「戦うべき時には戦う」という「勇気」を持て

「節電の夏」が終わろうとしています。
私は冷房が苦手なので、個人的には結構心地よく過ごせました。
ただ、そんなのは社会全体から見てどーでもいい話です。
この国が本来ならしなくてもよい節電をしているおかげで、
日本経済は無視できないレベルのダメージを蒙ったはずです。
これからも、蒙り続けるでしょう。
そのことを考えると、何とも腹立たしい限りです。

野田さんは、休止している原子力発電所を稼働させるでしょうか?
それができる「勇気」があるなら、私は心から応援しましょう。
でも、どうやらあまり期待できなさそうですね。

常々不思議に思うのは、日本人にとってこの「勇気」というのは、
かなり絶滅危惧的な状態に陥っているように思えます。

特に、政治家というのは、基本的に己の信条で行動し、
行ったことには明解な責任を取るべき職業だと思っていました。
彼らには、世間一般に生きる人間よりも「勇気」が必要とされるはずです。
そして、「勇気」をもって「毅然」と物事を行うことで、
結局は国民に認められ、支持率や投票につながるのではないでしょうか?

前原君は外国人の献金問題で外相を辞めたところまでは、
この基本原則に従っていました。
だから、民主党代表選挙の候補者の中で一番人気があったのでしょう。
でも、小沢のところに挨拶に行ってみたり、
またぞろ別の献金問題が出てきたりで、人気急降下。

一方、野田君は愚直さと誠実さを前面に出して代表選挙を制しました。
ところが、小沢の機嫌を取るために輿石東を幹事長に起用。
もうこれで、早くも野田体制の「終わりの始まり」がスタートしましたね。
幹事長には前原君を指名し、小沢グループを兵糧攻めにすれば、
彼が言うところの「挙党体制」は数か月で完成したはずです。
小沢系議員はほとんどが一年生で、選挙基盤が脆弱。
党の手厚い支援なしでは当選できない方がほとんどですから、
野田君が小沢グループとの臨戦態勢を取れば、
日ならずして体制派にすり寄ってきたはずです。
つまり、野田君は正面から小沢と戦う「勇気」がなかったばかりに、
やっと手にした政権の迷走と短期崩壊を運命づけてしまったのです。

日本人の多くが、このように「勇気」を見失っています。
争いごとはなるべく避けて、何とか穏便に・・・
という空気が、社会の隅々に満ちているように思えます。
政治家や役人たちまでもが、みな惰弱な「平和主義者」になっていますね。
虎視眈々と日本の領土を狙う半島や支那に、
されるがままになっているのがいい例です。

別に、なんでもかんでも「戦え」といっているワケではありません。
争いなんて、ないほうがいいに決まっています。
また、好んで他人や他国と争いたい人も少数派でしょう。
でも「戦うべき時には戦う」ために、日ごろから
物心両面の準備をしておくことが大切だと思います。

先日、中学生の息子が
「憲法9条を変えれば、中国や韓国・北朝鮮は日本を恐れるかな?」という、
非常に短絡的だけれども、核心に迫る質問をしてきました。
息子は、憲法9条を変えて自衛隊を強くすれば、
ふがいない今の日本がもう少し「強い」国になるのでは、と考えたようです。

私は答えました。
支那や半島の連中は、憲法9条なんてほぼ気にしていない。それよりも、自衛隊の本当の実力を考えている。彼らは、自衛隊を相当に恐れているはずだと。
そして、自衛隊は憲法9条を字義通り解釈すれば、
完全に「違法」な存在であることを説明しました。
息子は当然、「じゃあ、なんで自衛隊は存在するの?」と尋ねてきます。
しょうがないから、政府の見解である「自衛権」なるものを説明しました。
しかし、アレは何とも珍妙な解釈で、どうもスッキリしません。
中学生の息子には、いまひとつ理解できなかったでしょう。
というか、国民の大多数がきっちりと理解できていないはず。

つまりは、憲法は最低限そこだけでも改正しなければいけないのです。
1955年に保守合同が行われ、今の自由民主党が結成されたとき、
彼らの結党の目的のひとつが「憲法改正」だったのです。
でも、今は誰もそれを言わなくなりました。
「憲法9条を改正すべきだ」と言ったとたん、
戦争賛美者のように思われて、周りから白い目で見られる・・・
そういう病的な空気を作ったのは、野田君が幹事長に指名した
輿石東なる売国政治屋が所属する「日教組」なのです。

戦後の日本人は、この日教組という狂信的なまでに
反日的な団体によって、見事に「勇気」を抜き取られてしまいました。
自民党が憲法改正を言わなくなったのは、
戦前の教育を受けた世代がほぼ引退してしまったからでしょう。
野田君が、代表選のあとでヘコヘコと売国屋に頭を下げる勇気のなさも、
戦後の「平和主義」教育を受けたせいではないのでしょうか?

必要ならば戦う「勇気」は、政治家どもではなく
まだしも一般庶民に残っているようです。
先日、フジテレビに対する「韓流見たくないぞ」デモは、
あまり報道されませんでしたが、世間に相当の衝撃を与えました。
最早、旧メディアに世論支配権はありません。
世論はネット上で形成され、誰かの恣意的な操作は及びません。
政治家たちは、一刻も早くそのことに気づき、
真の世論のベクトルをしっかりと読み取るべきでしょう。
国民は、政治家に対して「宥和」ではなく「勇気」を求めているのです。

さらに、お知らせ。
ここのところお知らせしてきた9月3日の無料セミナーですが、
間もなく定員に達する見通しです。
当日はドタキャンもあるでしょうから、
多少は余裕をみてお申込み受け付けいたしますが、
突然に締め切らせていただくこともあり得ます。
お迷いの方は、早めにお申し込みください。

9月3日の土曜日に無料セミナーを開催

場所は、新宿区余丁町の「発明学会」というビルのセミナー室です。
全体を2部制に分けています。
第一部は私の講演「人口減少時代の住宅選び」と、
大友さんの講演と無料相談(大友さん、福岡さん、大村さん)。
今回、私の無料相談は実施しません。

無料ですが、いつもの「レポート廉価販売」は実施します。
レポート購入後希望の方は、「大人買い」のチャンスかもしれません。

第2部で「余丁町コーポラティブ計画」の説明会を開きます。
もちろん、こちらは参加自由です。
詳しくは、このHP左上のバナーか こちら をクリックしてください。

※なお「発明学会」さんからは会場をお借りするだけで、業務上の関係は一切ございません。


2011/8/31 21:25 Comments (0)

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