下層階の子はウチより貧乏だけどバカにしちゃダメよ

人間というのは、どれだけかしこぶってみても
所詮は動物の一種です。理性は感情に勝てません。
57年ほど生きていると、いろいろな場面に遭遇します。
「こんなに賢い人が・・」というようなことが多々。

私が考える、人が理性を失う状況。
1 自分の子どもに関する重大事象
2 不動産を購入する場面
3 強力な反対意見に遭遇した時
4 自分の人格が否定されたと感じた時

1は子どもがいなければ起こりません。
それはそれで不幸。生きてきた意味がありませんから。
2は私の専門分野。いっぱい見てきました。
人は不動産を前にすると、狂います(笑)。
なぜだか、分かるような分からんような。

3は感情的な人のみに生ずること。
私はあまり関係がありません。
世の中の事象の99%は「どーでもええ」と思う人なので。
4も同様ですね。基本的にどうでもいいことなのですが、
これでキレる人が大勢います。

まあ、人間というものはそんなに強くありませんね。
強がっている場合がほとんどのような気がします。
本当は弱いくせに、そのことを隠そうとして
必死に演技している様は、なんともみっともない。
またどうでもいいことに目くじらを立てている姿も醜悪。

こういうことに、特に優れた対処法はありません。
日頃から、ひたすら理性を鍛えるくらいです。
あと、なるべく自分を合理的に眺めるクセを
つけるようにすることです。
しかし、これは結構難しいですね。
多くの人は自分のことを誤解しています。

人間というのは、基本ヒエラルキーの中で生きています。
分かりやすいのはタワーマンションですね。
上層階に住んでいる人ほどエライのです。
あたり前ではないですか。その分高いお金を出していますから。
我々は明解に資本主義社会に生きています。
資本主義社会ではお金持ちがエラくて貧乏人はカスです。
下層階に住んでいる人は上層階住民よりも
ほぼ確実に貧乏(カス)なのです。
資本主義社会では貧乏は悪です。これは自明のこと。

タワーマンションに上層下層の差別がないという議論は
「職業に貴賤はないない。総理大臣もホステスも同じ」
というのと同じ。そんなこと信じているアホはいません。
それに気付かないのは、下層階に住むオツムが足りない人だけ。

まあ、そんなことはどうでもいいのですが、
会社なら明解に役職でヒエラルキーが形成されますね。
警察や軍隊なら階級というものがあります。
私のような物書きには「何万部売れたか」という数字。

ただ、そういうヒエラルキーは表に出すと面倒くさいもの。
だから、建前上は平等ということにしています。
50階に住む人は子どもにしつけなければいけません。
「下層階の子はウチより貧乏だけどバカにしちゃダメよ」

この「建前平等」という幻想を信じていると、
時に自分の人格を否定されるようなショックに見舞われます。
例えば、私は最近ユーチューバーなのですが
「すべてのサラリーマンは奴隷である」なんていう
タイトルの動画を公開したりしました。

多くのサラリーマンは、自分が奴隷だなんて思っていません。
しかし、私のような自由民からすると、ほぼ奴隷です。
だって、上司の言うことには逆らえないし、
自分の机の位置さえ自分で決められないでしょ。
そんなん、奴隷以外の何者でもありませんよ。
建前上「労働者」と呼ばれているだけ。中身は奴隷。

本質が分かっている人は昔からいます。
だから「自分はしょせん宮仕えだから」と本音を漏らしました。
今風に言えば「やっぱり自分はサラリーマンだから」。
宮仕えもサラリーマンも、奴隷を言い換えているにすぎません。
でも、その建前と本音の真実の関係を理解していないと、
人格を否定されたような気になるのです。アホでしょ。

生きているとムカつくことが多いものです。
でも、いちいち怒っていてはキリがありません。
また腹を立てるというのは、おバカな行為です。
何の益もありません。災いばかりです。

それでも、人間は時に理性を失います。
まあ仕方ないですね。そこはテキトーにごまかしながら
生きていくしかなさそうです。

2019年6月8日 (土)榊淳司の不動産売却相談会

この相談会を開催して3年余り。
すでに十数物件、総額5億円以上の相談物件を
ご希望価格に近い成約で売却できました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
そして、最善の売却プランをご提案します。
売らなくてもいい物件の売却はお勧めしません。
会場はいつものところです。

開催日時:6月8日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)

5月11日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
ちなみに、前回の参加者は1組様。
待ち時間は発生しておりません。
次回も同じようになるかどうかは分りません。

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2019/5/27 0:05 Comments (1)

1件のコメント

サラリーマンは奴隷だという見解に一票。

ただ言えるのは、自分が奴隷だと知ったうえで人生を
前向きに実践するか、奴隷だと認識できずに不満をため込む
かの2種類の奴隷がいるということではないでしょうか。

私の周りには、
1.仕事は基本一か月分任されて決め事は納期だけ
2.出社しても在宅でも仕事場は自由
3.勤務時間も原則本人の自由
という正社員サラリーマンがいます。

彼などは、見た目は普通のサラリーマンですが、
その内情はかなり「自由人」ではないかと。

まあ、自己管理がしっかりできて会社の信用が
あってこその今の立場だとは思いますが、
「案外サラリーマンも捨てたものではない」と
本人は思っているかもしれません。

2019/05/28 19:20 | by 如月五月

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