住友、三井、三菱が、自民党に続くのは・・・

いやー・・・・・
31日の朝刊を読んで、愕然としました。
民主党の比例代表で当選した方々の経歴!
これ、ほとんどシロート集団ではありませんか。
杉村タイゾー君バリの方々が、何十人も代議士先生になって国会に登院するのですぜ!
中には80に近くてとても使い物にならん、というご老体から
20代や30そこそこで、社会経験ほぼゼロみたいなセンセイまで・・・
民主党の308議席というのは、中身がスカスカではないですか!
なんという人材の薄さ・・・・
この国の前途に暗然とした不安を抱いたのは
私だけでしょうか・・・・・
彼らが今後、どんな騒動を撒き散らすのか????
「風」というのは、真に恐ろしいものですね。
ロートルばかりの自民党がいいとはいいませんが、
そこらのアンちゃんや、オネーちゃん、わけのわからん政治オヤジが
代議士の冠をかぶることの異常さに戦慄します。
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さて、今日の話題、もちろんマンションですw。
目下のところ、私の大きな関心は、東京の都心・湾岸エリアで
販売されている以下16のタワーマンションが、
今後どのように販売(処分)されるのかということです。
大崎ウエストシティタワーズ
ワールド シティ タワーズ
晴海テラス
ザ・晴海レジデンス
シティタワー有明
シティタワーズ豊洲 ザ・ツイン
クレストプライムタワー芝
パークコート赤坂 ザ タワー
パークコート麻布十番ザタワー
BEACON Tower Residence
クレストタワー品川シーサイド
パークコート虎ノ門愛宕タワー
Brilliaマーレ有明
シティタワー麻布十番
THE TOYOSU TOWER
パークタワー グランスカイ

この中には、ひとつ前のブログ記事で取り上げた
「これは悪質」なG社のものが2物件あり、
ADRの行く末が危ぶまれているC社のものも2つ。
頑強に値引きを拒んでいるように装いながら
実はじわじわと出し値を下げたり、
竣工1年たった物件は渋々値引きを始める
S社のマンションはなんと4物件も入っています。
なぜ、これらのタワーマンションに注目しているのか?
それは、財閥のブランドとパワーが、
市場原理の前にどこまで抵抗できるのか、見たいのです。
あと、財閥に伍そうと背伸びをしたマンションデベの帰趨を確認したいのです。
自民党は、昨日の選挙で大敗しました。
官僚とタッグを組んで、長年利権を蝕んできたツケを
一気に払わされたようなものです。
デタラメなことをしていれば、いずれは鉄槌が下るという
まっとうな人間社会のルールが見事に適用されたともいえます。
一方、私から見ればかなりデタラメなことをやっている
財別系の各デベは、その象徴ともいえるこれらのタワーマンションで
大敗北を喫して社運を傾けるほどの痛い目にあうのでしょうか?
残念ながら、それはなさそうです。
なぜなら、財閥系デベの本業はマンションの開発分業ではなく
一等地のオフィスビルの賃貸業であり、
そこで多大な利益が上がるので、千億や二千億円損しても、
屋台骨は揺るがないからです。
この16のタワーマンションを、分譲事業として評価すると、
ほぼすべてが「明らかに」失敗と断定できるでしょう。
コレは榊の独断と偏見なので誤解なきよう。
企業として、帳簿上、最終的に「アカ」にならない
事業もいくつかあると思います。
特に財閥系は様々な会計技術を用いて赤字にしないかもしれません。
でも、榊が決める成功と失敗の分岐点は、
事業として赤字か黒字か、ということよりも、
そのマンションをその企業の言い値で買った方が
5年10年20年という視点で見て、
果たして資産的な利益を得るのか、損をしない程度で済むのか?
あるいは、資産価値の大きな低下で不利益を蒙るのか。
そういうところで判断していきたいと考えます。
「住友さんのいうとおり、あの時に買っておいてよかった」
「シティタワーズ豊洲 ザ・ツイン 」を去年契約した方が、
9年後にそう思っていただけるであれば、それはいいことです。
しかし、もし、購入者がその正反対の思いを抱くのであれば
その事業は決して成功したとはいえませんね。
1000人近い購入者とその家族に恨まれます
そういう場合は、むしろ購入者に不幸を撒き散らした、
反社会的なプロジェクトと位置づけられてよいのではないでしょうか?
経済は変動します。
財閥系といえども、10年先の経済社会は読めないでしょう。
そこまで見通して事業をしろとはいいません。
でも、事業を行う時点時点で、
本当に消費者の利益に目を配っていたかどうか?
それは、10年後に冷静な目で見ればおのずと見えてくるはずです。
それに、事業(販売)の途中で、
購入者を不幸にしそうな未来が予測できれば
勇気を持って舵を切るべきでしょう。
自民党と一蓮托生であった官僚組織の最大の欠点は
「自浄能力」がない、ということです。後戻りできないのです。
悪いと分かっていることでも、それが慣習となっていれば続ける。
先輩が行った「失敗」事業でも、
それを「失敗」にしてしまうとことが荒立つから
何とかウヤムヤに収めてしまう・・・・
財閥系の不動産会社も、何だか似たところがありますね。
失敗したら、それは失敗だと認めて、さっさと方向転換すべきです。
その方が、傷は浅くて済むはずです。
何よりも、失敗した人は、潔く責任を取りましょう。
今の時代、ハラを切れなどとは言わないでしょう。
一から出直すつもりで役職を返上して、窓際に席を移しなさい。
落選議員が捲土重来するように、再起を図ればよいのです。
でも、財閥系企業は失敗を認めない・・・組織も、個人も・・・・
まるで、これまでの自民党や役所のようですね。
明らかに無駄と分かっていて、百害あって一理なしのダムを
「予算が決まったから」という理由で建設を続けるように、
「事業計画が役員会で承認されているから」という理由で
市場よりも高いマンションを、定価で売り続けるのは
単純に「不幸」を約束された購入者を増やすだけです。
「買う人がいるからいいだろう」というのは
「だまされる奴が悪い」と嘯く詐欺師の開き直りと変わりません。
財閥の看板に騙されて、割高なタワーを買う人も浅はかですが
分かっていて売りつける側も、その犯罪性は
「未必の故意」で有罪はないでしょうか?
財閥系のマンションデベ各社も、
いずれ自民党のように落日を迎えることになりそうですね。
それが何年後、何十年後になるかは分かりません。
でも、今の体質ならば、必ず来るでしょう。そういう日が。
都心・湾岸のタワーマンション16物件。
榊は今後も重大なる関心をもって観察したいと思います。
追記
9年ほど前、本業のヒマを見つけて書いた小説が
とある雑誌の新人賞の最終選考に残ったのですが、
今一歩(4作中2作入賞)で及びませんでした。
今回、半ばお遊びで、その作品を情報教材にしました。
本当は690円で売ろうと思ったのですが、
最低価格の制限があって、仕方なく1500円にしました。
時代劇が好きな方なら、面白く読めると思います。
おヒマな方は、ぜひお楽しみください。
      


2009/9/1 0:21 Comments (0)

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