危険な定年退職者による管理組合運営への介入

私は普段、自分の事務所で原稿を書いています。一人です。
秘書を雇うほどの仕事量もお金もありません。
その昔、広告屋だった頃は秘書的な仕事をしてくれる
オバサンがいました。非常に便利でしたね。彼女は優秀。

でも彼女がいなくなって銀行振込や法務局やNTTなどの
手続きを全部自分でやるようになりました。まあ、できます。
動くお金は数分の一になりましたから作業量もごくわずか。
それで完全にひとりになってから9年超です。
いや、ひとりは快適です。やめられませんね。

正岡子規だったと思いますが「咳をしてもひとり」。
今の私はあれですよ。「酒は静かに飲むべかりけり」牧水。
まあ、酒を飲むのは自宅に帰ってからですが。
孤独というのはいいものです。私は好きですね。

ただ、絶海の孤島でひとり暮らしたくはありません。
しかし、家族以外の誰とも口を利かない日もまた楽し。
私は毎日、事務所でひとりランチをしています。
外食はほとんどしません。食べる量も、ほんの少し。
トースト1枚とチーズとハム、程度です。
なぜかビール系の飲料は二缶空けますが(笑)。

その間、送っていただいた雑誌や新聞を読みます。
テレビはほとんど見ませんね。あまり好きではありません。
そうやってひとりでランチするのが大好きです。
世の中には孤独になると負けたような気分になる人がいますね。
私にはあの感覚が信じられません。それこそ中二病でしょ。

いつも誰かが傍にいて、自分について肯定的な意見を
言ってくれていると安心する人がいます。
アホかいな、と思います。チヤホヤされてろや。
まあ、承認欲求の一類型でしょうか。

「孤高」という言葉が好きです。一人でも気高い、みたいな。
他人が自分のことを認めてくれなくても平気・・・
100%そういう気分になるのは難しいことです。
でも、それに近しい気概を持って生きていきたいですね。

私はもうすぐ56歳になります。
私が小学生くらいの時、世間の大企業の定年は55歳でした。
私、もう定年を過ぎています。まあ、まだ働けはします。
しかし、老いは感じますね。階段はなるべく避けるとか。

アンチエイジング、という考え方が嫌いです。
そんなもの、歳を取ったら素直に受け容れろや、と思います。
いつか60代後半のギンギラのアナリストが
「俺の肉体年齢は48歳くらいだ」とおっしゃっていました。
「ふーん、そうですか」という感じです。

私の「未来の年表」では65歳で引退。75歳で生涯、です。
まあ、世間に憚るのもあと9年、ということですか。
私は現役で大学に入ったので、22歳の時から社会人です。
もうかれこれ32年ほどやってきました。飽きています(笑)。
あと9年もやれば十分ですよ。

「で、お前は65歳になったらなにすんねん?」
はい、好きな小説でも書きながら、毎日ぼおっと暮らします。
別に小説が売れなくてもいいわけですから、楽なものです。
今は発表の場ならネットの中にありますからね。
別にこのブログに出してもいいわけで。

文章も書けないくらい耄碌したら、静かに死を待ちます。
西部さんの様に自裁してもいいのですが、周りに迷惑。
西部さんも手伝ってくれた人が罪に問われています。
ああいうのは、よろしくありませんね。

私は自らを恃むところが強い人間ですが、
広い世間から見れば大したことはありません。
32年も仕事をしてきて、せいぜいがこの程度。
死んだ後には家族以外に記憶に残らない人間です。
そういう人間が、ジタバタしても仕方ありません。

しかし、世の中の多くの人はそうでもないようです。
「小人閑居して不全を為す」といいます。
つまらない人間がヒマになるとロクなことをしない、という意。
65歳で定年を迎えても、まだ元気なオッサンは数多。

中には会社組織を離れたとたん、一気に社会性を失う
お方がけっこういらっしゃいます。不思議ですね。
サラリーマンというのは一種の奴隷です。
定年退職後、働かなければ解放奴隷と同じ。
解放された途端に、市民意識の欠如が露わになるのです。

私の職業上、そういう厄介なオッサンが管理組合の
運営を乱しているケースによく遭遇します。
まあ、ただのクレーマーみたいなのもいっぱいいます。
要は、ヒマなのに元気があるのですよ。あと勘違い。

「自分は・・会社で部長までやった人間だから」的な、
ひとりよがりに「自分はひとかどの人間」と思い込んでいる。
これがいちばん厄介なのですよ。出てくるなよ、と言いたい。
これが高偏差値校卒業だったりすると、さらに厄介。
まわりを見下していますからね。

「晩節を穢す」という言葉がありますね。
老人というのは、求められなければ出しゃばらないのが一番。
出しゃばりたいのなら、自分の作った会社でやってろ、の世界。
少なくと「ただの一区分所有者」である管理組合で、
「俺が、俺が」はやめて欲しいものです。

しかし、日本は今後ますます高齢化社会になります。
アホな老人の害が増えこそすれ、減りませんね。
それを避けるには、マンションは買わずに借りることでしょ。

6月30日 (土)榊淳司の不動産売却相談会

を開催することにいたしました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
会場はいつものところです。

開催日時:6月30 日(土)13時~17時
開催場所:セトル 4階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)

6月30日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
ちなみに、前回の参加者は2組様。
待ち時間が多少はございました。
次回も同じようになるかどうかは分りません。

「榊淳司のお奨めマンション速報」

よく「榊さんのお奨めのマンションを教えてください」というお申出をいただきます。お勧めのマンションなど、日々変わります。お知りになりたい方は、ぜひ有料メルマガをご購読ください。約3か月(費用4790円)ですべての資産価値レポートのタイトルを一巡します。それでレポートの価格にして数万円分となります。
購読料 1ヵ月 1,590
※購読料金のお支払いはクレジットカードのみとなります。お申込みは コチラから  次のページの右下「カートに入れる」をクリックしてください。

メルマガ


2018/5/31 0:01 Comments (0)

コメントはまだありません

No comments yet.

RSS feed for comments on this post.


Leave a comment

※こちらへ書き込みいただいたコメントは、承認後全て表示されます。
マンション購入に関する個別相談等こちらへ表示させたくない場合は、
専用フォームからお願いいたします。