アメリカ民主党は、伝統的に親中反日

麗らかな春の晴れ日。
いつもならランチにひと缶あけるビール飲料を2缶やっちゃいました。
そのあと、コーヒーを飲みながら送られてきた掲載誌をパラパラ。
普段は週刊誌なんて読みませんからね。
でも、この歳になると露出度の高い女性たちの写真には違和感。
まあ、記事はそこそこ面白かったですね。
もちろん、私のコメントが出ているところが一番でしたが(笑)。

このFLASH最新号で取り上げているのは
「タワーマンション」がいかに健康に悪い住処か、ということ。
大手財閥系を広告スポンサーにもつ主要メディアでは不可能な内容。
ご興味のある方はぜひお読みください。

flash_20140428

この雑誌、主要購読層の年齢は50代なんですって。
「スパ!」という週刊誌も読み手の中心は40代から50代。
紙の雑誌の購読者はどんどん「高齢化」していますね。
私はその渦の中に巻きまれています(笑)。

さて、こんな麗らかな日に無粋なマンションの
話をするのも何ですから、今日も脱線していこうと思います。
今日はTPPについて。

この前、オバマ君がやって来たときに、
彼は安倍君にTPPの話ばかりしていたそうです。
よほどTPPをまとめたいのですね。
でも、まとまった話を議会が飲むかどうかは別問題。
つまり、政府間で妥結してもアメリカの議会が拒否ればお終い。
それでもオバマ君はTPPをまとめたいのですね。
なぜでしょう?

これは想像するしかないのですが、今のところ
オバマ君は大統領として何の実績もありません。
イラクとアフガニスタンから米軍を撤退させたことくらい。
しかし、それは必ずしも良い結果を招いていません。
あとはビンラーディンをぶっ殺したことでしょうか。
なんとも悲しい実績です。そして、今やレイムダック。

巷の噂によれば、ミッシェル夫人とも離婚寸前だそうですね。
現役の大統領が在任中に離婚するなんて、聞いたことがありません。
まあ、そんなことにはならないでしょうが、
あの浮気者のクリント君も在任中に離婚の危機がありました。
でもクリントン夫人は耐えましたね。それが彼女の人気の源泉の一つ。

話しをTPPに戻します。
揉めているのはアメリカからの豚肉と牛肉、米の輸入関税。
そして自動車の輸入基準。日本は厳しすぎるって。
ハッキリいって全部譲歩してもいいのでは、と私は思います。
少なくとも、東京に住む私のような一般消費者には
メリットはあるけど何のデメリットもありません。

豚肉や牛肉が安くなるのは歓迎すべきこと。
かといって、時々は国産の美味しいお肉を食べる習慣が
ゼロになるとは言えません。多分今と同じ比率で食べるでしょう。
安くったって、アメリカの米なんか買いませんよ。
20年ほど前の米不足の時、外来米を食わされて
「こんなもん不味くて食えるか!」と思ったことを
今でも鮮明に記憶しています。
今くらいの価格で日本のお米が買えるのなら、断然そっちです。

それに、アメリカの車なんか買いたい人が買えばいいじゃないですか。
あらかたの日本人は日本車の方が安くて壊れにくいことを知っています。
有り余るほどのお金がある人はドイツ車を買っています。
変わった好きもので、お金がある人がアメリカ車を買う。
それで結構。トヨタや日産やホンダに、何の害もありません。
そんなもの、ぜーんぶアメリカの言い分を聞いてあげましょう。

自民党は、いまだに農協という票田を大事にしています。
しかし、農協関係の表なんて全体の1割もないでしょう。
はっきりいって、創価学会票よりも少ないと思います。
そんなものを守るために多大のエネルギーを使う必要なし。
都市住民の大半にとって、お肉が安くなる方が歓迎。
「自民党よくやった」で、次の選挙にも勝てますよ。

ま、しかし・・・前述の通り政府間交渉がまとまっても
アメリカの議会は難物です。だいたい、今年は中間選挙。
政治家が合理性よりも票を優先するのはアメリカも日本と同じ。
選挙民相手に耳触りのいいことを言いたいがために、
アメリカの政治屋どももTPPに反対するでしょうね。

オバマ君はすしを食べながらもずっとTPPの話をしていたそうです。
何とも愛想のない男ですね。ジョークも言わないみたいだし。
6年前に初めて大統領選挙に勝った時、かれは理想主義者に見えました。
アメリカにいる多くのリベラル(サヨク)どもが熱狂しました。

日本人の多くは、アメリカ政治の内部事情に通じていません。
私も、アメリカには一度も暮らしたことがないし、
英語もロクすっぽ読めませんが、長年ウォッチしてきた経験から
ある程度のことは分かるようになりました。

まず、オバマの属する民主党というのは、分かりやすく言えば
日本の民主党にやや近いものがあります。
どこかサヨク的、理想主義的、エエカッコシイでひ弱。
まあ、日本の民主党に比べれば千倍くらいマトモではありますが、
その政治的な体質というのはかなり似ています。

マスコミも、7割は民主党びいきといっていいでしょう。
ニューヨークタイムズやワシントンポストなどの主要紙は全部民主党好き。
テレビの3大ネットワークもほぼ民主党寄りといっていいはず。
日本で言えば朝日新聞やテレビ朝日、NHKが反日的なのとよく似ています。

