関西にも「箱根」を & 2012年世界の動き大予想

昨日今日と、箱根駅伝をテレビで観ておりました。
東洋大学チームの見事な勝ちっぷり・・・実に立派でした。
例年、仕事始めに箱根駅伝の優勝校出身者と会うと
「箱根駅伝の優勝、おめでとうございます」と申し上げていました。
みなさん、そういわれるととても嬉しそうな顔をされます。
ところが「今年は誰がいるかな」と思ったのですがどうも思い当りません。
そこで、この場を借りて申し上げましょう。

東洋大学のみなさん、おめでとうございます。

しかし・・・箱根駅伝に出場している学校の出身者が羨ましい。
私なんか全然関係ないのに、見ていてとても面白いです。
ましてや、母校が出ていればそれはそれは熱が入るでしょう。

今から思うと、どうして関西にはこれに類するものが無いのでしょう?
例年11月に「びわ湖大学駅伝」なるものがあるそうですが、
ちっとも盛り上がっていないようです。
やはり、箱根駅伝の様にお正月に開催すればいかがでしょうか。
コースは、滋賀の草津を出発して近江大橋を渡ります。
大津、山科、京都市街を経て山陽道を西へ走り抜け、
芦屋あたりから六甲山を登って有馬温泉へ。
翌日はその逆をひた走ってびわ湖東岸の草津へ戻ります。
距離的にはだいたい箱根駅伝と同じくらいになるでしょう。
湘南の代わりには琵琶湖の美しい風景を。
富士山の代わりには、古都の街並みと嵐山の風情を。
六甲の山登りがあるので、関西にも柏原君みたいな「山の神」が
生まれるかもしれないじゃないですか!

開催日は1月2,3日にすると箱根と重なるので、
12月31日と1月1日にすれば注目度が増しますね。
もっとも、大変なのはスタッフに報道関係者、警備の警察官。
3府県にまたがる調整は大変でしょう。
また、大阪から「ウチとこも通せや」と横やりも入りそうw。
この2日間ほど、箱根駅伝を眺めながら
そういった妄想をツラツラ心に描いておりました。

さて、現実に目を戻しましょう。
新年の最初の3日間をこれほど大切に扱っている国は、
世界広しといえども日本だけのような気がします。
キリスト教系の国では、お正月よりもクリスマスです。
お休みはNew year dayの一日だけ、というのがほとんど。
大陸支那は最近1,2,3の三日間が休日になったと聞きますが、
依然として旧正月(2月10日頃)が主流のようです。

ただ、香港市場は開いています。
3日のハンセン指数は+443.02。
ヨーロッパの市場も当然動いています。
例えば、今(日本時間3日1705)のFTSEは
開いたばかりですが+81.82です。
ヤフーアメリカのニュースを読んでいると、
向こうでも大した事件は起こっていないようですね。
イギリスの王室所有リゾートで人骨が発見された、なんていうのが
ヘッドラインニュースになっているくらいですからw。
まさか日本に合わせてくれているワケではないのでしょうが、
のんびりとした「お正月ムード」みたいです。

ただ、ヒタヒタと現実の経済は動いています。
ユーロが対円で100を切りました。
今年の世界経済の注目は、何といっても「ユーロの行く末」です。
ギリシアやスペイン、イタリアのインチキ財政をどう始末するのか?
という大きな問題です。
でも、私はさほど心配していません。
力強い根拠は何もありません。
ただ、メンケルとサルコジがうまくやるのではないかと、
なんとなく楽観しているだけです。

それよりも、支那のバブル崩壊の方が心配です。
民主主義国家ではないだけに、経済の失速は即政治問題です。
今年は指導部の交代があるだけに、不安要素がいっぱい。
別に支那人がいくら困ろうと対岸の火事なのですが、
いつもの様に国内の不満を対外関係でガス抜きしようとすると
例のごとく日本がスケープゴートにされる可能性が大です。
それに、北朝鮮の正恩君がヘマでもやらかすと
極東情勢は一気に流動化することにもなりかねません。

一方、アメリカは今年が大統領選挙です。
共和党の候補者レースが何ともカオスな状態ですが、
国民全般のオバマへの失望感は相当なものです。
こういう時に手っ取り早く再選をわがものにするには、
やはり「危機の演出」ですね。
もっとも叩きやすいのはイランですが、アメリカ人は
イラクやアフガン戦争で中東にうんざりしています。
支那をパッシングするためには、著作権や人権と材料も豊富。
今年1年は、アメリカの支那叩きが激しくなりそうな予感がします。

一方、わがニッポン。
どうやら、今年前半戦の焦点は「消費税問題」ですね。
何とか民主党内での「決定」はなされたものの、
そう簡単に増税法案が国会を通るとは思えません。
私は、どこかでとん挫すると予想します。
民主党からは今後も離党者がポロポロ出てくるでしょう。
どじょう君は、増税法案が成立しない場合には
「解散する」と言っているそうですが、
あんな根性なしにそれができるとは思えません。
したがって、今年も総選挙はないと予想します。

そして、最も怖いのは日本国債がキチンと消化できるかという問題。
これって、言ってみれば「裸の王様」みたいなもので、
みんなが王様はきれいな服を着ている(日本国債は大丈夫)
という幻想を抱いているうちはいいのですが、
有力者の誰かが「やっぱり王様は裸だ!」
(日本政府が返せるわけがないじゃないか!)と叫ぶと
雪崩を打って崩れそうなのです。
例えば、欧米の格付け機関や有力投資家が
「JGBは危険」とコメントしたことがロイターなどを通して
地球を一周してしまうと、もう誰も買わなくなるかもしれません。
なぜなら、王様はどう見ても裸・・・つまり、
「日本政府が全国債を償還できる可能性は皆無」だからです。
いつかはインフレかデフォルトになることは必定。
最早それを誰が言い出すのか、という問題。

バブルの最盛期には、「今がバブルの絶頂期。もうすぐ弾ける」
なーんてことを誰もが言わないようなものです。
「年収450万円の日本君が1億円の借金をしている」
というのは、真実なのです。
ただ、日本君にはいろいろ副収入があったり、隠し資産があったり、
はたまた貸してくれているのが家族(国民)だったりという事情はあります。
でも、借金はあくまでも借金です。
最後に踏み倒す(デフォルト)する相手が、
他人(外国)ではなく家族(国民)になるだけ、ということです。

これは今年の内に顕在化しないかもしれません。
でも、あと5年は持たないのではないかと私は危惧しています。
でもまあ、私が心配しても仕方がないことなので、
残り少ないお正月を楽しく過ごさせていただくことにします。

レポート更新情報
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高いものは売れのこり、
適正な物件は売れていく。
市場の冷徹な動きです。
読み誤らないためにも、ぜひご参照ください。


2012/1/3 21:40 Comments (0)

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