人間のアタマはPCと似ている

常々思うに、人間のアタマというのはコンピュータと
構造的にはよーく似ていますね。
CPU(演算装置)とメモリー(記憶容量)が基本。
この2つは人間のアタマではIQでしょう。
残酷なことに、これは数値として表せます。

どこの軍隊でも、入隊者にIQテストをします。
その人間のアタマがどれくらい「使えるか」を測るのです。
例えば、通信や記録を担う役割は、アホでは無理です。
一通りの訓練を終えると、適性によって所属部隊を
決められてしまいます。特に適性を見出せなければ歩兵。

例えば、IQがある程度あって一日に数時間の
勉強を厭わない性格だったら、偏差値も高くなります。
そのタイプで最優秀なのが東大に行ったり、
医者や弁護士になります。
彼らは優秀なCPUと容量の大きいメモリーの中に
受験勉強というソフト埋め込んで長時間稼働させる
能力を持ったタイプの人間なのです。

ところが、受験勉強というのは容量を使いすぎます。
人間のアタマがコンピュータよりも使い勝手が悪いのは
アンインストールの機能が完全でないこと。
古いソフトで付けたクセを直せないのです。

受験勉強をやり過ぎた人は、「答えのある問題」には
めっぽう強いのですが、「答えを創り出す問題」には
凡人レベルの能力しかない場合もけっこうあります。
さらに良くないのは、誰かが創り出した「答え」を既存の
価値観を結集して判定しようとします。
これが「アタマな硬い」という状況です。

私に言わせれば、受験勉強は悪くはありませんが
万能のソフトではありません。偏った能力を
刷り込むというデメリットも含んだソフト。
では、それよりもマシなソフトはあるのでしょうか。

結論から言えば、ありません。
私が知る限り、人間が生み出した人間のアタマ用の
ソフトウエアで最もマシなものはリベラルアーツです。
あえて日本語にするなら「知性と教養」。

文系、理系、芸術系、体育系、サブカルチャー系など
幅広い分野の教養と、それを評価してアウトプットできる
能力、とでも言いましょうか。平たく言うと、教養。
さらに分りやすく言えば、たくさん本を読んで、
読んだ本の中身を自分の知識にして、それを
自在に取り出して人を楽しませる能力。
かみ砕くと「教養ある話題を自由に振りまく人」。

この能力は、偏差値を高める受験勉強と似ているようで
やや距離があるような気がします。性質が違います。
日本語で「教養」というと、ちょっと嫌味でしょ。
だから私はリベラルアーツと、英語を使います。

私は57年ほど日本人男子として生きてきて思います。
女性にモテる一番の能力はそれではないかと。
お笑い芸人的に「話が面白い」というのも確かに。
でもその話に嫌味なく教養が混じれば最強でしょ。

まあ、私はこれから女性にモテようなどとは思いません。
自分の人生では、必要な程度にはモテてきましたから。
でもそれは57歳になっていえること。
若い時はもっとモテたいと思いましたけどね(笑)。

私は親からあるレベルのIQを遺伝子としてもらいました。
でも、それは受験勉強にはほとんど使っていません。
その後の広告屋時代には、「仕事でラクをする」ことに
大いに使わせてもらいました。親に感謝。

ここ10年、ジャーナリストを名乗る仕事をしていますが
これにめっちゃ役立っています。IQと生育環境ですね。
幼い頃、あまりおもちゃを買ってもらえませんでした。
実家が古本屋だったので10歳ころから大人の向けの
本を読みました。今でも最大の娯楽は読書ですね。
おかげで、リベラルアーツの素地ができました。

マンション広告ばかり作りながら、20代の半ばから
40代の後半まで過ごしました。結構なストレスです。
私の仕事相手は三流の広告屋とマンションデベ、販売会社。
ハッキリ言ってCPUもメモリーも2流か3流。
まあ、世間はこんなものかと思いながら、
ストレス解消のためにひたすら読書、読書、読書。

気が付けば、いろんな分野で愚見をほざける程度には
リベラルアーツが身に付きました。
これを約10年前からブログに書いてきました。
それがきっかけで、書籍も著するようになりました。
来月、10冊目が集英社新書として世に出ます。

この3月半ばから、ユーチューブを本格的に始めました。
中身は、カメラの前で世間話をするだけ(笑)。
マンションや不動産の話題も喋りますが、政治、経済、
国際情勢などについてほざいています。

すでにチャンネル登録が1000人を突破。
もうすぐこれが収益を生むかもしれません。
ただの世間話ですよ! あはははは。
何か面白いことを言っているわけではありません。
ニヤニヤ笑いながら「中国大変ですよ」噺。

こんなことがわずかでもお金を生むのですね。
世の中の移り変わりにビックリします。
もう両親はともに身罷りましたが、感謝、感謝。
私はあなた方の遺伝子のお陰で、またひとつ
のうのうと生きる資源を持ちました。

さて、早稲田大学エクテンションセンターでの春学期、
私の講座が開講されます。そのタイトルもずばり

マンションの買い時、売り時を探る

5月18日の土曜日です。13時から18時まで。
すごいでしょう。1日で90分を3回かまします(笑)。
榊三昧の5時間を、どうぞお楽しみください。

2019年6月8日 (土)榊淳司の不動産売却相談会

この相談会を開催して3年余り。
すでに十数物件、総額5億円以上の相談物件を
ご希望価格に近い成約で売却できました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
そして、最善の売却プランをご提案します。
売らなくてもいい物件の売却はお勧めしません。
会場はいつものところです。

開催日時:6月8日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)

5月11日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
ちなみに、前回の参加者は1組様。
待ち時間は発生しておりません。
次回も同じようになるかどうかは分りません。

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2019/5/13 13:38 Comments (0)

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