それでも、共和党候補が大統領になることはよくあります。
日本の自民党には読売と産経、フジテレビという味方がいますが、
その他ほとんどの主要新聞はほぼ朝日や毎日と論調が同じ。
これは地方紙に至っても同じ。中日(東京)なんてひどく偏向しています。
それでも、自民党は長く政権を維持しています。
アメリカで共和党候補が大統領になるのも似たような構造。
国民は大方においては賢明な選択をするものです。
そうでないと民主主義というシステムが崩壊しますから。

そして、自民党は伝統的に共和党と相性がいいみたいですね。
古くは中曽根とレーガン、小泉と息子ブッシュの関係は良好でした。
この二人の大統領はもちろん共和党。それも、やや右派。
クリントンは日本にちょっと意地悪。オバマは冷淡。
このふたりとも民主党の大統領です。それもリベラル系。
さらに古くは、日本を戦争に追い込んだローズヴェルトも民主党。
原爆投下を命じたトルーマンも民主党。民主党は基本、日本嫌い。

さらに、アメリカの民主党は伝統的に支那びいきです。
日本と支那を比べると、日本は悪者で支那が被害者・・・
というイメージをずっと抱き続けているフシがあります。
これは、長年の支那の対米プロパガンダのもたらした成果。
昔々の蒋介石の時代からやって来たことです。

そんな民主党のオバマ君ではありますが、
日本としてあと2年半は付き合わねばなりません。
まあ、彼が唯一の実績にしたいTPPでは、
適当に譲ってやってもいいと思いますよ。
もちろん、見返りは十分にいただきながら。

さて、レポートの更新情報です。
忙しい如月さんが「文京区」を更新してくれました。
彼のレポートは「立地評価」が主体です。
どのエリアなら坪単価いくらが相場なのか、
そういったマーケティング的視点を中心に書かれています。

エリア別立地評価集
「文京区」
価格 5,790

■シティハウス文京小日向,■ディアナコート小石川竹早,■グローリオ小石川,■ブランズ六義園アヴェニュー,■インペリアルガーデン,■ディアナコート本郷弓町,■ザ・パークハウス湯島龍岡町,■ブランズ本郷真砂,■ザ・サンメゾン文京本郷エルド,■ガーラ・レジデンス本郷三丁目,■イニシア文京根津,■オープンレジデンシア文京千駄木,■リビオ文京本駒込レジデンス,■ルフォン文京本駒込,以上の14物件を収録

5月13日(火)バリ島不動産投資セミナー開催
お申込みは、こちらから

 

ブログよりも過激な発言をお求めの場合は
私のツイッターをご覧ください。
twitter.com/SAKAKIATS

夕刊フジの公式サイト zakzak
に榊淳司の連載コーナーが設置されています。


2014/5/2 15:54 Comments (2)

2 Comments

まろたんさん、こんばんは。

あら、まろ様は金融系でしたか・・・
まあ、そんなことはあまり関係ありませんが。
私、20代のサラリーマンの頃、同じく1時過ぎに会社近くのすし屋で
ビールとランチにぎりを食べるのを喜びとしておりました。
ある日、機嫌よく本を読みながらその楽しみを享受していると、
カウンターの3つくらい向こうの紳士が立ち上がってチラと私を見、
そのままレジで勘定をして出ていきました。
「アレ・・・もしかしてウチの専務じゃん!」
ちょっとビックリしましたが、こちとらいつクビになるかもしれない契約社員。
しかもコピーライターという専門職ですから平気の平左。
正社員に取り立ててもらおうとも思っていないし、
胡麻をするモチベーションもゼロ。
でも20代のクズ社員が自分と同じすし屋で
ビール付昼食をとっているのを見るのは、愉快ではなかったでしょうね。
苦虫を噛み潰したような顔をしていたのを思い出します。

我が主治医先生によると、私はアル中だそうです(笑)。
ではまた。ごきげんよろしからんことを。

榊淳司

2014/05/03 22:23 | by Sakaki Atsushi

榊さま。

ランチのビールですか。
冷えたビールの喉ごし。
う~うまい。
ですよね。

わがニッポンが、
世界に誇るべきものの、ひとつですね。

現役時代のことですが、
ランチは、1時過ぎにオフィスを脱出し、
ひとり、行きつけの寿司屋でとっていました。

1時を過ぎると人が疎らで、ビールを所望し、
ゆっくりとグラスを傾けたものです。
毎日のことでしたが、誠に満ちたりた、
豊饒のひとときでありました。

ある日、取引先のバンカメの法人金融のN氏と、
この寿司屋でお昼を、とったことがありました。
私は、いつものようにビールを所望し、
迷うことなくN氏に勧めました。

彼はグラスを傾けながら、言ったのです。
「昼間からビールでは、世の中ナメているみたいで」
私は笑いながら、言ったものです。
「ナメてるんじゃなくて、おちょくってるんですよ」
彼も笑ってくれましたわ。

当時、三井など邦銀とも付き合いがありましたが、
外銀と邦銀とでは、同じバンカーでも、
エライ違いましたわ。

私、アル中ではありませんよ。
念のため。
ごきげんよう。

2014/05/02 23:47 | by まろたん

RSS feed for comments on this post.


Leave a comment

※こちらへ書き込みいただいたコメントは、承認後全て表示されます。
マンション購入に関する個別相談等こちらへ表示させたくない場合は、
専用フォームからお願いいたします。