トランプを大統領にした反知性主義とは何か?

最近の私、まるでユーチューバーです。
3日連続で1日2本ずつ上げてしまいました。
編集ソフトの使い方がちょっとだけわかったので、
動画づくりが妙に楽しくなってしまったのです。
みなさん、よろしければユーチューブで
私のチャンネルを登録してください。
登録者が千人を超えると、いっぱしのユーチューバーを
名乗れるそうですから、どうぞご協力を。

www.youtube.com/channel/UCIbjPTswFcVVGs4DRJCtb9w

さて、この話題もユーチューブの動画に上げています。
あまり観られていませんね。まあ、小難しい話ですから。
カンタンに説明しますね。

トランプ君はアメリカ社会の反知性主義派の
支持を受けて大統領になったとされています。
この反知性主義とはいったい何なのかというのがテーマ。
日本にも、この反知性主義な人が存在するのか、
なんてことを考えてみたわけですよ。

まず反知性主義とは「知性主義」に反感を持ったり
否定的な感情を持つ人々の考え方です。
では「知性主義」とは何なのでしょう?
そこからです。これが日本人には分りにくいですね。

すごーくカンタンに言えば知性主義とは
「人間は知性や教養を身に付けるべきだ」という考え方。
その昔は「教養主義」なんて言い方をしていました。
日本人は、あまりそういう価値観を持った人が少ないですね。

何でもよく知っているような人について、人々は
「あの人、教養あるねえ」なんて感心したりします。
でも、「ふーん、そういやそうね」という程度の反応が普通。
まあ、ミニ池上彰やミニ林先生みたいなのが身近にいても、
ちょっと便利だけど、煙たくもありますわね。

さらに、普通の人は「教養がある人」になることを
人生の目標にはしていませんね。
また、教養の有無は人間の価値を測る尺度としては
この国ではかなりマイナーじゃないでしょうか。
それよりも、学歴、社会的地位、肩書や、
何かの華々しい経歴(賞をとるとか)が目標です。

ところが、欧米は少し違いますね。
淑女紳士は基本的に教養がなければいけないのですよ。
特にアメリカはそもそもがピューリタン(清教徒)の国。
ピューリタンは真面目。聖書の教えにまっすぐ従うと
一生懸命努力して教養を身につけなければいけない・・
ということになるわけです。
アメリカの一部の人はかなり真面目なのですよ。

さらに、自分たちのボスである大統領は、
知性と教養のある人でなければいけないのです。
例えばオバマ君やヒラリー君は、それを持っている人。
オバマ君が大統領になった時にアメリカの
リベラル派は熱狂しましたね。
黒人なのに知性と教養があり、ピューリタンの理想的な
資質を身に着けていて、考え方がリベラルだったから。

ところが、そういう価値観に反発する人々もいるのです。
そういう知性や教養が必ずしもリーダーの資格として
必要だとは思わない考えの人々。それが反知性主義です。
しかしながら反知性主義の人は必ずしも知性のない人ではありません。

低学歴の工場労働者でもありません。いわゆるラストベルトに
住んでいる白人の失業者が全部反知性主義でもありません。
でも、投票校行動は反知性主義の人と同じですけどね。
トランプ君に投票したわけですから。

そもそも、日本には知性主義的な価値観が浸透してないので、
それに反発する反知性主義も理解できませんわな。
私も、こういうのがあるのってここ数年で知りました。
トランプ君の当選前後でしょうかね。

反知性主義者にとって、自分たちの暮らしぶりをよくしてくれる
大統領ならいいわけであって、そこに知性は求めません。
むしろ、嫌味ったらしいヒラリーみたいな女性には
大統領になって欲しくなかったでしょうね。

別に反知性主義が何か、ということを日本人である我々は
理解する必要はありません。
それよりも、知性主義が欧米の真ん中あたりから上の階層では
かなり普遍的だということは理解すべきかと思います。
動画ではそういうことも語っています。

 

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2019/3/25 16:35 Comments (1)

1件のコメント

こんにちは

トランプの本質については馬渕睦夫さんの本をお勧めします。グローバリズム=共産主義と対峙するトランプ、安倍、プーチン、さらにはメイ(まだまだ頑張れ)、モディなどの立ち位置が非常に良く、簡単にわかります。アメリカファーストの元にペンスやボルトンが何を目指しているのか、アメリカファーストとは各国ファーストと同義であるなど、世界情勢の疑問が点と点で繋がります。

2019/03/28 09:26 | by 匿名

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