街宣車が走る湾岸エリアのマンションは要注意!

豊洲、有明、晴海・・・・
いわゆる東京の湾岸エリアには、
タワーマンションがにょきにょきと建っています。
なぜ、あれだけ土地が余っている場所に、
わざわざタワーマンションを建てるのか?
答えはカンタン。
建てた不動産屋が儲かるから・・・
というか、儲かると思ったから。
実際は、思惑通りに売れなくて、全然儲かっていません。
むしろ「どうするんだよ、このマンション!」と
頭を抱えているプロジェクトばっかり。
そして、どういうわけか財閥系が多いのです。
財閥系以外では、業界の空気を読んでいない企業が数社・・・
財閥系は、総じて値引きに消極的。
メジャー7とか、勝手に名乗っているうちの1社が
財閥系の子会社になったとたんに、
それまで2割3割当たり前に値引きしていたのが、
「方針が変わりまして、1割しか値引きできません」
となったのが、2ヶ月ほど前の話でした。
不動産も含めて、モノの値段というのは、
大まかには需要と供給の関係で決まります。
埼玉県の人気エリアで分譲されたあるマンションは、
当初美人バイオリニストをイメージキャラクターにして、
エントランスにピアノなんか置いて広告していました。
案の定、まったく売れません。
そもそもセキュリティ系大企業の子会社がデベロッパーで、
事業センスの悪さは業界でも有名。
広告センスの方も、まったくダメ。
とうとうマンション事業そのものをあきらめて、
この物件も業者に転売。
買い受けたのは狡猾な営業で知られる某社。
元の価格の約4割引で売り出したところ、
モデルルームは押すな押すなの大盛況。
もちろん、完売。
おまけの笑い話まであって、モデルルームに来たお客さんの一人が、
「アレ、当初の4割引? 前の売主の時は半額以下まで値引くっていわれたけど?」
といったとか、いわないとか(笑)。
一方、高い値段で買って住んでいた人が怒り狂って
親会社にねじ込んだので、さらに話がややこしくなって・・・
この話題は雑誌等で取り上げられているので
ご存知の方も多いと思います。
つまりは、売れないマンションも、
需要者が買えるところまで価格を下げれば売れます。
逆に言えば、売れないマンションは、
場所やモノの価値に対して価格が高すぎる、ということ。
それをごまかすために、タレントを使って広告したり、
「このエリアには将来性があります」といってみたり・・・
東京の湾岸エリアのタワーマンションが、
軒並み売れていないのは、単純に「高いから」です。
しかも、売主には財閥系と業界KYの企業が名を連ねているので、
需要に見合った価格までの値引き販売にも踏み込んでいません。
だから、いつまでたっても売れ残りの山。
時々、広告用の街宣車まで走らせていました。
私のところにも、このエリアのマンションを
検討している方からの相談がかなりの数、
寄せられています。
はっきりいって、このエリアでマンションを買うメリットは、
「銀座、丸の内、大手町、品川方面への絶対距離が近い」
という以外にはありません。
「湾岸」というとりとめもないイメージと、
「将来性」という絵に描いた餅を、
それこそ手を変え品を変えて広告で訴求しています。
タレントを使った広告が一番多かったのもこのエリア。
買ってはいけない、とは言いません。
今の価格が高すぎる。それだけです。
今、売れ残っているこのエリアのマンションから、
そろそろ中古も出始めています。
みなさん、冷静に観察してください。
中古も新築に合わせて高めに出されていますが、
実際の成約額がいくらなのか・・・
こういうことは、永遠に続くとは思えません。
いつか、どこかから、実際の需要に見合った
価格へと是正の動きが出てくるでしょう。
分かりやすくいえば「値崩れ」です。
それまで、軽々に動くことは控えたほうがよさそうです。
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2009/4/18 12:48 Comments (9)

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