってないでしょうね。
最初は気象庁の観測所でも作ればどうでしょうね。
その後、海上保安庁の避難施設。
数年後に自衛隊の非戦闘部隊の駐留。
10年後くらいに普通課1個小隊とか。

そういう島に中国が官憲を送り込めば明らかな侵略でしょ。
国連の安全保障理事会で有利な議論になります。
もちろん、国連軍の出動は中国の拒否権で不可能。
しかし、総会なら全会一致で非難決議を取れますよ。

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2017/12/26 0:33 Comments (2)

2 Comments

まろたんさん、こんにちは。

東京は寒いですよー。
年々、寒いのが堪えてきました。
真夏も真冬も要りません。
余裕があれば12月から2月までは
沖縄で過ごしたいですね。
6月から9月は北海道か軽井沢。
夢のまた夢です(笑)。

世の中を支配しているのは、
究極のところ暴力です。
それを、そうではないという
虚飾の思い込みを正当化しようと
アレコレと理屈を並べているのがサヨク。
あるいはリベラルな連中。
そして、宗教。
ぜーんぶインチキです。

まあ、貧乏人はしながない
日銭稼ぎに精を出すしかおまへん。

まろたんさんもお風邪を召さないように
お気をつけください。

ごきげんよう 榊淳司

2017/12/27 16:49 | by Sakaki Atsushi

榊さま。

以下、友川カズキ、歌「家出青年」より抜粋。

君よ、君よ、
かってこの国には、
真っ青な翼をした鳥がいた。

貧困が暴力なら
無知もまた暴力である。
悔しき暴力である。
(抜粋終)

自由の代償・対価である弱肉強食は、まあ暴力でしょうね。
自由に名を借りた、リーガルな暴力でありましょう。
将来、自由が制限され「父権的」な社会に先祖帰りするのかも。
ヘタをすると「ファシズム」の方向にも。

戦争・テロなどの根源には「貧困と無知」があるのでしょう。
そこに「宗教」も絡みついていていますからね。

堅い話になりました。
ごきげんよう。

2017/12/26 19:47 | by まろたん

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