学校を脅していじめを抑制する方法

このクソ暑い日が続くというのに、新聞を読むとあっちこっちで
いじめを苦にした中高生の自殺が頻発しているようです。
子を育てている親のひとりとして、何とも胸の痛むことです。
いじめというのは、人間が社会を形成している限りなくなりません。
小学校だけではなく、あらゆる人間社会に存在します。
どんな優れたシステムを導入しても、
人間が人間である限り起こり得るでしょう。

人間とは弱いものです。
常に他人と自分を見比べて、不要な優越感や劣等感をいだきます。
他人に対して不必要な憎悪や蔑みの心を持ちます。
他人の善意ではなく、悪意ばかりを想像する人も多いもの。
人間社会がそういった劣情を克服した人格者ばかりになると
いじめなどという問題はなくなるはずです。
でも、そんな人格者は千人に一人もいやしません。
私自身は当然凡百のひとりですし、自分の人生の中でも
おそらく一人か二人いたかどうか・・・というところ。

つまり、いじめというのは起こらない方がおかしいのです。
おおよそ公立の小中学校において、何らかのいじめが
発生していないところなど、ほとんどないことを前提にすべきです。
「我が校にはいじめはありません」
などという校長がいれば、そいつは
「わが家の台所にはゴキブリなど一匹をいません」
とほざいているのと同じです。
まあ、そういう破廉恥な言動を臆面もなく言ってのけられるのが
公立小中学校の校長がもつ職業特性ではないかと思います。

自分の子どもを公立の小中学校に通わせている親ならば、
おおよそ学校側の職業的な誠意などというものに
これっぽっちも期待すべきではありません。
連中は、自分たちの立場を守るためなら平気で嘘をつきます。
担任として預かる子どもの精神的な安定よりも、
自分の公務員としての身分の保全を優先します。
この傾向は日教組の教師により強い傾向があるように思えますが、
たとえそうでなくても、十分に注意した方がいいでしょう。

こと公立学校の教師に対しては、親として性悪説で臨むのが正解です。
かといって、ハナから喧嘩腰で挑みかかるのもよくないですね。
というか、連中を相手に怒鳴りつけたりする必要はまったくありません。

実は、公立校の教師というものは、長年日教組がバカな闘争をしたせいで
官僚組織のどこからも保護を受けられない仕組みになっています。
つまり、学校で起こったことはすべて担当教師と
その管理者(校長など)に責任を押し付けるシステムが
ほぼ全国的に確立されています。
いじめが原因で怪我や自殺が発生した場合、その学校はほぼ孤立無援で
保護者やマスコミからの攻撃に対応しなければなりません。
上部組織は味方というよりも、むしろ敵です。
だから、彼らは本能的に「何も起こらない」ように、
あるいは「起こっていない」ように装おうとするのです。

そんな無責任極まりない連中を相手に、親はどうすればよいのか?
答はいつもの通り実にカンタン。
彼らの「事なかれ」本能を逆手にとって脅し上げるのです。
一番簡単なやり方をお教えしましょう。これは誰でもできます。

まず、自分の子どもが学校でいじめなど何らかの理不尽な境遇に
晒されていると気づいた時は、何よりも取り乱さないこと。
最初にやるべきことは「何が起こっているのか」を
可能な限り正確に知ることです。
そのためには、自分の子どもから聞き取るのが一番です。
これは、普段から親子間に自然なコミュニケーションがないと
中々難しいかもしれません。
しかし、こちらが一生懸命になれば、きっと子どもは心を開きます。
そして、子どもがあなたの眼を見て言ったことは100%信じましょう。
おおよその事態を把握したら、自分で解決策を用意します。
「相手の子を登校停止にする」
「担任の教師を変える」
「クラス替えをする」
といった学校への要求内容を決めたら、
電話や手紙で校長にコンタクトを取りましょう。
そして中一日くらいの時間を空けて面会日を決めます。
当日もちろん、ボイスレコーダー持参です。
校長室に入ったら、そこに誰がいても最初の5分は黙っていましょう。
「・・・さん、いかがでしょう?」
と聞かれたら、それまでの話題の如何に関わらず以下の様に答えます。
「私は本日、・・・(子どもの名)が・・・たちにいじめられているので、この問題を解決していただきたく、ここに参りました。私としては・・・君は学校に来てほしくありません。登校停止にしてください。それ以外に解決法はありませんので、・・君の登校停止を要求します」
そう言ったら、誰が何を言おうと5分から10分は黙ってください。
そのうち、司会役の教頭か学年主任がしびれを切らします
「・・・さん、いかがでしょうか?」
そこで、一拍おきます。
「で、・・・君はいつから登校停止にしていただけるのですか?」
そのあと、また5分間沈黙。
誰が何を言っても一言も口を開いてはいけません。
それで、また「・・・さん、いかがでしょう?」ときたら、
「私は、自分の子どもが理不尽なイジメから解放されるために・・・君の登校停止しかないと思ってここにまいりました。そして、ハッキリそう申し上げました。もし、・・君が登校停止にならずに、今後何かの問題が起こった場合は、すべて学校当局の責任です。今日、私がここで申し上げたことは、当方から関係監督庁の主要な担当部署すべきに何らかのカタチで知らせておきますので、ご承知おきください」
そこまでいったら、一同をねめつけてください。
そして、静かに立ち上がります。
「それでは、私ははっきり要求を申し上げましたので、これで失礼します」
そのまま、お部屋を出てまっすぐ家に帰りましょう。
引きとめられても、決して部屋に戻ってはなりません。

以上でOKです。
もちろん、このやり方では相手を「登校停止」にすることも
学期の途中で「クラス替え」や「担任の交代」を実現することはできません。
しかし、「あなたが要求した」という事実はのこります。
教育委員会や都道府県の教育課、文科省の担当部局に
事実を書き記した手紙やメールを書留などで送っておくとさらに確実。
でも、ボイスレコーダーだけでも十分です。
だいたい、学校側はあなたがそれを「送るかもしれない」と思い続けます。
そして、これ以上に状態が悪化すると、
あなたからさらに厳しく追及される恐れがあり、
怪我や自殺につながるとほぼ完全に職務怠慢の誹りを逃れられません。
連中は必死になって(ちんけな自分の公務員人生を賭けて)、
「事なかれ」に邁進するはずです。
つまりは、学校側から最悪事件防止への最大の配慮がなされるのです。
これでたいていの問題は「深刻化を抑制」(解決ではない)できます。
親として可能なことは、ここまで。
あとは子どもたちが自分で解決するしかありません。

こういったやり方を「やりすぎ」だと思われる方は多いかもしれません。
しかし、未だに日教組が何十%も交じっている集団を相手に戦う場合は、
性悪説の上にも性悪説を塗り重ね「教師を見たら日教組と思え」くらいの
警戒心で臨まないと、いいようにごまかされて何も解決しません。

一番いいのは、公立校には通わせないこと。
これは、私自身が高校まで公立であった体験と
自分の子どもを公立小学校、中学校に通わせた親としての経験から
申し上げていることです。
しかし、こればかりは様々な制約があり、
すべての方にとって可能な予防策ではありません。
だから、必要であればモンスターペアレント風の要求を
公立校に対して敢然と行うことに躊躇してはいけません
自分の子どもを守るのに、世間体や地域社会との軋轢などどうでもいいこと。
本当に子どもを守れるのは、親と本人しかいませんから。


2012/7/30 15:45 Comments (0)

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